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07/18/2004

セシール

 
 フランスでも、フランスの法律にあわせたオープンソフトウェアライセンス「CeCILL」が公表されましたね。著作権法による表現の自由の制約が広範囲に過ぎる社会では、「みんなで知恵を出し合ってより優れた作品を作り上げる」という方法で文化の発展を目指すのは楽ではありません。GPLによる「ソフトウェアの解放」では不十分なのです。フランス以上に著作権法による表現の自由の制約が広範囲にわたる我が国では、GPLに代わる仕組みの必要性はより大きいのです。
 
 現行法の下では、GPLに代わる新たなオープンソースソフトウェアライセンスを作成し、これを普及させることによってしか、法的にはこの問題を解決する手段はありません。とはいえ、特にLinuxベースでは、既にGPLのもとで公開されているソフトウェアが普及していますから、その場合には日本独自のライセンスを用いるといっても容易ではないですね。
 
 オープンソースソフトウェア運動やクリエイティブコモンズ等のような「情報の共有化による文化の発展」を目指す運動を国が阻害しないためには、結局のところ、著作権法による表現の自由の制約の範囲を他の先進国並みに制限するところからはじめないといけないわけです。次の選挙までは大分ありますから、それまでに、クリエイターの前に立ちはだかる規定の改廃を求めることは、金の力で権利を収集しただけの資本家たちに配慮するあまり、日本だけが文化の進展から取り残されないようにするためにも、非常に重要なことであるといえます。

Posted by 小倉秀夫 at 05:43 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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