報道機関は特別!!
ドン・キホーテ放火事件絡みで、ドン・キホーテの従業員が、消防署の記者会見に潜り込んで聞いていたことが問題とされていたそうです。
しかし、警察や消防署が未確定の情報等を報道陣にだけブリーフィングするということ自体がおかしいんですよね。
警察等は、一般に知られてはいけない秘密は報道機関にだって話すべきではないし、知られてもまずくはないことは報道機関以外にも知る機会を与えてしかるべきです。報道機関は、国民に情報を伝えることが本来的な仕事なのですから、(取材した情報を取捨選択して報道する権限はあるにせよ)、制度的に報道機関だけが特権的に教えてもらって、国民に黙っているというのはおかしいんですよね(誘拐事件のように報道協定を結ぶ現実的な必要性がある場合は除きますけど。)。
昨日の東京新聞の社説が、「エリートではなく、国民に身近な職業人としての法律家を大量に育てるために法科大学院が生まれた。」という書き出しだったのは、「報道機関以外にエリートは不要だ」という意識の表れかもしれませんね。司法研修所存置論者は、そんなことを問題にしているわけではないのに(廃止論者も、「エリート」云々を問題視していないしねえ。)。
Posted by 小倉秀夫 at 08:48 AM dans D'autre problème de droite | Permalink
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