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11/19/2009

民主党への手紙

 民主党はそのウェブサイトで国民からの意見を募集しているようなので,次のような意見をお送りいたしました。


報道によれば,鳩山 由紀夫首相は18日に開かれた「JASRAC創立70周年記念祝賀会」において、著作権の保護期間を現在の「著作者の死後50年」から、欧米などと同等の「著作者の死後70年」に延長するために最大限努力するとの考えを示したとのことです。これが本当だとすれば,心底失望いたしました。

高速道路の無償化が骨抜きになったとしても民主党を責める気はありませんでした。自民党が最後に焦土作戦をとった後です。予算措置を必要とする政策が思うに任せないのはやむを得ないことです。

米軍基地の沖縄県外移転が果たせなかったとしても民主党を責める気がありませんでした。外交問題は相手があることです。相手国の同意を得なければ進まない政策が思うに任せないのはやむを得ないことです。

しかし,著作権の保護期間問題は違います。これを延長しないことについて予算措置も不要ですし,第三国の同意も不要です。50年以上前に発掘された文章について,メロディについて,絵画について,その発掘者又はその承継人の既得権をさらに保護することで,政治献金等の形でおこぼれに預かろうという意思以外に,著作権の保護期間の延長を志向する要因はありません。そして,その結果,歴史の陰に埋もれてしまった多くの作品がボランティアの手により再び日の目を見ることが阻害され,著作権により囲われてしまった「表現」を若い芸術家たちが新たな表現のために再利用する道が閉ざされます。

民主党が,我が国の文芸的な歴史を知り,享受し,発展させようという市民の希望を踏みにじって,一部の既得権者に尻尾を振って著作権の保護期間を延長しようというのであれば,そのような政党はその他の分野でも必要以上に市民の希望を踏みにじって一部の既得権者に尻尾を振るのだろうと予測できます。そのような政党は我々には不要です。

「過ちを改むるに憚ることなかれ」といいます。民主党が市民から失望されないためにも,民主党としては著作権の保護期間を延長することは考えていないということを,党として表明していただければ幸いです。

Posted by 小倉秀夫 at 01:34 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle |

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Voici les sites qui parlent de 民主党への手紙:

» [著作権保護期間延長]著作権保護期間延長は「国民主導の政治」の結果なのか? de P2Pとかその辺のお話@はてな
昨日のJASRAC創立70周年記念祝賀会において、鳩山首相が 著作権の保護期間を現在の「著作者の死後50年」から、欧米などと同等の「著作者の死後70年」に延長するために最大限努力するとの考えを示した。 「著作権保護期間70年への延長実現に最大限努力」鳩山首相が明言 -INTE... [Lire la suite]

Notifié le 19 nov. 09 22:53:17

Commentaires

最後のところのここ変換ミスですw

×親族議員
○新族議員

ミスった意味ちょっとまずいですか(汗
そう言えば隣に鳩山婦人もいましたよね(・・;

Rédigé par: コマプ墨田 | le 11/20/2009 à 14:51

この件不可解なのは、鳩山総理がトップダウンで70年延長をJASRACに確約する根拠を国民から問われた場合、どうするのかということですよね? 諸領域に渡る政権方針と連動できる合理的説明が出来なければ、こんなのは典型的な族議員じゃないですか。

実はその懸念は大きいと見てます。松野頼久官房副長官が野党時代に、JASRACへの公取委排除命令に関して、明らかに法解釈をJASRACライクに間違ってるにもかかわらず、持ち時間全部を使って国会質問やってるんですよね。これと合わせて民主政権下の親族議員体制を懸念してます。

Rédigé par: コマプ墨田 | le 11/20/2009 à 14:43

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