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09/28/2009

ksmは結構いける

 所属レーベルがDisneyってところは気になるのですが,「ksm」というガールズ・バンドは結構すごいです。アメリカらしく,ボーカルが必要以上にうますぎて,多少引いてしまう面はあるのですが。

 CDが売れなくなってきている昨今,ガールズ・ユニットもライブ力が求められてきているということなのでしょう。ガールズ・ユニット自体は常に一定の需要があるし供給もあるわけですが,お金を稼ぐ場所がCD&TVからライブに移っていくというのはそういうことなのでしょう。

Posted by 小倉秀夫 at 01:00 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

09/26/2009

「こち亀」の終わり

 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」実写版は,案の定だめだったようです。葛飾区民としては残念な限りです。

 主役の両津勘吉を香取慎吾氏に配した時点でだめだめなことはわかっていたわけですが,残念です。亀有→香取神社→香取慎吾という安易な発想では,もうだめなのです。

 なぜ,香取慎吾ではだめなのか,といえば,一つには,容姿端麗でないことが前提となっているキャラクターに容姿端麗であることが前提のアイドルタレントをあてているということがあります。もちろん,ロケ現場を見学に行こうという地元民のお目当てが香取慎吾ではなく速水もこみちに移っているので,もはや香取慎吾は「二枚目キャラ」ではないではないかとの反論があるのかもしれません。また,香取慎吾は,スマスマや「慎吾ママ」などで「三枚目」を演じてきたではないかという反論があるかもしれません。でも,三枚目キャラが演じられるということと,醜男キャラが演じられるということとは,明らかに違うのです。

 また,香取慎吾がジャニーズ事務所に所属しているという点も,香取慎吾ではだめな理由の一つです。なぜだめなのかというと,ジャニーズ事務所の頑ななネット拒否戦略のため,ネットを宣伝媒体として十分に活用できないからです。

 例えば,TBSのウェブサイトを見ると,第1話放送直前スペシャル企画として,「出演者の皆様の"生の声"を動画で紹介」するコーナーを設けていますが,肝心の,主役である香取慎吾の「生の声」は紹介されていません。さすがに「人物相関図」で香取慎吾のみを似顔絵にする愚こそ避けていますが,関係者のインタビューコーナーに主役である香取慎吾の単独インタビューは掲載されていない,準主役の速水もこみち,香里奈を交えての三者対談でも主役である香取慎吾だけ画像が掲載されていない,云々と,まあひどいものです。ひどいといえば,ゲスト紹介コーナーで,ジャニーズ事務所所属のタレントのみ画像が掲載されていないというあたりも,ひどいものです。いまどき,主役とメーンゲストがここまで露骨にネットを蔑んでいたら,視聴者にそっぽを向かれても仕方がないというべきでしょう。

 これらの点は,ジャニーズ事務所所属の芸能人を使わないおかげでネットとのコラボレーションが自由に行えている「天地人」と比べれば明らかです。NHKは,公式サイトに掲載する最初のインタビュー記事として,主役を演じる妻夫木聡の単独インタビューを掲載し,そこに何枚もの主役の画像を掲載するという,いわば番組宣伝の王道をネット上でも展開できています。「天地人」公式サイトのQ&Aコーナーによれば,

連続テレビ小説、大河ドラマの番組ホームページの作成にあたっては、「番組宣伝の目的で開設し、番組終了後は速やかに閉鎖する」というお約束で、出演者・関係者の皆様から開設・公開についての了承をいただいております。
とのことです。逆に言うと,この程度の肖像の利用すら了承できないタレントを使うのは,もうやめた方がいいのではないかという気がします。

 まあ,すでに「大企業病」が蔓延している民放キー局においては,「ジャニーズタレントを主役級に抜擢しておけば,キャスティングミスで責任をとらされることがない」くらいの感覚なのかもしれませんが。

Posted by 小倉秀夫 at 11:18 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

09/21/2009

日本企業は今後常に米国の後塵を拝していれば良い?

 日経BPの記事によれば,日経連は,

この著作権法改正を受け、「現状、ビジネスの観点からは、権利制限に関する一般規定を置く具体的必要性は、基本的に無くなった」とし、「今後、何らかの具体的必要性が生じた場合には、その時点で検討すれば足る」との見解を示している。

とのことです。なるほど,大企業の経営者たちが集まる団体がこの体たらくでは,日本がこの20年間経済成長から取り残されるのも宜なるかなといったところです。

 日経連としては,起業家たるものは,著作物を公正に利用するビジネス手法を思いついたとしても,それが形式的に現行著作権法に抵触する場合には,文化庁の役人または政権与党にロビー活動を行いそのようなビジネスの具体的必要性を納得させてそのビジネスが明確に射程範囲に含まれる権利制限規定を創設させてから,そのビジネスを実行すれば足りるのだとお考えのようです。

