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02/22/2010

We Are The World For Haiti


 「We Are The World For Haiti」をiTunesでダウンロードして聞きました。PVもまとめてダウンロードしました。

 本家の「We Are The World」自体が実に良くできた作品ですし、それをこのメンバーリメイクさせるのだから、聞かない手はありません。まあ、YouTube時代のリメイクですから、当然のように公式ビデオがYou Tubeにアップロードされているわけで、別に正規にコンテンツを購入しなくとも聞くことは可能ですが、企画の趣旨を考えると、PVとあわせて450円くらいのお金をケチケチするべきではないのだろうと考えるべきでしょう。

 それにしても、本家とfor Haitiとの聴き比べると、この25年の洋楽の変化が如実にわかるような気がします。

 一番大きいのはRapの存在でしょうね。for HaitiにもしっかりRapが組み込まれています(まあ、組み込まないと、人気Rapperたちがこの企画に参加出きないので当然ですが。)。

 もうひとつは、最近の流行りであるボイス・チェンジャーを使っているアーティストがしっかりいるということでしょうか(まあ、T-Painとか参加していますしね。)。

Posted by 小倉秀夫 at 12:30 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

02/14/2010

知的財産戦略の推進について

 先程、知的財産戦略本部に、「知的財産戦略の推進について」のパブリックコメントを提出しました。内容は下記の通りです。

  1.  インターネットラジオ・インターネットTV事業者も既存の放送事業者等と同じスタートラインでコンテンツ制作を行えるように、事前に許諾を得ずとも後に二次使用料を支払えば商用CD等に収録されている楽曲をBGM等で使用できるようにする。
  2.  「放送対象地域」という考え方をやめ、各放送事業者に対し、その制作した番組を、日本全国ないし全世界に配信するように、放送免許の剥奪をちらつかせてでも促す。インターネットを通じて情報が国境を超える時代に、放送コンテンツのみ、「放送対象地域」に情報が閉じ込められるのは不自然である。
  3. テレビ放送については、通信販売のために公共の電波を用いることを禁止し、テレビ局が独自の放送番組を容易出来ない放送枠については、放送枠をオークションにかけることを義務付ける。
  4.  芸人、芸能人等について1週間の労働時間の上限を定める。才能が短期間に集中的に費消され消耗させられてしまう現状では、継続的な知財立国の実現は困難である。
  5.  日本版フェアユースを早期に導入し、世界に先駆けて新しいビジネスモデルを開発した日本企業が、それを法的に可能とする個別の権利制限規定が立法されるのを待たずに、米国企業に先んじて、これを市場に提供できるようにする。

Posted by 小倉秀夫 at 05:21 PM dans au sujet de la propriété intellectuelle | | Commentaires (2) | TrackBack (0)

02/13/2010

インターネット上での映画や音楽などの海賊版を取り締まる方策として政府が考えていること

 日経新聞社によれば、

 政府はインターネット上での映画や音楽などの海賊版の取り締まり強化に乗り出す。ネット接続サービス事業者(プロバイダー)に海賊版を自動検出する技術の導入を義務付けることや、違法ダウンロードを繰り返す利用者との接続を強制的に切断する仕組みを検討する。海賊版の利用に歯止めをかけ、制作者の著作権を保護して収益を得られるように支援する。

とのことです

 ISPが「海賊版を自動検出する技術」を導入する場合にはいくつものハードルがあります。

 一番のハードルは、「海賊版を検出する」ためには、マッチングの対象となるコンテンツに関するデータを各ISPがもれなく入手する必要があるということです。しかし、過去にレコードまたはCDに収録されて公表された音源に対象を限定しても、各ISPが過去に遡ってこれらをあまねく入手するというのは現実問題として不可能です。また、今後公表されるものに限定しても、各ISPがこれらをすべて購入することは、理論的には可能でも、財政的に困難です。テレビ番組などの映像作品に至っては、ビデオ化またはDVD化された一部の作品以外は、マッチングの対象となるデータを入手することが公式には不可能です(これから放送されるテレビ番組については、各ISPが全テレビ局の全番組を録画すればマッチングデータを入手することは理論的には可能ですが、全国ないし全世界のいずれかで放送される各テレビ番組について著作権、隣接権の保護期間が切れるまで全ての番組に関するデータをISPがマッチングデータとしてサーバに保持しておくとなると、どれだけの容量の記録媒体が必要となるのでしょうか。関西ローカルの番組をたった1週間保存するだけの選撮見録ですら1テラバイト用意していたというのに。)。

 これらマッチング対象のコンテンツを網羅的に入手しサーバに保存し続ける義務を負わせるだけで、大半のISPを倒産に追い込むことが可能でしょう。

 次のハードルは、求められるフィルターの精度が高くなれば高くなるほど、送受信されるデータが特定のコンテンツの複製物でないとしてフィルターをスルーさせるためにかかる処理時間が長くなるということです。特定のコンテンツがどのようなファイル形式でどのような品質でデジタルデータ化されて送受信されるのかについては、天文学的なバリエーションがありうるわけですが、可能性がある限り全てマッチングさせるのだということになると、そのISPの電気通信設備を通り抜けようとするデータがひとつの特定コンテンツの複製物ではないと判別されるまでに相当の時間がかかってしまいます。それを、公表済みの全ての商用コンテンツについて行うとなると、相当の時間がかかりそうです。それを、そのISPの運営する電気通信設備を通り抜ける全てのデータに付いて行うとなると、猛烈な時間がかかりそうです。テレビ局と映画会社とレコード会社のわがままを叶えるために、メールを送信したらISPのフィルターを通り抜けるまでに1ヶ月かかるなんて未来が現実のものとなりそうです。

 結局のところ、政府は、「インターネット上での映画や音楽などの海賊版の取り締まり」を行う手段として、インターネットを実用に耐えないものにしてしまおうと考えているということなのだと思います。

Posted by 小倉秀夫 at 11:51 AM dans au sujet de la propriété intellectuelle | | Commentaires (0) | TrackBack (1)