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06/26/2007

企業が商品を売り惜しみすれば、闇市が栄える。

 私は、「ネット上に不正にアップロードされたコンテンツをダウンロードすることを違法とする(著作権法上の私的複製の範囲を見直す)」ことには反対です。でも、エイベックスの取締役になった岸博幸さんが仰るような「そんなことをしたら、インターネットユーザーが萎縮してしまう。ネット上は極力自由にすべきであり、余計な法改正はすべきでない」という理由からではありません。

 一つは、創作者が投下資本を回収するために通常行う営利活動と競合する行為を制限するという著作権の本質とは相容れないからです。

 一つは、違法コンテンツのダウンロードを違法とする場合には、権利者が権利行使を行うためには、特定の誰かがどのようなコンテンツを入手したかを調査することが必要となりますが、それは、憲法が保障する思想・良心の自由と大きく衝突することになるからです。アップロード者を規制する場合、その者がどのような作品を保有しているのかは、少なくともアップロードされた者に関していえば、本人が自主的に公開したのですから、著作権者ないし警察がこれを探知することがアップロード者の思想・良心の自由を侵害する程度は低いですが、ダウンロード者は、自分がどのような作品を入手しているのかを自主的に公開する意図がないのが通常ですから、思想・良心の自由を侵害する程度が高いのです。

 もう一つは、海外の情報を海外で(不正に)アップロードしたもののダウンロードが禁止されることにより、情報鎖国が実現してしまうからです。つまり、国内での正規商品の流通を禁止してしまえば、その作品に含まれるメッセージを日本国内の在住者が知る機会は著しく奪われることになるからです。

 岸さんは、「音楽を巡るいまの状況は、モノの世界で例えれば「企業が商品を作って店先に並べてもどんどん盗まれて闇市で格安で売られてしまうため、売り上げが伸びない」ということと同じである。」と仰るのですが、そうではありません。「企業が商品を店先に並べてくれないから、本来は正規商品を買いたい消費者も、闇市で探さなければいけない」というのが音楽を巡る今の状況です。この場合、企業がちゃんと商品を店先に並べることを優先的に推し進めることなく、闇市で商品を購入することを先に規制すると、結局消費者が飢えて死んでしまうだけのことです。

Posted by 小倉秀夫 at 02:57 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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Voici les sites qui parlent de: 企業が商品を売り惜しみすれば、闇市が栄える。:

Commentaires

> Faudelの「Mon Pays」

届きました。
イギリスのことはよく知りませんが、一般に「頼んだものが普通に届く」って、日本だからこそ、という気もしますね。小倉さんが遭遇したケースは、イギリス国内の利用者も遭遇しているトラブルだったりしないでしょうか。

ところで、この CD で opendisc というのを知りました。
ビデオクリップも見られますね。いいビデオです。画質はいまいちですが。

Rédigé par: mohno | 24 juil. 2007 à 00:33:32

「著作権者ないし警察がこれを探知することがアップロード者の思想・良心の自由を侵害する程度は低いですが、」

と先生は述べておられます。ここで「探知する」の主語は「著作権者ないし警察」ですので、「著作権者」が思想・良心の自由を侵害する主体となりうるとのお考えではないかと思いましたので、質問させていただきました。

「通信回線の傍受」とか「パソコンの差し押さえ」というのは私人が行えることではありませんので、刑事手続きのお話だと思いますが、思想・良心の自由を侵害するとの先生のご指摘は、犯罪捜査の過程でそのような問題が生じるおそれがあるとのお話でしょうか。

違法については様々なご見解があるのでしょうが、非常に重大な違法から極めて軽微な違法まで、違法性の程度はさまざまだと思います。個々の違法の程度に応じて対処法は変わっていくべきもので、すべての違法行為に対し、重大な違法と同様な救済手段が必要とされるわけではないと思います。

そこで、先生が「思想・良心の自由を侵害する」とお考えになる手段はどのような手段なのかお教えいただきたと存じます。

恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

Rédigé par: 日本映像ソフト協会 酒井 | 2 juil. 2007 à 11:51:42

絶対的要素でない、というのは、無関係という意味ではないですよ。

ところで、国内では見られないプロモーションビデオの視聴を継続することは、そのような楽曲の販売機会を増やすことになるはずなので、違法コンテンツのダウンロードを違法化すべきではなく、そのためには、ずっと多く流通しているであろう、店頭に並んでいて試聴の機会も多いような楽曲、あるいはプロモーションビデオではない動画コンテンツなどについては、そうしたアップロードが匿名性をいいことに取り締まられにくい場合でも、権利者は黙って我慢すべきである、というご見解でよろしいでしょうか。

Rédigé par: mohno | 1 juil. 2007 à 22:07:55

すると、新しいバージョンのMS-Officeの定価を9万8000円にしても、現在と同様に売れるとだろうということですか?