 そこでは,素晴らしいアイディアと実装能力のある若者たちが著作物を公正に利用する新たなビジネス手法を思いついたとしても,文化庁の役人または政権与党にロビー活動を行う資金力と人脈がない限り,そのアイディアを実装したビジネスを行うことは許されないということになります。そして,おそらくは,文化庁の役人や政権与党にそのビジネスを適法化する個別の権利制限規定を創設する「具体的必要性」が生じたと納得していただくためには,米国等で既にそのビジネスが行われて世界的なシェアを獲得する企業が現れた後になるのではないかと思われます(実際,立法府が検索エンジンの具体的必要性を認めて,これを適法化する個別の権利制限規定を創設するのに,10年以上の月日がかかったのです。)。すなわち,日経連としては,著作物を公正に利用するビジネス手法に関していえば,日本企業は今後常に米国の後塵を拝していれば良いということを言っているのだということになります。

 あるいは,ベンチャー企業が素晴らしいアイディアを思いつき,ベンチャーキャピタルなどから資金を集めてそのアイディアを実装すべく準備している段階で,そのアイディアの実行を適法とする個別の権利制限規定を創設する必要性を立法府が汲み取って早急にそのような規定を創設してくれるというのであれば,「何らかの具体的必要性が生じた場合には,その時点で検討すれば足りる」かもしれません。が,いくら政権が変わったからといって,立法府がそんなに機動的に動けるとまで信頼するのって無理があると思えてなりません。

Posted by 小倉秀夫 at 02:40 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

09/19/2009

日本版フェアユースに関する議論の出発点

 日本版フェアユースに関するシンポジウムが盛んに行われているようです。ただ,tsudaられたものを見ている限り,議論の出発点が違うような気がします。

 そもそも,著作物の「公正な利用」までも禁止する権限を著作権者に付与することは,そもそも憲法上許されるのだろうか。
仮に許されるとして,著作権法の根本目的との関係で合理的なのか。

 議論の出発点はそこにあります。著作物の「公正な利用」までも禁止する権限を著作権者に付与することは憲法上許されない又は著作権法の根本目的との関係で合理的ではないということが承認されれば,次は,著作権者に禁止権を付与すべきでない「公正な利用」を全て適法とすべく権利制限規定を適切に立法する能力が立法府にあるのかということが議論の対象となります。すなわち,立法府にそのような能力があるということであれば抽象的・包括的な権利制限規定たる日本版フェアユースは不要だということになりますし,立法府にはそのような能力はないということになれば,日本版フェアユースは必要だということになります。

 そういう意味では,日本版フェアユースの要否というのは,制定法を違憲無効とする制度,とりわけ適用違憲とする制度の要否と似ています。常に適切に例外規定を設けて過剰規制を回避する能力が立法府にあるのであれば適用違憲などという「予測可能性が乏しい」制度は不要ですが,実際にはそうではないので,適用違憲という仕組みが認められています。現在のところ,予測可能性が乏しいから,あるいは,弁護士に多額を報酬を支払わないと権利主張を行うことができないから,という理由で適用違憲という仕組みを認めることは許されないと主張している法律専門家はほとんどいないようです。

 さらにいえば,その著作物の利用が「公正利用」にあたると裁判で主張するには時間と費用がかかるといってみたところで,その利用を適用対象とする権利制限規定を創設してもらうべくロビー活動を行うのに要する時間と費用と比べたら,よくよく安上がりです(おそらく,桁が一つから二つ違います。)。従って,「裁判闘争には時間と費用がかかる」ということは,日本版フェアユースを創設しない理由とはなりません。それは,「裁判闘争には時間と費用がかかる」ということが,裁判所による違憲立法審査を認めない理由とならないのと同様です。

Posted by 小倉秀夫 at 11:16 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

09/09/2009

台北合宿

 9月6日から8日まで,台北にゼミ合宿にいっていました。

 台北の魅力は,まずその値段の安さです。2泊3日のパックで約2万円。大阪に行くよりよほど安いです。さらに,現地での飲食代も日本国内よりかなり安いです。

 今回は,グループ行動の際に,レコードショップなどに立ち寄って,どのような日本のアーティストのCDがどのような価格で売られているのかを見てもらうこととしました。そして,酒井法子さんのCDが今なお店舗に置かれているのかを見てもらうことにしました。レコード輸入権の立法目的が果たされているのか,ということに絡んでくるからです(前者は)。結局,後者は果たせなかったようです。

Posted by 小倉秀夫 at 04:06 AM dans 旅行・地域 | | Commentaires (0) | TrackBack (0)