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10/20/2006

休眠著作物にも税金を

 現在、税務上、著作物の価額は「年平均印税収入の額×0.5×評価倍率」として算定されています(財産評価基本通達148)。これだと、著作権者がその著作物をを誰にも活用させず眠らせておいた場合には、税務上、価格0円として扱われることになります。

 ただ、この考え方というのは、著作物の財産的な価値は孫子の代まで経済的な対価を期待できる点にある(それが期待できないのであれば創作のインセンティブが湧いてこない)という考え方とはあまり整合性がとれないように思います。実際に賃料収入等を得ていなくとも不動産の価格が0査定されないのと同様に、著作物についても、実際に印税収入を得ていなくとも、積極的に活用した場合に得られるであろう印税収入等からそのあるべき取引価格を推計して財産評価を税務上すべきなのではないかという気がしなくもありません。まあ、著作物といっても範囲が広いので、商業的な「コンテンツ」に限定した話でもよいのでしょうが。

 で、著作物をパブリックドメインに出したり、CC等により不特定人に向けて無償で許諾を行ったりした場合に限り、税務上0査定とすることにすると。

 そうすることにより、著作物が著作権者のもとで活用されずに囲い込まれるという事態をだいぶ防ぐことができるのではないかと思わなくはありません。

Posted by 小倉秀夫 at 01:47 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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今回のYoutubeのファイル大量削除に関連して著作権 著作権者がそれほど財産価値があると主張するなら 現在活用されていない休眠著作物についても 課税したらどうかという案が/.に出ていました。 印象されていたのはbenliさんのサイト。 著作物をパブリックドメインに出...... Lire la suite

Notifié: 21 oct. 2006 à 17:31:28

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