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08/20/2004

弔い

HakkaAmeP氏のBLOGでの以下の発言は重要なので、少しコメントしてみましょう。

私はパソ通時代から,この手の問題に慣れていますが,実名掲載の誹謗中傷を掲示板に晒されて結婚式10日前に自殺した知人の弔いでやってます。その意に反する実名掲載は,場合によっては人の命すら奪う危険があるということです。m(_ _)m 合掌 

パソコン通信での掲示板にせよインターネット上での電子掲示板にせよ、「実名掲載の誹謗中傷を掲示板に晒されて結婚式10日前に自殺した」という事件があれば、当時、ネット上ではもちろん、紙媒体でも、当時かなりの報道があったと思うのですが、私は気が付きませんでした。まだ情報収集能力が不足しているようです。

それはともかくとして、この記述は曖昧なので大きく分けて2通りに読めます。

一つは、HakkaAmeP氏の知人が誹謗中傷の被害者である場合ですね。電子掲示板に、HakkaAmeP氏の知人を実名で誹謗中傷する発言が書き込まれ、それを苦にしてHakkaAmeP氏の知人が自殺してしまったという場合です。

この場合、その知人を弔うのであれば、むしろ「他人を批判(誹謗中傷)する際に自らは匿名を維持できるシステムないし文化」をこそ変えていく方向に行くべきでしょう。弔い合戦の相手は、むしろ、ハンドル名を使って自分は安全地帯に身を置いたまま他人を攻撃している人たちであるべきですね。ただこの場合、「(1) 自然かつ合理的な理由無くして実名表記を求めたり,(2) 2chで個人活動の実名を晒したり,(3) 公私混同されてオマエは当然だとするカキコをしたり」ということを「理不尽」とするHakkaAmeP氏の主張とは繋がりません。

もう一つは、HakkaAmeP氏の知人がどこかで他人を誹謗中傷していたところ、それがHakkaAmeP氏の知人の実名入りでどこかの掲示板に転載されてしまったという場合です。これを弔う意味であれば、「(1) 自然かつ合理的な理由無くして実名表記を求めたり,(2) 2chで個人活動の実名を晒したり,(3) 公私混同されてオマエは当然だとするカキコをしたり」ということを「理不尽」とするのは合理的といえます。

ただ、それは一方で「他人を誹謗中傷する個人の匿名性を保障せよ」という主張とも聞こえるので、正直それはどうかなあと思うのです。私は、他人の権利侵害にも利用することができるインフラを守れとは言っていますが、そういうインフラを使って他人の権利侵害を行うやつを守れとは全然思わないですし。

Posted by 小倉秀夫 at 09:03 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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Voici les sites qui parlent de: 弔い:

» 我が愛しき犯罪者たち de けったいなほう
benli: 弔い 一つは、HakkaAmeP氏の知人が誹謗中傷の被害者である場... Lire la suite

Notifié: 20 août 2004, 11:13:00

» ハンドルと実名 de blog de ジロン@WebryBlog
 小倉弁護士とハッカ飴P氏とのやり取りを傍観していました(取敢えず小倉弁護士の blog へトラックバック)。 Lire la suite

Notifié: 21 août 2004, 00:13:11

Commentaires

確かに、普通の自殺ならば、いちいち報道されたりネットで話題となったりしないかもしれないですね。

しかし、ネット上で実名を晒されて誹謗中傷された、あるいは、ネット上で誹謗中傷していたところ実名をさらされたことにより、これを苦にして、結婚式の10日前に自殺したとなれば、それはありふれた自殺ではなく、かなりニュース価値が高いと言えます。

しかも、「誹謗中傷」の被害者又は加害者として実名をネット上で晒されている人物が自殺したとなれば、ネット上で話題とならないというのは不思議ですね。そのような事件があるのであれば、「匿名性を維持したまま情報を発信できるシステムの当否」を語る上で通常言及される事案となるのではないかというふうに思うのですけど。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 23 août 2004, 01:17:14

たかが自殺では、マスコミは一々報道したりしていません。年間何人自殺していると思っているのですか?一方、HakkaAmeP氏の言った内容が真実かどうかを確かめるすべがない、ということもいえます。

