ケーブルテレビへの再許諾
「soulwarden 」さんのところで私のエントリーについて言及していただいているようです。
しかしこのおっさん、おふくろさんの時もそうだったけど、基本的な事実を確認せずに書く癖あるよな。
とのことです。私は、選撮見録事件やらまねきTV事件やらでテレビ局側と裁判所で相まみえることが少なくありません。その際、やはりテレビ局側は、国際的なコンテンツホルダーとの関係を金科玉条のように掲げてきます。しかし、では契約書上どうなっているのか確かなことを知りたいので契約書を証拠として提出するように求めても、出てきた試しがありません。
ブログでの議論ならば、そんなもののために大切な契約書を公開するわけに行かないというのはわかるので、「soulwarden」さんにはそこまで求めませんが、裁判の場で、しかも、裁判を自分たちに有利にするために自分たちの側で持ち出した主張を裏付けるために、契約書を書証として提出できない理由というのはよくわかりません。
で、裁判の際に求釈明を行っても出てこない資料を確認してからでないとテレビ局に不利なエントリーは書くなって話でしたっけ。
それはともかく、私の住んでいる葛飾区では、ついこの間まで第三セクターの「葛飾ケーブルネットワーク」がケーブルテレビを提供していたのですが(最近コアラテレビと合併して「株式会社JCNコアラ葛飾」となる)、そこでは東京キー局の番組の同時再送信を行ってきたわけです(合併後もやっていますが。)。
ダウト。
東京キー局は、CATVの権利処理を行っていない。
とのことですけど、本当にCATVによる同時再送信についての再許諾権までとっていないのだとしたら、東京キー局の法務部門ってセンスがないですね。いえ、CATVの助けを借りずして放送対象地域住民にあまねくその放送を視聴できるようにできる自信がおありならよいのですが。
Posted by 小倉秀夫 at 03:07 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle | Permalink
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Commentaires
(エントリ本文と関係なくなってますけど^_^;)元ネタはこれでしょう。
→ http://soulwarden.exblog.jp/5463127/
前ふりエントリがこちら。
→ http://soulwarden.exblog.jp/5455910/
「親告罪で有るということを利用して出版社側が、被害が大きく出ない限りファン活動を許している」という場合でも、出版社が「ファン活動」をポジティブにとらえているのか、訴訟費用をかけるまでではないと我慢しているのかわからないですよね。前者なら問題ないでしょうし、先に挙げたディズニーのように許諾が得られるケースだってあるんじゃないでしょうか。逆に、「個別には被害が少ないし、懲罰的賠償制度もないし、裁判しても見せしめだと思われるとマイナスイメージだから、しかたなく我慢する」ってことなら、それって「(無条件で)認めるべき行為」なんでしょうか。
真正面から「許諾してください」と言って簡単に「いいですよ」とは言われないという「常識的応対」をされそうだってことまでを否定はしませんが、著作権法違反という認識があるなら、それを回避するために多少の苦労をされてはいかがでしょう。もっとも、「親告罪」については、以下のように「非親告罪化したからって被害者からの届けがなければ警察は動いてくれない」という見解もありますけど。
http://nagablo.seesaa.net/article/42519467.html
隣の家が遅くまでカラオケやっててうるさくて眠れないって場合に、当人に文句を言ってもラチがあかず、警察に持ち込んでも「民事不介入ですから、自分で裁判でもしてください」と言われた場合に、「裁判するにはお金もかかるし、引っ越すわけにもいかないし、泣き寝入りしかないかあ」という状況がありそうなことを考えると、裁判沙汰にされないことを暗黙的に「出版社がファン活動をポジティブにとらえているのだ」と“常識的に考える”というのは、たしかに分からないです。
実際には、コミケって(少なくとも単に違法にコンテンツを流しているだけの YouTube より)創造的活動であると思うし、米澤氏の貢献を大きく評価されている方も少なくないと思いますから、まったく芽がないとまでは思えないんですけどね。「そろそろ危ない」なんて言う前に「一般的な常識」というものをお考えになってはいかがでしょうか。
Rédigé par: mohno | 5 sept. 2007, 23:00:39
うーん。言っておくべきかなあ。
>一般的な常識からすれば TOR さんの見解は非常識って話を認められるのであれば、相手にされなくて、どこに問題が?
見解では無く、その世界での「暗黙の了解」を一般常識で切られても「そう言われてもねえ」としか答えようがありません。
大手出版社掲載作品の同人誌で、許諾の元に作られているものは皆無です。また、出版社が公式にネット上でのキャラクターの似顔絵や、パロディの掲載を禁止している例もありますが、積極的な取り締まりはしていません。
訴えられそうになった例で最近有名なのは「ドラえもんの最終回」ですが、この例は一万部を超える流通が有ったため、さすがにお目こぼしが出来なくなったからです。
マンガ専門店が、同人誌の委託販売を初めてから、どう見ても千にとどく部数を出している本も少なくない無いのですが、今のところおとがめ無しです。個人的には、ここら辺はもうそろそろ危ないかなあと思っています。
星の数ほど同人誌は有りますが、過去問題になったのは数えるほどしか有りません。
また、多数のファン活動を簡単に見つけることができますが、出版社側がそれらの取り締まりをしたことは聞いたこと有りませんし、何故かファン活動のガイドラインを明示したことも有りません。先に挙げた様に禁止事項は上げられていますが。
現実的には著作権法違反が、親告罪で有るということを利用して出版社側が、被害が大きく出ない限りファン活動を許しているのです。
ですので、「その世界の常識」は「一般的な常識」とは違うのです。
直接のやりとりを見ていないのでなんですが、ほぼ大きな問題もなく運用されている「その世界の常識」を「一般的な常識」に合わせるべきだと主張されたのなら、「分からない人ですね」としか言いようが有りません。
Rédigé par: hiro4 | 4 sept. 2007, 22:15:10
一般的な常識からすれば TOR さんの見解は非常識って話を認められるのであれば、相手にされなくて、どこに問題が?