Rédigé par: 小倉秀夫 | 30 juin 2007 à 14:52:38

太郎(一太郎)は、プロテクトが無くてバックアップが取れる安心感があるだけでなく、当時の他のワープロに比べて十分競争力があったからこそ、ワープロを“購入”する人の有力な選択肢になったのであって、ジャストシステムが普及を促進してくれた(?)不正ユーザーに感謝の念をいだいているかというと疑問ですね。
AutoCAD を見ると、プロテクトの有無や価格が普及の絶対的要素でないことがわかりますね。

Rédigé par: mohno | 30 juin 2007 à 14:27:05

 一太郎は、不正コピーされたことも手伝ってあれほどの普及を果たしたのであって、不正コピーができないような厳格なコピーガードが組み込まれていたらその分正規商品が売れてメーカーほくほくってことになっていたかというと疑問ですし、現在Word等を、プレインストールモデルの購入を含め、正規に購入する人が増えているのは、不正コピーの取り締まりが厳しくなったからではなく、価格がこなれてきたからだろうと思います。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 30 juin 2007 à 12:40:12

先にリンクしたエントリでも検討したことですが「Memory Almost Full」のメーカー希望価格は $18.98 ですね。再販制度がないので大幅に値下げされているわけですが。また、この「同じ CD」を日本で買うときの値段は \1,758 ですね。日本版(\2,500)の値段は、おそらく CD の違いではなく、歌詞カードが入っているとかそういうことではないでしょうか。ところで、物の値段って、原価の積み上げではなくて、需要と供給のバランスで決まったりします。まあ、私も再販制度には反対です。

ワープロソフトで、わざわざ“正規”商品という表現を使っているのは10万近い値段をつけているようなワープロソフトは不正にコピーされて使われても当然とお考えなのでしょうか。太郎(一太郎の前身)以前にも、ずっと安価なワープロソフトがあったのはご存知ですか?

Rédigé par: mohno | 30 juin 2007 à 12:08:31

iTunes Storeで配信されている「Instant Karma: The Amnesty International Campaign to Save Darfur」は米国版だと19.99ドル、日本版だと4000円です。さすがに購買力平価でも1ドル200円にはならないと思いますし、ネット配信なので輸送コストもそんなにかかっていないかと思います。

なお、ポール・マッカートニーの「Memory Almost Full」は通常版がAmazon.comで9.99ドルで購入できるのに対し、日本国内向け版はAmazon.co.jpで2500円の値段がついています。さすがに購買力平価でも1ドル250円にはならないと思いますし、いかに国内プリントとはいえ、CD1枚プリントするコストが日米で1000円も違わないように思います。

ワープロソフトなんかも、1本9万8000円というような価格水準が維持されていたら、正規商品が今のように広く普及する自体にはならなかったのではないかと思いますし。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 30 juin 2007 à 10:47:50

すっかり出遅れていますが(←意味不明)、

> YouTubeにアップロードされたであろうプロモーションビデオ……

これは要するに“プロモーション”ビデオには“販促”効果があります、という話だと思うのですが、世の中に許諾無く出回っている著作物は YouTube で低画質で投稿されたプロモーションビデオばかりではありません。国内では見られないプロモーションビデオの視聴を継続することは、その他の著作物の権利保護よりも優先すべきであるとおっしゃっているのでしょうか。

> 米国向けiTunes Storeで約20ドルでダウンロードできるアルバムがiTunes Store Japanでは
> 4000円でなければダウンロードできないというのは、価格が適正でない可能性が高い

とおっしゃいますが(どの作品のことでしょう?)、

http://blogs.itmedia.co.jp/mohno/2007/05/cd_6fe5.html

を調べたときに気づきましたが、輸入版CDが安いのは日本くらいで、たいていは輸入のための手数料が上乗せされるのか、輸入版の方が高額でした。たとえば、Jeff Beck の "Official Bootleg USA '06 [IMPORT]" は日本では 2,520 円ですが、米国で買おうとすると(輸入版になるので)$34.98(約4,200円)です。さらに、為替レートではなく購買力平価換算($1=約150円)を使って計算すると約5,200円相当になります。現物CDとオンラインでは違うという話はあるでしょうが、この程度の“価格差”を「適正でない」というのは無理がありませんか?

ところで、「YouTube の視聴はダウンロード」ということで、よいのですよね?

http://kiyosakari.blog105.fc2.com/blog-entry-14.html

の解説によれば、ドイツでは違法コンテンツのダウンロードを明示的に禁止しているそうです(YouTube のドイツ語版もないそうですね、なるほど)。

たとえば、ブログで YouTube の違法コンテンツにリンクすることは、視聴もせずには行わないでしょうから、傍受などしなくても判別可能なケースになりそうです。もっとも、それだけでも、すでに幇助というご意見もあるようですが、弁護士でもリンクされる方がいらっしゃいますね。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/27/news029.html

ドイツが、小倉さんの推測されるような思想良心の自由に抵触することが行われているような国であるとは、私には信じがたいので、どのような活動が行われているのかは大変興味深いです。

