フランスP2P合法化動議騒動の後日談
昨年末、フランスで、P2Pを用いたコンテンツのダウンロードを合法化する修正案を含む著作権法改正法案が国民議会で可決され、大騒ぎになりました。
その後日談が、fenestraeさんのブログに掲載されています。
騒動の発端は、著作権法による規制の強化を図った政府側が策を弄して著作権法改正法案を遠そうとしたところ、与党議員の反乱にあって、却って著作権法による規制を緩和する修正案が通ってしまったという「策士策に溺れる」型だったようで、著作権法による規制の強化を図る人達のやることというのは世の東西を問わないのだなあと感心してしまいました(日本の場合も、レコード輸入権の関係で最初の説明をごまかしてしまったため、レコード輸入権と書籍・雑誌貸与権の創設には成功したものの、その行使は事実上相当限定されてしまったし、それよりなにより著作権法による規制の強化を図る立法を推進することの政治的なリスクを高めてしまったわけで(実際、iPod課金は断念させられたわけですし)、やっぱり策に溺れてしまったのだなあと感じざるを得なかったりします。)。
Posted by 小倉秀夫 at 11:21 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle | Permalink
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