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10/21/2005

ライセンシーの立場

 いわゆるのまネコ問題に関して、今度は、タイトーが標的にされようとしているようです。

 しかし、著作権者がライセンス料を要求していない以上、ライセンス料相当金を利用者が留保するのは当然であって、「ネコババ」云々と非難される謂われはありません。

 企業間でライセンス契約が締結される場合、ライセンシーはライセンサーに対し、当該キャラクターの利用が第三者の著作権を侵害するものではないことの保証を求めるとともに、第三者からクレームを受けた場合にはライセンサーが紛争の解決に中心的に努めるとともに、その解決に要した費用はライセンサーもちとする旨の条項を契約書に入れていることが多いのですが、そうだとすれば、「モナー」の図柄の著作権者からタイトーがクレームを受けたときに初めてタイトーはAvexに対し紛争の解決を支持するということになるわけで、タイトーがそれまで静観するというのは別に不思議なことでも何でもありません。

 なんたって、この「のまネコ」騒動で騒いでいるのは、「モナー」の図柄を作り上げた人達ではなく、精々この図柄を無償で利用していたにすぎない人々なので、ライセンシーとしてはなかなか動きようがないといえます。
(ライセンス料相当額を「被災者に寄付」してしまうと、後に権利者が現れたときに二重払いさせられることになるので、普通法務は勧めない、というか、基本的にはGoサインを出さないと思います。)

Posted by 小倉秀夫 at 10:45 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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Commentaires

法務が1人だけならそうだと思いますが

リスク管理を考えたら二重払いになっても社会的合意を取る方向に動くと思いますが。

Rédigé par: | 24 oct. 05 20:26:30

> いわゆるのまネコ問題に関して、今度は、タイトーが標的にされようとしているようです。

すでに「祭り」は収束したと思っていたこともあって、この新事実は知りませんでした。
いまさらタイトーに何かしようと考えてる奴がどんな言い分なのか見てみたいので、情報ソースを出していただけると助かります。

Rédigé par: 金田真一 | 21 oct. 05 22:53:56

あなたは「反社会的犯罪」を許せますか?

2chはすぐに予告犯情報を警察に連絡(第2予告はavexのグループ会社の会員回線から)
http://2ch.net/nomatako/

「明らかに不法かつ著しく反社会的であって到底見過ごすことができるものではないので、警察に被害届けを出すことにしました」とavex、「社員、家族に危害を加えようとする行為は明らかに不法かつ反社会的である」と社長は、被害届を出さず
http://blogs.yahoo.co.jp/ms617hero/13973739.html

なぜウソをついてまで出さない?
http://rdnzl.exblog.jp/1338153

自作自演説広まる中、社員が予告の証拠を削除依頼(証拠を残して通報が自然なのに、なぜ証拠隠滅を? 犯人を手助け?)
http://blog.goo.ne.jp/cacalia2002/e/e10923989524bf737effa5859ea5a481

被害届がなければ、犯人を逮捕できません
avexの被害届未提出および証拠隠滅は、反社会的犯罪を容認・助長するものです
社長はご家族を本当に心配しているのでしょうか
なぜ、所属歌手への殺人予告の証拠を、社員が消そうとしたのでしょうか
これからもこの企業の商品を買いますか?
あなたは「avex」を許せますか?

Rédigé par: 不思議 | 21 oct. 05 22:15:33

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