Rédigé par: mohno | 30 juin 2007 à 02:28:35

特定の個人が違法コンテンツをダウンロードしていないかを調べるために一定期間その個人の通信回線を傍受することや、ある特定の個人が違法コンテンツをダウンロードしていないかを調べるためにその個人が保有するパソコンを差し押さえたりすることはその特定の思想良心の自由に抵触するとは信じがたいという趣旨なのか、あるいは、コンテンツ産業による情報コントロール権を貫徹させることこそ我が国の至上命題であるからその程度のことは思想良心の自由に対する内在的な制約の範囲内だとする趣旨なのか、酒井さんのご質問の趣旨が理解できなかったりします。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 30 juin 2007 à 01:16:18

お教えいただきありがとうございました。

違法複製物のダウンロードは放任行為とすればよく、法が関与する必要はないとのお考えと理解いたしました。誤っていればご指摘いただきたく存じます。

恐縮ですが、著作権者が行う調査が、思想・良心の自由との関係で問題が生じるのはどのようなケースかもお教えいただきたく存じます。

よろしくお願いいたします。

Rédigé par: 日本映像ソフト協会 酒井 | 29 juin 2007 à 18:04:42

 積極的に奨励はしないが、違法な行為だとしてやめるように促す気もないし、私自身、おそらく著作権者及び隣接権者の許諾なくしてYouTubeにアップロードされたであろうプロモーションビデオを見て楽しんでおり、その中で特に気にいた楽曲についてはCDを購入する等の消費行動につなげています。
 で、YouTubeにアップロードされているPVをダウンロードして試聴することが違法化されたら、従前試聴していた分を、とにかく信用買いすることで代替するのかというと、おそらくしないように思います。すると、私に関していえば、違法にアップロードされたものをダウンロードして試聴することが禁止されたら、正規商品を購入する量はかなり減ると思います。
 さらにいうと、自分が気に入った楽曲については、YouTubeでも何でも良いからまず聞いてみて気に入ったら正規商品を買うなりCDをレンタルして私的複製をするなりして欲しいとは思いますが、「私を信用して、いきなり正規商品を購入してくれ」とまでは正直思いません。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 29 juin 2007 à 12:23:33

盗品故買罪の関係では、思想・良心の自由を侵害しない捜査が行われているということでしょうか。思想・良心の自由と違法複製物のダウンロードを違法だとすることとの関係での問題点は、違法だとすることそれ自体ではなく、その捜査方法の問題だという理解でよろしいでしょうか。

また、著作権者が行う調査が、思想・良心の自由との関係で問題が生じるのはどのようなケースでしょうか。

コンテンツの適正価格と違法複製物のダウンロードとの問題は、図書館とか古本屋は無関係ではないでしょうか。なぜこれらの例をお出しになるのか理解できません。どのような関係があるのかお教えいただきたく存じます。

再三質問させていただいていることですが、書籍を複製して無断でアップロードされた場合、これをダウンロードすることが奨励されるべきことなのか、それとも不当な行為なのか、それをお教えいただきたいと存じます。

「3000部行けば御の字」の場合とか内外価格差がある場合もあるから、どんどんダウンロードしたらいいと奨励されるご見解なのでしょうか。

ご見解をお教えいただければ幸いです。

Rédigé par: 日本映像ソフト協会 酒井 | 29 juin 2007 à 10:30:35

情報鎖国の問題というと、こういうのも考えられますね。

例えば The Disneyland Memorial Orgy という有名な風刺イラストがあり、ネット上でもしばしば紹介されていますが、こういう絵をブラウズするべくサイトにアクセスすると、まさにダウンロード禁止にひっかかるということになるように思います。そういうサイトとして有名な illegal-art.org (における、各種作品を紹介している画像・動画など)へのアクセスが違法ということになり、その問題がどうして起きているか、ということについて実物を目にして考える機会自体が奪われる、ということになるのかもしれない。The Disneyland Memorial Orgyは、作者と最初の出版社は訴えられていないもののデッドコピーを作った出版社がDisneyから訴えられて法廷外和解をしたことが過去にあります。このイラストはWikipedia英語版でも、画像ファイル込で紹介されています。

こういったサイトは、アメリカにおけるフェアユースを自サイトの合法性を担保するものとして掲げていますが、それらが具体的に法廷で認められたケースがあるのかどうか私は知りませんし、アメリカにあるサイトがフェアユースで配信していても、「ダウンロード違法化」のさいに、日本国内でのダウンロードにその保護が及ぶかどうか、というと、専門家でない私にはそこはわかりません。というか、配信側の取締りの有無にかかわらず入手する側を縛りたい、というダウンロード違法化の趣旨からすると、配信側がグレーの状態で放置されているからといって、日本からそこにアクセスしてダウンロード入手するのが安全かどうか、というと、そこは権利者側は叩こうとする部分のように思うのですよね。

あと、「不法コンテンツ」「違法コンテンツ」という表現が散見されますが、それが著作権侵害を前提としているのか、一般的にそういう方向性なのかで、また議論が変わってくるようにも思います。小倉さんではなくて奥村弁護士の領域の児童ポルノとか。配信側で合法だからといって日本国内で当該コンテンツが合法という評価とは限らないので、ダウンロード違法化とか単純所持処罰とかになると、ドイツで発行部数数十万というティーン誌BRAVOの公式Webサイトにアクセスすると捕まるということになりかねない(児童ポルノの定義の違いから起きる現象です)。