Rédigé par: mohno | 30 août 2007, 23:15:44
「常識的な見解」というのは当事者にとっての常識です
一般人には非常識に見える場合もあります
Rédigé par: TOR | 30 août 2007, 07:49:11
ええと、「許可の必要なものは許可を求めよ」の、どこが「常識的な見解」に反するのかって書いたんですが。
要するに相手にされないような話をして、相手にされなかった、ってことじゃないですかね。
Rédigé par: mohno | 30 août 2007, 01:25:54
リンク先の小学校の話ですが
法人が法人にライセンスする事について特に意見はありません
Rédigé par: TOR | 30 août 2007, 01:00:15
TOR さんの文章の方が話が飛びまくってわかりにくいです。コピーワンスって何の話ですか?
許諾の件については、たとえば、こんな話がありますね。
http://d.hatena.ne.jp/bn2islander/20050621/1119372358
「許可の必要なものは許可を求めよ」と言われたからって、どこが「常識的な見解」に反するんでしょう?
「おっさん」呼ばわりすることも、その是非はともかく、「解り辛い文章」かどうかと関係ないんじゃないですか?
Rédigé par: mohno | 29 août 2007, 23:45:29
「常識的な見解」というのは単なる現状の説明です。コピーワンスについて説明する事とコピーワンスの是非を主張する事は別ものです。
孝好さんの文章については、「よくブログで他人を堂々と『おっさん』呼ばわりできるなあ」と思います
その自信がどこから来るのか、分かり辛いです
Rédigé par: TOR | 29 août 2007, 23:18:00
そういう「常識的な見解」はあるでしょうね。
とはいえ、「許諾されないに決まっているから、不許可使用を肯定すべき」というのが、実質的匿名である TOR さんのいう「常識的な見解」であるなら、受け入れようって気にならないですけどね。ぶっちゃけ、どこが「常識」なのか、って疑問に思いますけど。
ところで、孝好さんの文章って、どこがわかりにくいですかね。自分で実践しないことを他人に対して主張するより、よっぽど理解しやすいと思いますが:-p
Rédigé par: mohno | 29 août 2007, 22:14:11
例えば、悪意に満ちたコメントが匿名で投稿されていたのでそのIPアドレスを見たところ、そのドメイン名を管理しているのはメキシコやらコロンビアやらの業者だったという場合に、「また、匿名プロクシを悪用している」と考えるのは「常識的な見解」ではないですか。頑張ってスペイン語を勉強して当該ISPに照会しなくとも、その程度の判断はしてもよろしいかと思います。
Rédigé par: 小倉秀夫 | 29 août 2007, 11:00:07
テレビ局で仕事してるのに、なんで解り辛い文章ばかり書くんだろう…
Rédigé par: TOR | 28 août 2007, 22:05:19
孝好さんは、「確認できていないのに、
> 著作権処理に関しては、東京キー局は、地方局やケーブルテレビ局に番組を同時再送信することまでの権利処理は行っているはず
と書いている」と指摘しているのであって、
> 裁判の際に求釈明を行っても出てこない資料を確認してからでないとテレビ局に不利なエントリーは書くな
とは書いていないでしょう。
そもそも小倉さんは“はず”と書いているので事実確認をしていないことは明らかですから、そのことで批判される理由にはならないと思いますが(「おふくろさん」の指摘も些末)、別に「間違った指摘」を受けたわけではないので、ご自身の裁判の愚痴に結びつけるのはどうかと思います。
※参考エントリ
http://soulwarden.exblog.jp/5661177/
http://soulwarden.exblog.jp/5704500/
http://soulwarden.exblog.jp/5727821/
まあ、「著作権処理をせずに再送信している」のなら、その“主犯”は民放側だと(私は)思うので、この件で民放側に加勢するつもりはないですけどね。
ところで、「常識的な見解」って何でしょうね。ネットの匿名性を否定するような弁護士のエントリなど炎上して当然という「ネット上の常識的な見解」があったとしても、それだけで受け入れようって気にはならないですけど。
Rédigé par: mohno | 28 août 2007, 00:54:21
「soulwarden」さんと対等にお話するのは並大抵ではありません。何しろ地方と言えどもマスメディアの王様、天下のテレビマンなので。
同人誌の議論の際、法人が個人的な活動である同人にライセンスを下す事はあり得ないと書いたのですが
「実際に許諾を求めてみてから言え」と言われ相手にされませんでした
当事者にとっては常識的な見解であっても、イチから実証して報告する。それが「soulwarden」さんとお話する条件のようです。
Rédigé par: TOR | 26 août 2007, 19:20:49