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02/25/2004

自民党に物申す

今日、自民党のwebサイトにアクセスして、次のような投稿をしました。


商業用レコードの日本国内への輸入を禁止する権利をレコード製作者に付与する著作権改正法案を自民党の部会が承認したとの報道がなされています。

英米のメジャーレーベルからライセンスを受けて日本のレコード会社が生産し販売するディスクの大部分が、同じ先進国であるアメリカやイギリスの市場価格よりも遥かに高い「定価」が付けられており、しかも、規格に従ったCDプレイヤーによる再生すら保証されていない(レコード会社もオーディオメーカーも再生を保証してくれません)コピーコントロールディスク(CCCD)規格が用いられているため、多くの洋楽愛好家は、英米で正規に流通している音楽CDの並行輸入品をHMV等の大手量販店で購入するか、Amazon.com等のネット通販で取り寄せるかすることにより、何とか、安心して再生できる新譜を入手しているというのが実情です。

しかし、レコード製作者に音楽CDの輸入禁止権が与えられてしまうと、我々洋楽愛好家の一縷の望みすら絶たれてしまう虞が大いにあります。文化庁や日本レコード協会は、レコード輸入権が創設されても英米のメジャーレーベルが洋楽CDの並行輸入を禁止するためにこれを行使することは考えられないと説明しているようですが、国際的市場分割に活用できる法制度を日本が創設してくれたというのに、英米のメジャーレーベルがこれを活用しないと考えるのは余りに楽観的です(私が彼らの顧問弁護士ならば、当然これを活用して、日本の消費者には高い価格を押しつけ、利潤を極大化するように進言することでしょう。世界的映画産業が、DVDについて、「リージョンコード」を用いて国際的市場分割を行っているのと同じように、世界的音楽産業が、輸入権を行使して、国際的市場分割を図ろうとすることは考えられない、となぜ考えられるのか、私には不思議でなりません。)。

 もし、自民党が、文化庁の著作権法改正案を了承し、法案として成立させるつもりであるのならば、せめて、それが洋楽CDの並行輸入を英米のメジャーレーベルが禁止するのに用いることができないような文言に改めるべきです。

 それもしたくないというのであれば、せめて、今回の著作権法改正の目的は、「邦楽CDの日本国内環流の防止」ではなく、邦楽・洋楽を問わず、海外で流通している商業用レコードの日本国内流入防止であるという正しい説明を国民に対し行うべきです。

 政権政党としてもっとも許されないことは、特定の業界と癒着して、当該業界のために、国民を騙して、他の国民の犠牲の下に特定の業界の利益を保護する新たな規制を作り上げてしまうことです。

 私は、自民党本部の裏で執務する者として、自民党がそのような愚を犯さないことを願ってやみません。

Posted by 小倉秀夫 at 10:03 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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Voici les sites qui parlent de: 自民党に物申す:

» 山羊への供物 第1幕第5場 de ミゲルの蒼い書物
自民党に物申す 剥き出されたる本性 癒着以外の何ものでもないですね。外圧の可能性もありますが・・・やはり今の日本のメジャーに消費者と言う考え方は無いので... Lire la suite

Notifié: 26 févr. 2004, 19:05:31

» レコード輸入権なんて、興味も持ちたくないのに de awake in a muddle
 以前書いたように、レコード逆輸入規制問題については、個人的に利害関係ないと思ってたし、この分野の専門家でもない法律家として、この種の問題に過度の関心を持つのは... Lire la suite

Notifié: 27 févr. 2004, 02:14:53

Commentaires

内閣総理大臣 小泉純一郎殿
本当に自民党のことを思われるのであればよい機会ですからこの際是非解散をして下さい。
結果、自民党が勝てば小泉政権の継続が成り立ちますし、万が一?負けても自民党の悪い、本当に悪い膿を出し切ることが出來るから
これも結果として一時政権を失っても体制を整え、再度政権を奪うことができると思います。
何せ、悪い膿(利権体質)を出し、相手が何がなんだか分からないごちゃ混ぜの極左から極右までの体質の寄せ集め集団ですから直ぐに
ぼろが出ます。岡田党首を中心とした一握りの若手の政治家もいますが(これは小泉氏と同類の改革派)。小泉政権ではなく、これが旧橋本派の政権であれば、郵政民営化法案は提出されなかったし、提案されても以前と何ら変わらない郵政案が形を変えて通過したと思います。その間何も審議はされなかったでしょうし、国民には知らされること無く闇のうち処理されていたことでしょう。
現郵政体制は諸悪の根源です。自民党の郵政族権益、集票Machine、公共投資の無駄の
根源、税金の無駄使い、特定郵便局の世襲制(試験制度がありというが、詭弁に過ぎない)。こんな悪いことばかりなのに、何が優先課題ではなく他にやることがあるとは何事か。反対派はまともな意見を持たないものだから枝葉末節的なことしか言えないのです。先ず、この諸悪の根源を払拭してから他の分野の改革に進むべきである。我々が心配するのは小泉なくして改革が元の木阿弥になるということである。小泉首相の続行によって旧守派を一掃し、改革派主導型の自民党にするには矢張りここは一旦民主党に不本意ながら渡すべきである。出きることなら、小泉首相がもう一期やり、安部幹事長代理が育つまで人材養成をすべきである。勿論若手にも旧守派の背中を見て育った悪い者もいるにはいるが。中二階は全てダメ!派閥妥協政治に戻ってしまう!強いて言えば、姿格好も世界に通用するのは町村外相位かな?
執行部は強権、脅かし政治と批判されていますが、旧田中派が執行部のときはそれこそ
脅かし(選挙区に他の候補を立てる)の政治の連続であったこと、誰もが覚えていることです。一億円を貰っていながら、会ってもいない
と狂言するような派閥に政権執行を任すわけには行きません。

Rédigé par: 中条幹男 | 24 juil. 2005, 12:52:53

22日、総理が自ら訪朝の由。健闘を祈る。無事帰国を待つ。

Rédigé par: 今氏尊保 | 14 mai 2004, 21:04:06

22日、総理が自ら訪朝の由。健闘を祈る。

Rédigé par: 今氏尊保 | 14 mai 2004, 21:01:59

22日、総理が自ら訪朝の由。健闘を祈る。

Rédigé par: 今氏尊保 | 14 mai 2004, 21:01:54

「もし、自民党が、文化庁の著作権法改正案を了承し、法案として成立させるつもりであるのならば、せめて、それが洋楽CDの並行輸入を英米のメジャーレーベルが禁止するのに用いることができないような文言に改めるべきです。」(小倉先生)

全く同感。 でも!。そんなうまい文言(条文)って可能なんでしょうか?
もし、、可能or 可能化できるのならば、それをするのは誰? って気もします。(攻める側は攻め終わった。守る側に
ボールはあったりして、、、)
といいますか、どっちがすべきとかいうんじゃなくて、それができる能力と意欲がある人がやればいい、というか、やる使命があったりしません?  そんな気がしてならなかったりして。 小倉先生の人間業とは思えないような、オシャレな「提言」が見たかったりしますが。。。 なにか?

Rédigé par: harry | 27 févr. 2004, 00:09:54

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