(実例を出していますが、違法コンテンツへの誘導だと言われないように、ドメイン名は書いてもURLは記述しませんでした。BRAVOについてはドメイン名も(すぐわかるけど)避けています)。

Rédigé par: 崎山伸夫 | 29 juin 2007 à 03:33:31

盗品故買罪の関係で書籍等に関しエンドユーザーの家宅捜索が行われるのはレアケース(といいますか、理論的にはあり得るとしても、実際に行われたのを聴いたことがありません。)ですが、ダウンロード罪の場合まさにエンドユーザーがどんな作品をダウンロードしたのかを調べ上げることが捜査の中心です。広範な通信傍受を認めるか、または。個人所有のパソコンのHDDの中身を適宜調査することが必要となるでしょう。

また、適正な価格とはなんぞやという点についてはこれを算出する方程式はありませんが、例えば、米国向けiTunes Storeで約20ドルでダウンロードできるアルバムがiTunes Store Japanでは4000円でなければダウンロードできないというのは、価格が適正でない可能性が高いと言えます。法律の専門書だと、どうせ3000部行けば御の字だと思っていますので数千円という価格をつけますが、そういう価格をつけておきながら「あの本がミリオンセラーにならないのは図書館や古本屋があるのがいけない」と言い出す人がいたら、その人の金銭感覚を疑います。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 29 juin 2007 à 01:32:02

先生は、以下のように述べられています。

「違法コンテンツのダウンロードを違法とする場合には、権利者が権利行使を行うためには、特定の誰かがどのようなコンテンツを入手したかを調査することが必要となりますが、それは、憲法が保障する思想・良心の自由と大きく衝突することになる」

同様の状況は、コンテンツが記録された書籍が盗まれて、それが盗品と知っている他人に売却されたような場合にも生じるのではないでしょうか。この場合に、盗品等譲受等の罪について捜査することは、「思想・良心の自由と大きく衝突する」とお考えになられますか。

また、「べらぼうに高額な対価」とか「何千円も値をつけて」とか述べておられますが、先生が編著者のおひとりとなっている書籍も何千円もしています。先生は何をもってコンテンツの適正な対価とお考えなのでしょうか。

それから、先生のご見解は、違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードを奨励すべきとのお考えなのか、それとも不当な行為だがこれを取り締まることは弊害があるとのお考えなのか、お教えいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

Rédigé par: 日本映像ソフト協会 酒井 | 28 juin 2007 à 18:21:24

 在住者が様々な差品に触れるということはその国の利益になることですから、現実問題として著作権者の許諾なしにコンテンツがネットを通じて発信されているという状況があるのであれば、日本国在住者だけそのことによる利益を享受しないとすることには合理性はないと思います。
 日本に在住する連中にだけべらぼうに高額な対価と引き替えでしか作品を視聴させないこと(あるいは対価の支払いの有無にかかわらず作品を視聴させないこと)に成功すれば、欧米在住者がその作品をいくら無料で視聴しようとも、創作者や流通業者のインセンティブは維持されるが、日本在住者に視聴されるとインセンティブを薄なってしまうというものではないように思います。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 28 juin 2007 à 10:06:02

海外の司法機関にパブリックコメントを出すことを求めてはおらず、“小倉さんがどうお考えであるか”のみをお尋ねしています。日本の在住者は、中国の検閲や北朝鮮の独裁について考えを述べるべきではない、とおっしゃるわけではないですよね。それに、

> 「不法コンテンツのダウンロードを“奨励する”」とお考えなのかどうか。

については“海外”の話ではないのでは?

あるいは、エントリ本文から類推すれば「海外の店頭に商品を並べない日本の作品に含まれるメッセージを海外の在住者が知る機会が著しく奪われることを避けるためには、日本の作品が不正にアップロードされることを厳しく取り締まるべきではない」かどうかについては日本の話として考えることができます。作品の(不正な)輸入は認めても、(不正な)輸出は認めるべきではない、とおっしゃるわけではないですよね。

Rédigé par: mohno | 28 juin 2007 à 09:04:14

海外のアップローダーをどの程度取り締まるのかは、その海外の司法機関の問題であって、我々がどうこう言うべき話ではありません。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 28 juin 2007 à 08:48:28

> 「不法アップローダーを取り締まる」のと「不法アップロードのダウンローダーを取り締まる」のとは本質的に違う

しつこいようですが、これらが“違わない”と書いてませんし、質問していることとも違います。ちゃんと分けて書くなら、

「不法アップローダーを“厳しく取り締まる”べきではない」とお考えなのかどうか。
「不法コンテンツのダウンロードを“奨励する”」とお考えなのかどうか。

エントリ本文は、「情報鎖国を生じさせるようなダウンロードの違法化に反対」というのが大意であると推察します。しかし、不法アップローダーを厳しく取り締まって不法コンテンツが減ってしまったら、やはり情報鎖国が生じることになります。情報鎖国を生じさせないためには不法コンテンツのアップローダーを厳しく取り締まることは望ましくないとお考えのように推察されるわけです。

