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09/30/2004

排除する論理としての党派性と発言の持つ意味を明示するための党派性

Winnyの開発者を有罪にしたい人たちは、表向きは党派性に関係なく議論しましょうなんていってみても、結局自らの意見に反する人の意見は排除したいようですね。彼らが「党派性」という概念を目の敵にしたのは、それを明示することにより、その発言が「割り引いて」受け取られることを恐れたからなのでしょうね。結局、「割り引いて」見られてしまう立場の人たちが匿名で金子氏有罪論をネットでぶちまけていたということなのでしょう。

まあ、Winnyの話題は、ITの領域にもIPの領域にも属するものなので、複数の媒体で意見を発表できるので私はかまわないのですが。ただ、匿名での情報発信をしやすくしたことが問題とされているWinnyの開発者を有罪にしようという人たちが、固定ハンドルと使い捨てハンドルとを使い分けで自作自演したり、複数の固定ハンドルを使い分けて自作自演したりするなど匿名性を最大限に利用しようとするとかそういうのって、彼らの意識の中ではどう整理がついているのであろうかということには興味がありますね。

Posted by 小倉秀夫 at 03:46 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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Notifié: 30 sept. 2004, 20:06:53

Commentaires

要は、「重要なのは誰が言ったかではなく何を言っているかだ」(河上イチロー,2001)って事なんですが
…日本の、特にパソコン通信から脈々と通じる議論文化ではそうはならない訳で。
 近代日本の企業社会に代表される「所属意識」から脱却できぬままに議論の文化が流入したためでしょうかね…

Rédigé par: Artane. | 3 oct. 2004, 12:44:00

むしろ日本人特有の議論に対する不慣れさ、もしくは「曲がった意識」が根底にあるような気がします。よく「中立的に」とかいう言葉をつかって、さもどっちの側にもつかないことが、一種の優越的な立場、もしくは自身の意見の強めるために、利用されているのではないでしょうか?こういう場合、一般的にいって、立場を明示しない判断や意見は、「どちらにもたっていないため公平な判断であるだろう」との推論を聴衆に与える、もしくは聴衆がそう思う、と考えられやすいからでしょう。また、日本社会では、(結論的な)「公平な判断」を「意見の主張者」に求める、ある種倒錯じみたことがまま見受けられます。こうしたことから、万人が万人に「中立」を求める、立たねばならない、といった変な社会になっているのではないか、と感じています。
結果として、党派性を明示しないほうが言論においては、ある種の有利さをうみ、「叩かれ」にくさにつながります。加えて、匿名は議論における連続性を断ち切るため、党派性の隠蔽に有利です。
web上で議論等するためには、こうした意識の払拭まで至らないと無理だと思っています。

Rédigé par: yukiusagi | 2 oct. 2004, 18:44:25

 実は、2ちゃんねるからBLOGへの流れへの期待の一つは、2ちゃんねるの「名無しさん」文化が生み出した党派性の希釈化のもつネガティブな面の克服という点にあるのではないかというふうに思っているのですが、BLOGの世界でも、コメント欄を介した、固定ハンドルと捨てハンドル等の使い分けによる「世論工作」等の2ちゃんねる文化が進出してきてしまっているようで、非常に残念です。
 まあ、某BLOGのように、コメントをつけるなといいつつ、その相手に対する人格攻撃をコメント欄で複数のハンドル名を使い分けて続けるような論外のところもありますけど。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 2 oct. 2004, 15:14:50

私とかは、どんな意見であっても「割り引いて」見られるのは当然だろうな、と思います。で、党派を明示することは、割引を行うための利便性を提供しているわけですから、党派を明示しない場合よりも、信用されて当然であるとも思います。
ただ一方で、人それぞれ事情がありますし、から党派の明示を強制することも適切ではないでしょう。かくいう私も多少は事情のある方の人間ですから偉そうなことも言えないわけで(^_^;
結局、「党派を明示しない場合の情報は、明示したそれより信用されない」という基本的なところを理解せずに完全匿名万歳とやるのが一番マズイのではないかなぁとも思います。あとはまぁ、なんだかんだといっても、党派を明示する側の情報の方が最終的には信用されるのですから、どかーん、と構えてればいいのではないでしょうか。
党派による割引だとか、情報の信用性とか、何を疑うべきだとか、そういう事って交渉センスとかビジネスセンスのような面が多分にあるので、その重要性って、なかなか伝わりづらいものなのかもしれませんね。

Rédigé par: わくたま | 1 oct. 2004, 21:01:21

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