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12/18/2007

「テレビ局のコンテンツのネット流通が増えないのは、実演家(著作隣接権者)の許諾を得られないから」なんて主張してる?

 エイベックス取締役の岸博幸さんは次のようなことを仰っています。

 例えば、「テレビ局のコンテンツのネット流通が増えないのは、実演家(著作隣接権者)の許諾を得られないから」といった主張がある。


 しかし、私は寡聞にしてそのような主張のあることを知りません。少なくとも局制作のテレビについていえば、番組を制作する段階で、制作した番組をネット流通させることを前提とした出演契約を結べば済むだけのことだからです。現在、アニメやドラマやお笑い系のバラエティなどに関して、番組を制作する段階で、制作した番組をDVD化して販売することを前提とした契約を結んでいるわけですから、別にできないわけではありません。


 むしろ、ネット流通に関してしばしば聞くのは、「商業音楽コンテンツのネット流通が増えないのは、レコード製作者(著作隣接権者)の許諾を得られないから」という主張です。少なくとも商業的な有料音楽配信サービスの大部分は「違法コピーが防止される一方で露出と収入を増大させられる」ものであるにもかかわらず、未だ有料音楽配信サービスを拒否するレコード製作者が少なくないというのが現実です。


 また、

日本ではネット上に流通させても、コンテンツを作る側が受け取る報酬は米国と比較して少ないと聞いている
とのことですが、本当でしょうか。iTunes Storeについていえば、米国の主流は1曲99セント。で、レコード会社の取り分は70セントだといわれています。これに対し、クリエイターへの「思いやり」が強制されている日本では1曲150円〜200円。70〜120円のお金はどこに消えているのでしょうか

Posted by 小倉秀夫 at 08:14 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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