Rédigé par: mohno | 28 juin 2007 à 02:40:01

「不法アップローダーを取り締まる」のと「不法アップロードのダウンローダーを取り締まる」のとは本質的に違うというのが私の基本的な考えなのです。
せっかくなので、ゲームラボの連載コラムの方に書いておきました。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 28 juin 2007 à 01:58:18

では「1回見ればよい」というのを忘れてください。
DVD だって、不正アップロードだって、繰り返し見ることはできるんですから。
たとえばこんなのがありますね。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000B8FJKW/
また、こういう人もいます(具体的な内容は書いていないですが)。
http://soulwarden.exblog.jp/5236089
そもそも視聴者は画質など気にしないと書かれている人もいますね。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/343b858371cbb42496dbbe8ea18e3c7d
私は気にしますけど。

で、こんな議論は脇道であって、それこそ著作権者が嫌だという場合においても、「不法アップローダーを厳しく取り締まるべきではない」(酒井さんの質問としては「不法コンテンツのダウンロードを奨励する」)と“小倉さん”はお考えなのでしょうか?

Rédigé par: mohno | 28 juin 2007 à 01:08:37

「どんな画質でも良いから、一回見ればそれでよい」作品に何千円も値をつけて売ろうというのは、不正アップロードがあろうとなかろうと、困難ではないかと思うのですが。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 28 juin 2007 à 00:46:43

> 「どんな画質でも良いから、一回見ればそれでよい」という程度の作品

わざわざ画質に関係なさそうな手品の例を出したんですが、こういうノウハウもので画質にこだわる意味がありますか?

> 注文はできたのですが……契約を破棄された

そうでしたか。
一般にはたいして需要が見込めないのであれば、手間をかけて販路を用意しようとは考えないでしょうね。
輸出を規制している amazon.fr の対応が、amazon(小売業者)側の判断なのか、レコード会社側による規制なのかはわかりませんが。

ところで、そもそも闇市で流通しているものって、そのように企業が店先に並べていない商品ばかりというのは信じがたいです。また、楽曲の不正な流通によって「購入額を増やした」とか「店先にない商品だけを探している」という人って、かなり限定されるように思います。ありえないでしょうが、ダウンロード違法化の対象を正規商品が購入できないものに限定するとしたら、情報鎖国は生じないのですから問題はないとお考えになりますか?(技術面は別)

Rédigé par: mohno | 27 juin 2007 à 23:48:07

「どんな画質でも良いから、一回見ればそれでよい」という程度の作品だと、正規商品に何千円というお金を支払ってもらうっていうのはそもそも難しいのではないかと思います。何千円というお金を出せるのは、それ相応の画質で、何度かはどの作品を視聴したい人にいずれにせよ限られるように思うのです。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 27 juin 2007 à 15:05:14

 注文はできたのですが、散々待たされたあげく、在庫がないということで一方的に契約を破棄されたという話です。
 フランスの歌手である「Ilona」のCDを買おうとしたときは、Amazon.frで発注しようとしたらEU域外には輸出できないと表示され、なんとかAmazon.deでようやく発注をかけられたということもあったりして、「正規商品を買って欲しければ、正規商品を買いやすいようにするのが先決ではないか」という思いが強いです。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 27 juin 2007 à 14:59:19

演奏権と演奏を聞く公衆を例にあげてのご回答ありがとうございます。

先生から、
「一方当事者の行為のみを違法とする規定ぶりになっている場合に、他方当事者の行為についてはこれを違法としないのが立法者の意思であると解釈するのが、一般的な解釈技法」
とのお答えをいただきましたので、違法性の問題ではなく責任の問題の場合もあるのではないかという趣旨でご質問させていただきました。

立法者意思説は、通常、一方当事者のみを処罰する規定が設けられている場合には他方当事者を「処罰しない」趣旨だとしているのではないかと思っていました。恐縮ですが、「違法としない」との解釈技法を唱えられている文献等をお教えいただけないでしょうか。

また、著作権法上、自動複製機器提供者と必要的共犯の関係にある、公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器を用いて私的使用目的で複製する人は、著作権法119条1項1号括弧書きで処罰されない旨が定められていますが、その趣旨は「刑事責任を追及すべき可罰的違法性があるとはいえないこと」等があげられています(加戸守行氏「著作権法逐条講義[五訂新版]」(平成18年 著作権情報センター)726頁)。

違法であっても刑罰を科すほどではないとの立法者の意思で、対向犯の関係にある一方当事者のみ処罰する刑罰法規が定められた実例が著作権法上に存在すると思うのですが、自動公衆送信権侵害をさせるダウンロードが違法ではないとする理由をお教えいただけないでしょうか。

