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05/27/2007

江差追分事件の射程範囲

 昨日は学部のゼミコンパ、今日は著作権法学会ということで、大忙しの週末でした。

 「翻案」って著作権絡みの予防法務ではカラオケ法理と並ぶ難所の一つだと私は常々思っています。私自身は、翻案というのは翻訳または編曲と並列され、かつ、変形、脚色、映画化を具体例として規定されている(27条)ものであるからして、同種の存在形式間では「翻案」というのは成立しない(翻案は翻訳等と並んで先行著作物とは必然的に異なる「表現」を具体的に用いることになるが先行著作物の著作権者に専有権を与えた方がよい、との考えが広く支持を集めたから特にそのように法定されたのであって、後行作品において先行著作物と異なる表現を用いることが必然ではない同種存在形式間では、「著作権法はアイディアを保護しない」というテーゼを貫いて、先行著作物の創作性のある部分と実質的同一性を有する表現が後行作品に存在しない場合に先行著作物の著作権者に後行作品の利用を禁止する権限を付与する意味を見いだせていません)ように思うのです。

 そういう意味で、江差追分事件最高裁判決の射程範囲についてはお聞きしたかったところです。

 それはともかく、Tokio Hotelの「Ubers Ende Der Welt」は結構格好いい仕上がりになっています。Tokio Hotelはドイツのバンドですが、フランスシングルチャートで初登場6位です。

Posted by 小倉秀夫 at 02:34 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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