Rédigé par: 通行人 | 23 août 2004, 00:43:37

不誠実な人たちですね。そんなん関わるの無駄じゃないのですか。ところで小倉弁護士のおっしゃったソニーのcorrectについて調べてみたところなかなか見つからない。以前ひっそり音楽サービスが潰れたのにもう潰れたのかなと思いましたら、connectでした。以前の書き込み私の記憶が正しければ間違われておられると思います。それでconnectにconnectしたところmoraになるんです。画面がmoraにとばされるんですね。それでまた調べてみたところconnectは日本からのアクセスですとmoraにとばすようになっていて、ソフトはウインドウズのXPの英語版でないとインストールできなくなっています。おまけに相も変わらず、ほとんどすべての音楽サービスはMacでは使えません、さらにさらに、認証キーが一度しか発行されません、(OCNは別)まぁ音楽は洋楽ファンですので、比較的直接的にアーティストにお金が渡せる米国iTMSで買ってますので、ノープロブレムではあるのですが・・・。なによりお元気そうで結構な事です。ちょっと有料なのにライブドアのブログサーバ管理のずさんさや、ライブドアとビクターの共同オーディション企画での止まらない中傷について、ねばり強い交渉を、お電話や掲示板などでがんばってました。まだ匿名性社会は何かと成熟してない気がします。

Rédigé par: 無線☆ちゃん | 22 août 2004, 15:38:10

 ご指摘頂いたページを拝見いたしましたが、HakkaAmeP氏は既に15日の段階で個人的怨恨説を出しているようですが、15日以前の私の発言って、
http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2004/08/post_4.html
ですよ。どういう解釈をしたら、「新潟修習時代の修習指導担当であった大橋充直氏に対する個人的怨恨に基づく発言」に見えるのでしょうか、私には全く不明です。
 その後も、間違っていることを「間違っている」といっているだけで、私自身は、HakkaAmeP氏が検察官であるとか、ましてや大橋充直氏本人であるなどの指摘を行っていないのです。HakkaAmeP氏が大橋検事ご本人ならば、Winnyの話などを壇弁護士とされる際にはその属性を明らかにすべきであったとは思いますし、そもそも有罪率が100%であることを強調して恭順路線をとることを薦めるような話はすべきでなかった(現実空間で同じようなこと──ある冤罪主張事件の弁護団長が市民と対話している場所に、検察官が一般人を装ってやってきて、「日本の刑事裁判は有罪率がほぼ100%だから、罪を全部認めて量刑に焦点を絞った方が得策じゃないの?」云々という話をふっかける等──を行ってもやはり問題だし、それが明らかになったときは、弁護団長が所属の検察庁の検事正に宛てて抗議文を送りつけて、一定の処分と再発防止を要求したって私は不思議だとは思わないです。)と思いますが、それらのことは、別に「個人的恨み」云々とは関係がありません。
 そもそも修習指導担当検事であった大橋充直氏に個人的恨みなどもっていませんし。
 なお、そのページでのHakkaAmeP氏の発言には間違いが多いですね。とても実名を晒されて自殺してしまった知人の弔いを掲げる方の発言とは思えません。
 また、私は、HakkaAmeP氏のblogには何もコメントを付けていませんよ。そんなことをすれば、IPアドレス等でわかってしまうと思いますしね。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 21 août 2004, 08:52:04

更紗です。

ハッカ飴PさんがML上で発言したことは事実なんでしょうか?
http://openmya.devnull.jp/2004.08/msg01362.html">http://openmya.devnull.jp/2004.08/msg01362.html

今、いろいろと見渡してるんですけど矛盾点がいろいろ出て来てるんですよね(^▽^;)。
ハッカ飴Pさんの日記にいろんな方が書き込みしてるんですけど、小倉弁護士様が匿名で書き込みしてると思ってる人もいます。
個人的怨恨がらみと感じてる人もいますので、小倉弁護士様には個人的な恨みではないことを明確にしていただけないでしょうか?

よろしくお願いします。m(._.*)mペコッ 

Rédigé par: 更紗 | 21 août 2004, 03:36:36

まいパパさん、情報提供ありがとうございます。

 まあ、困ったものです。
 見ていないのをよいことにまあ。
(私は、大学5年生の時に司法試験に通っているのですが、司法浪人時代云々って、一体どこからの情報なんでしょう。)。

 しかし、わからないものですね。
 大橋充直検事が、私が新潟で修習していたころの指導担当検事であったという事実は余り広くは知られていない事実ですから、それを知っているという点ではHakkaAmeP氏が大橋検事ではないかとの推測も成り立つのですが、他方、私が何かやらかす程長い司法浪人時代を過ごしていないこともまた大橋検事は知っているはずなので、そういう点ではハッカ飴氏こと大橋検事とHakkaAmeP氏とは違うのかもしれないし。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 21 août 2004, 00:31:55

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