それから、先生のご見解は、違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードを奨励すべきとするご趣旨なのかどうかもお教えいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

Rédigé par: 日本映像ソフト協会 酒井 | 27 juin 2007 à 12:47:21

> 音楽著作物は、多くの人にまず聴かせないと売り上げを期待できないという特徴

これは、そのとおりですね。私は楽曲の複製が不能なネットラジオのようなものは、楽曲販促のために許諾条件を緩めてほしいと考えています。先に書いた Off Spring のように全楽曲を試聴させるという試みも促進してほしいと思います。一方、旧 napster のときにも「無許可であっても、あくまで試聴であって購入促進につながる」とがんばって購入を増やし続けた“一部の方”はいらっしゃるのですが、大勢としてはそのような効果は認められなかったわけです。複製不能な携帯音楽配信は大きく成長しているという事実もありますね。

ところで、YouTube(動画)は楽曲とは別でしょう。動画は「よりよい画質で見たい」という要求を引き起こすものでなければ一度視聴されておしまいです。たとえば、手品の仕掛け紹介ビデオを YouTube で視聴した人が、改めて商品を買う(あるいはレンタルする)可能性は、まずないでしょう。私の部屋には、一度はテレビで視聴したけれど「よりよい画質で見たい」と思って買った映画 DVD が山ほどありますが。楽曲は全体をもって「試聴」になりえるのにたいし、動画で全体をもって「試・視聴」とは言うのは難しいでしょう。

> Faudel の "Mon Pays"

商品がくるまでが長いことを問題にされていたのですか? 「各国AmazonやHMV等を駆使してもなかなか購入できない」というには、あっさり見つかって驚いたのですが、注文されても届かなかったというお話なのでしょうか。サルコジファンなのではなく小倉弁護士ファンなんですけどね:-)

Rédigé par: mohno | 27 juin 2007 à 09:53:56

「> 必ずしも権利者にデメリットばかりをもたらすものではない

ということが、なかなか確固たるデータをもって示されることはないですね。」

とのことですが、消費者としての自分を振り返ってみると、ネットラジオやヒットチャート、あるいはブログその他での推薦文を見て興味を持った楽曲をインターネット通販で購入するにあたっては、YouTubeその他で違法にアップロードされたデータをダウンロードして視聴して購入するに値するのかを確認しているのであって、それが違法とされると、実際にCD等を購入する枚数は減少するだろうなという気はします。

実際、音楽著作物は、多くの人にまず聴かせないと売り上げを期待できないという特徴があります。

(サルコジ大統領のお気に入りが「Mon Pays」だとの報道を見たからって、その楽曲を試聴もせずに購入してしまうのはよほどのサルコジファンだけではないかと思いますが。)

Rédigé par: 小倉秀夫 | 27 juin 2007 à 09:21:27

「Faudel の "Mon Pays" って http://www.amazon.co.uk/dp/B000H30MXK にある曲ですか? 日本から注文できないのかと試してみたら、できたみたいですけど:-)」とのことですが、そこから、実際に商品がくるまでが長いといいますか、結局こない場合もしばしばあるといいますか。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 27 juin 2007 à 09:13:28

> 必ずしも権利者にデメリットばかりをもたらすものではない

ということが、なかなか確固たるデータをもって示されることはないですね。私は不正コピーが音楽市場を衰退させているとは思っていませんが(流行が左右する度合いの方がよっぽど大きい)、不正コピーが権利者のメリットになるのだと、権利者の納得が得られそうなデータは皆無です。実際、楽曲を自由に流通させるほうが得策なのだと言ってみても、楽曲の不正流通量っておそらく商品としての流通量に比例しているだけという気もします。

また、販売の及ばない他国にダウンロード可能にさせることは自国でもダウンロード可能にさせることですし、そうでないと自国民だけに負担を強いることになりますから、他国での販売量が有意に増える確証がなければ、ダウンロード可能にすること(アップロードを取り締まらないこと)にリスクを感じることは不自然ではないと思います。

あと、誹謗中傷する人って相手を潰すことが正義だと(身勝手に)思っていたりしますし、だからこそ“多数の賛同”を得て炎上を招いたりしますね。不正コピーが権利者のメリットなのだということを“多数の利用者が賛同”したとしても、権利者の同意が得られないのであれば、権利者にとっては誹謗中傷されているのと変わらないと受け取られる気がします。

もちろん、すべてのアーティストがそう思っているわけでもなく、自由に楽曲コピーを認めている平沢進氏のような方もいらっしゃいますし、Off Spring は楽曲やビデオを Web サイトで視聴できるようにしています。このようなアーティストが“成功”することこそが他のアーティストを追従させることになると思うのですが(Off Spring は成功していますが)、そういうアーティストを応援する声よりも、既存の枠組みを批判する声ばかり大きく聞こえるのは不思議です。

ところで、Faudel の "Mon Pays" って http://www.amazon.co.uk/dp/B000H30MXK にある曲ですか? 日本から注文できないのかと試してみたら、できたみたいですけど:-)

