Above us, only Majors?
ベルギーには以前旅行で行ったことがあるのですが、料理はおいしいですし、美術館にはルーベンス等の大作がごろごろ転がっているし、趣のある建築物もここかしこにあるし、とてもすてきなところです。
さて、イギリスBBCのWebサイトに一つのニュースが飛び込んできました。「Consumers sue over anti-copy CDs 」という記事がそれです。ベルギーの消費者団体である「Test-Achats」がEMI、ユニバーサル、ソニー及びBMGに対し、コピープロテクトCDの販売を中止するとともに、ファンたちに補償金を支払うように求める訴訟を提起したとのことです。
BBCの記事によると、「Test-Achats」側は、一部のCDプレーヤーでディスクを再生できなかったという怒りのクレームが200通も届いたということを問題としているのに対し、国際蓄音機産業連合(IFPI)は、ヨーロッパ法では技術的な手段によって作品を守る権利がレコード会社にあることは明らかだとコメントしており、議論がかみ合っていないようです。もっとも、「Test-Achats」のプレスリリース を見る限り、レコード会社が施した技術的手段は、著作権に関連する1994年6月30日の法律の22条1項及び5項により明白に認められた、オリジナルのCDに関して適法に入手し料金を支払った消費者が私的複製を行うことができる権利を阻害するものであり、違法であると述べているようですが(「Test-Achats」は中見出しで、「Les "majors" ne sont pas au-dessus des lois」、すなわち、「『メジャー』は法律の上にいるわけではない」と言っていますね。)。
再びBBCの記事に戻ると、「Test-Achats」のスポークスマンは、他の消費者団体も自分たちの後に続いてくれると期待しているとのことです。
日本の消費者団体は、どう動くのでしょうか?
Posted by 小倉秀夫 at 12:21 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle | Permalink
L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.
Commentaires