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11/09/2004

録画ネット

録画ネットの話題は、中央大学法学部での著作権法ゼミのゼミ合宿用の課題にしていたのでこれまで発言を控えていましたが、11月6日・7日の土日で無事にゼミ合宿を終了致しましたので、これからはこの点についても発言をすることができます。

録画ネット事件の仮処分決定で注目されるのは、裁判所は、図利性の要件の有無を吟味することなく、録画ネットの運営会社をテレビ番組の複製主体として認定している点です。利用主体拡張の法理を適用するにあたって図利性の要件は不要であるとする学説は以前よりありましたからそれ自体は不思議ではないのですが、従来の判例、裁判例とは異なる判断を示したのですから、その理由付けくらいは決定文の中で述べるべきなのではないかと思います。

日本の判決文は、法解釈部分の理由付けが一般に極めて薄いので、判決文を読んでその射程範囲を判断することが実際には極めて難しい状態となっています。

Posted by 小倉秀夫 at 11:31 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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