Rédigé par: mohno | 27 juin 2007 à 03:57:37

匿名の陰に隠れた誹謗中傷は被害者にメリットをもたらしませんが、正規商品と市場において競合しない範囲で非正規流通がなされることは必ずしも権利者にデメリットばかりをもたらすものではないので、誹謗中傷の場合と著作権侵害の場合とを同列に扱うのはおかしいというべきです。ですから、「自国の楽曲が他国の公衆に非正規にダウンロードされることもない代わりに他国の公衆に知られることもなくその結果他国の公衆に購入されることもない」という状況を選ぶか、「自国の楽曲が他国の公衆に非正規にしばしばダウンロードされる代わりに他国の公衆に知られ、その結果他国の公衆にしばしば購入される」という状況を選ぶかは、それぞれの国の司法政策の問題ということになります。私は、後者の側面を強くした方が結果的に音楽産業は栄えるのだとは思いますが、日本においては前者の政策を採用するのだということであれば、アップローダー規制を行えば済むことです。

なお、法的に輸入規制をしていなくとも、各国AmazonやHMV等を駆使してもなかなか購入できないCDって現実にあるのですよ。Nena Daconteのアルバムを購入するのに約半年かかりましたし(アメリカの並行輸入業者がスペインから並行輸入したのを日本から並行輸入することによりやっと入手)、Faudelの「Mon Pays」については未だに入手できていません(サルコジ大統領お気に入りの1曲なのですが。)。現地で販売されている金額で売ってくれというのは、未だ合理的な金額ではないのでしょうか?

Rédigé par: 小倉秀夫 | 27 juin 2007 à 02:50:09

不法アップローダーの取締りが厳しい国、緩い国があるという客観的事実ではなく、「不法アップローダーを厳しく取り締まるべきではない」と“小倉さん”がお考えであるのかどうか、をお尋ねしています(※)。それに、アップローダーに寛大な国のレコード会社が日本で被害届を出したりしなければ、そのようなレコード会社の楽曲だけをダウンロードした人は取り締まれないのではないでしょうか。

「合理的なライセンス料」とは営利企業にとって合理的な金額をお考えですか? あるいは「CDの輸入禁止」を問題視されているということでしょうか(←ここは問題だと思ったのですが、現状では特に規制されていないようです)。

※話を早くするために、「そうである」場合の次の質問も書いておきますと、「匿名性をいいことに誹謗・中傷をする不法な投稿者を厳しく取り締まるべき」という質問への回答との整合性についてもご意見をお聞きしたいところです。

Rédigé par: mohno | 27 juin 2007 à 01:40:08

アップローダーをどこまで取り締まるかはアップローダーの所在する国の司法の裁量の問題です。自国の情報を海外に持ち出したくないという国の情報を他国の者が入手できないというのは、当該他国の司法制度をどういじろうとどうしようもありません。しかし、アップローダーの所在地国が自国の情報が外部に漏れるのをさほど真剣には押しつぶさないでくれているのを、ダウンローダーの所在国がせっせとダウンロード行為を禁止して自国民が豊かなコンテンツに触れるのを阻害するというのは合理性を欠くように思います。

なお、音楽作品についていえば、流通の一翼を担うに過ぎないレコード製作者が流通を阻害しているのが一般であり、合理的なライセンス料の支払いを申し出てもなかなか正規には売ってくれないことがしばしばです(日本国内での販売権を買い取ってしまえばいいのかもしれませんが、個人で音楽を聴いて楽しむために何百万、何千万円というお金を支払わなければならないというのも不合理です。)。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 26 juin 2007 à 21:14:11

例えば、演奏権の場合、演奏を直接聞く公衆の存在が予定されていますが、著作権者に無断で、対価を支払って著作物が演奏されるのを聴くことを犯罪とする見解を私は聞いたことがありませんし、それは期待可能性を欠くからではないと思っています。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 26 juin 2007 à 21:02:44

ダウンロードを違法化しないことを憲法違反とは申し上げていませんが(←だとしたら大問題)、たとえば、ネットから匿名性を一切排除させて、“不正なアップロード行為”を徹底的に取り締まることで、ダウンロードするようなコンテンツが流通されなくなるとしたら、それは情報鎖国を実現してしまう行為であり、そのような取り締まりはすべきでない、とおっしゃっていますか? というのが、不正な“アップロード”も受け入れるべきか、とお尋ねした理由です。(酒井さんと同じような質問ですが)

ところで、著作物の「報道」や「引用」と、著作物の「流通」とは違うのではありませんか? 私は孤児作品についてまで過剰な保護が必要とは考えていませんが、著作権者が判明している場合には著作権者の求める対価を支払う(必要なら輸入するとか版権交渉する)ことで著作物を利用できるなら「知る権利」「表現の自由」が“制限されている”とまでは言えないのではないでしょうか。

Rédigé par: mohno | 26 juin 2007 à 18:29:43

ご教示ありがとうございます。
いわゆる必要的共犯の関係にある行為類型のうち、一方当事者の行為のみについて処罰する規定がある場合、他方当事者については刑法総則の共犯規定が適用しないのが立法者の意思であるということでしょうか。

