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05/20/2005

日本のルール? JASRACによる「rule」ではなくて?

「「iTMSも日本のルールで」——JASRAC、ネット配信に期待」という記事によると、iTMSについて、JASRACは、Apple社に対し、「日本のルール」に従うことを求めているようです。

そこでいう「日本のルール」というのは、記事から判断すると、

1.  1曲あたり7.7%もしくは7.7円の使用料を支払うというルール
2.  ユーザーに著しい不便を強いるDRMを採用するというルール

のようです。

 前者についてはクリアできそうな気がしますが、後者は厳しそうですね。Appleとしては、

   iTMS→Mac→iPod

という利用手順ははずせないところですし、日本の消費者だけCD-Rへの焼き付けを禁止するDRMを開発して組み込むというのも大変そうです。それに、日本でだけそんなことをしたら、それこそ世界の笑いものですね。「日本の音楽著作権者って、なんて了見が狭いんだ!!」

 それ以前に、JASRACが、何を根拠に、配信事業者がDRMを課すか否かについて口出しできるのかを理解できていないのですが。

Posted by 小倉秀夫 at 03:50 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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Voici les sites qui parlent de: 日本のルール? JASRACによる「rule」ではなくて?:

» 「iTMSも日本のルールで」をやれば世界の笑いもの de Where is a limit?
 ITmediaライフスタイル経由「iTMSも日本のルールで」――JASRAC、ネット配信に期待という記事が05/18に掲載されましたが、別記事でエントリーします。この中で気になる部分を引用させて戴くと iTMSについては、2年ほど前からアップルがJASRACへ相談に来ていたとのことで、..... Lire la suite

Notifié: 20 mai 2005, 22:18:54

» 結局のところ de GATCH-LOG
ITmedia ライフスタイル:「iTMSも日本のルールで」????JASRAC... Lire la suite

Notifié: 3 juin 2005, 04:36:13

Commentaires

Thanks for your comments. They are useful in my blog (posting soon)

Rédigé par: Peter Payne | 4 août 2005, 14:47:22

著作権を守ると云う目的と、利用料を徴収したり、利用者に制限を課すと云う方法が、どうも混同されている印象しか受けませんね。
JASRACにとっては、著作権保護よりも、自分達にお金が入る事が、目的の様にしか見えませんし。
自分が買ったCDを、MP3化して自分のPCでっ聴く事にまで課金するとか、それが著作権保護に繋がるとは、到底思えません。

Rédigé par: CGF | 22 mai 2005, 17:34:55

JASRAC以外に音楽の著作権を管理する団体がいない(あっても力負けしている)のがいけないのでしょうか。

日本には独占禁止法のような法律はないのでしょうか。

Rédigé par: koneko04 | 22 mai 2005, 02:47:31

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