« 著作権法上の「公衆」 | Accueil | 「ムービー」とか「テレビ番組」も日本にいる私には無用の長物 »

08/31/2006

さきがけ事件・続報

 さきがけ事件については、特にSlashdot日本版でさかんに取り上げて頂きました。あの弾さんにも取り上げて頂きました。

 まあ、誤解と思われる点もありましたので、ゲームラボでの連載コラムで、この件を取り上げることにしました(編集長から突き返されない限り)。

 問題の根幹はプログラムの保護を著作権法で行うこととした点にあるのであって、現行法の枠内で問題の解決を図る法律実務家が非難されるのは筋違いだとは思います。

 もっとも、どのような要件を具備したプログラムについて、どのような内容の独占権を付与することが、コンピュータ文化の発展に最もよく繋がるのかということに関して、コンピュータ業界の方々の中でおよそのコンセンサスも得られていない状態では、「プログラマーの常識に合致したプログラム保護立法」を行おうにも行いようがないわけで、そういう意味では、法律実務家の無理解を嘆いたり蔑んだりする前に、プログラマー同士でのコンセンサスづくりが先なのではないかなあという気がしてなりません。

 なお、法学系出身者は、最新の技術を駆使した華やかなソフトの開発はともかく、枯れた技術を駆使した地道な業務用アプリの開発には向いていると思います。そういうアプリは、創作性の有無が微妙なのですが。

Posted by H_Ogura at 06:40 PM dans sur la propriètè intellectualle |

TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13499/11704832

Voici les sites qui parlent de さきがけ事件・続報:

Commentaires

雑誌「近代将棋」の最近の号の柳田明氏の記事で最近の裸玉の発見(?)状況がレポートされています。
 ソフトウェアによって従来の裸玉の改良がなされたりしていますが、このへんのソフトウェアだとほんと「創作性」の認定が難しいだろうなあと思いながら読んでいました。

 裸玉 詰将棋で盤面が玉1枚で開始するものを言う。

Rédigé par: madi | le 09/20/2006 à 16:24

Poster un commentaire