もしその問題であるのならば、犯罪が成立しないのは承知をいたしておりますが、例えば犯人蔵匿罪の場合、匿われた者が犯人蔵匿罪に問われないのは、責任要素である期待可能性を欠くからだとされているように記憶しています。したがって、匿われることが違法ではないとはいえないと思いますが、いかがでしょうか。

また、先生のご見解は、違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードを奨励すべきとするご趣旨なのかどうかもお教えいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

Rédigé par: 日本映像ソフト協会 酒井 | 26 juin 2007 à 17:45:58

複数当事者が物理的に必要な行為類型のうち一方当事者の行為のみを違法とする規定ぶりになっている場合に、他方当事者の行為についてはこれを違法としないのが立法者の意思であると解釈するのが、一般的な解釈技法です。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 26 juin 2007 à 14:28:43

数年前に私的複製についてお教えいただきました者です。その節はありがとうございました。かねてより、違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードがどうして違法ではないのか疑問を持っておりましたので、ご質問させていただきます。

違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードは、自動公衆送信させ、これを受信し、これを固定する行為だと思います。放送されたコンテンツを受信し、固定する行為である放送のエアチェックとは、「自動公衆送信させる」行為が存する点で異なると思いますが、「自動公衆送信する」という自動公衆送信権侵害行為に加担する「自動公衆送信させる」行為が違法でないというのはどのような根拠によるのでしょうか。

また、違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードを違法とすることに反対との先生のご見解は、違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードを奨励すべきとするご趣旨なのでしょうか。

ご教示いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

Rédigé par: 日本映像ソフト協会 酒井 | 26 juin 2007 à 13:57:30

少なくとも現行法でも、報道の自由に配慮して著作権の制限規定が設けられており、著作権者の意に反する著作物の流通が「表現の自由」というカテゴリーに一切含まれないということではないと認識しています。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 26 juin 2007 à 09:35:04

財産権の範囲は法律で定めることになっています。従って、私的使用目的のダウンロード行為を著作権法による規制の対象から外す法制度を維持すること自体は憲法には反しないと言えます。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 26 juin 2007 à 09:30:23

著作物の不正な流通を容認することは、憲法が保障する財産権の不可侵に反するのではないか、という疑問はありませんか?
「表現の自由」は著作権者が望まない形で流通することまでを含むべきなのでしょうか?

先に書いたとおり、技術的な難しさについては同意しています。

Rédigé par: mohno | 26 juin 2007 à 09:21:00

 著作物の流通規制というのは、一方で「表現の自由」「知る権利」の規制にもつながるという意味で、単純に特定の流通業者の経営判断に委ねて良いものかということは疑問があります。
 なお、ダウンロード者を規制するためには、探知機関がおとりになって不正なコンテンツをアップロードするとか、ネットでの情報の送受信をサンプリング的に監視するとか、個人所有のパソコンのHDDの中身をサンプリング的に開示させるなどの手法が想定されますが、いずれも問題が多そうな気がします。

Rédigé par: 小倉秀夫 | 26 juin 2007 à 09:02:13

> アップロードされた者に関していえば、本人が自主的に公開した
については、
http://kiyosakari.blog105.fc2.com/blog-entry-14.html
に解説されているように「明らかに違法であると認識しつつダウンロードする行為のみを違法とする」とにすれば、「本人が自主的に(違法コンテンツを)ダウンロードした」ことについて「著作権者ないし警察がこれを探知すること」は、アップロード者に対するものと、あまり差はないように思われます。

単純に技術的な難しさはあると思いますが。

Rédigé par: mohno | 26 juin 2007 à 04:21:58

> 海外の情報を海外で(不正に)アップロードしたもののダウンロードが禁止されることにより、情報鎖国が実現してしまう

情報鎖国を実現させないためには、海外の情報を海外で不正にアップロードすることを海外では受け入れるべき、ということでしょうか(海外でのアップロードが厳しく取り締まれば、ダウンロードの機会が減り、情報鎖国が実現してしまうので)。逆に、日本から海外に向けての情報鎖国を実現させないためには、日本のメーカーが海外で売ろうとしない日本の情報を日本で不正にアップロードすることも受け入れるべき、ということでしょうか。

企業が商品を店先に並べないのは、経営的に商品を並べることが見合わないと判断しているためですが、http://www.fukkan.com/ のような活動によって経営的に見合う支払いを提案せずに、盗むことを容認すべきだとされるのは、なぜでしょう。

高額なソフトウェアが多かった時代にも「高い値段をつけているほうが悪い。不正コピーされて当然」と公言する“ユーザーの味方”がいましたが、そういう行為がはびこると、安価にソフトウェアを提供しようとする良心的なソフトウェアメーカーがあっても、その芽がつまれてしまいます。そういう良心的なソフトウェアメーカーは、この“ユーザーの味方”を決して快くは思わないものです。

Rédigé par: mohno | 26 juin 2007 à 03:59:59

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