韻を踏まないR&B
紅白歌合戦って、普段聞かない楽曲を聴くいい機会なので、毎年楽しみに見ています。
昨年末の紅白も概ね見ていたのですが(個人的には、積極的に見たかったのは「いきものがかり」くらいなのですが)、倖田來未の楽曲を聴いたときは驚きました。R&B的な曲調で、しかも、歌詞を構成する各文を英単語の羅列で終わらせるという手法を採用しているのに、全く韻を踏んでいなかったからです。韻律を破ってでもその単語を選択しなければ、というほどの必然性のある単語でもなかったように思うのですが。
それでも累積で6万5000枚程度売れているのだから私がとやかく言うような話ではないとも思うのですが、その程度の売り上げで本人やレコード会社自身満足していないのであれば、ちゃんと押さえるべきところは押さえておけばいいのに、と思ったりします。といいますが、最近のプロデューサーって、そういうところをちゃんとチェックしないのでしょうか。それとも、洋楽っぽさを出したければ、とりわけブラックぽい格好良さを醸し出したければ、まずはちゃんと韻を踏め、という私のセンス自体がもはや古いのでしょうか。
Posted by 小倉秀夫 at 11:52 PM dans musique | Permalink
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