日本の著作権保護期間は欧米より20年も短いから取り合ってもらえない?
ITmediaによると、
また、漫画家の松本零士さんの話として「欧米では漫画やアニメの海賊版が横行しており、ちゃんと取り締まれば輸出額が増えるが、日本の著作権保護期間は欧米より20年も短いから取り合ってもらえない」といった意見を紹介した。とのことです。
しかし、「日本の著作権保護期間は欧米より20年も短いから」という理由で日本のマンガやアニメの海賊版を取り締まることを欧米の司法当局が拒否しているのだとすれば、それぞれの国の国内法に反しているはずです(欧米で人気が高い漫画やアニメ(キャプテン翼やドラゴンボール等)は、そもそも日本の著作権法でも保護期間を満了していませんので、相互主義云々すら問題となりませんし。)。もし、松本さんの言っていることが本当だとするならば、日本の著作権保護期間を20年延長する前に、当該国で訴訟を提起した方がよいのではないかと思います。
ただ、「欧米では漫画やアニメの海賊版が横行して」いるという事実が仮にあったとしても、その理由が「日本のエンターテインメント企業が、現地の弁護士に適切な報酬を支払って、漫画やアニメの海賊版を取締まるための適切な働きかけを行っていない」ことにあるのだとすると、日本の著作権保護期間を20年延長しても意味がないということになります。
もっとも、この記事を見ていると、そもそもの松本さんの認識がどうなのかなという気がしないではありません。
Posted by 小倉秀夫 at 01:06 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle | Permalink
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Commentaires
絵画、写真、脚本、漫画も著作権を集中管理へ
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070125AT3Y2300525012007.html
Rédigé par: 無七志 | 28 janv. 2007, 00:04:21