2020年の私的best10
今年(正確に言えば去年の12月から今年の11月)に私が認知した楽曲のうち、トップ10に入ると思ったものを紹介していきます。
私の一推しのバンドであるThe Peggiesは、今年も良い曲をガンガン作り、発表してくれたのですが、そのうちから1曲を選ぶとすれば、映画「アルプススタンドのはしの方」のエンディングテーマである「青すぎる空」ですね。
サウンドのポップさと歌詞のもどかしさのギャップがまさにThe Peggiesらしいし、上記映画を見たあとにこの曲を聴くと、「ああ、この部分はあの場面のことを歌っているのか」という気分になれる部分がいくつも散見できて楽しいです。PVだけでいえば「Weekend」の方がかわいいのですが。
二番推しのScandalの楽曲の中から選ぶとすれば、「ランドリー・ランドリー」です。Rinaさん作詞・Mamiさん作曲・Harunaさんメインボーカルの作品の持つ切れ味とは全く異なり、Tomomiさん作詞・作曲・メインボーカルの作品の持つ「味わい」がよく出ています。
去年から注目しているHakubiについては、「22」を選びたいところです。「なりたかった自分ってこんな自分だっけ」という問いかけは22才より52才の方が響きます。このバンドは、ボーカルの声質も魅力的ですが、ドラムスがしっかりしているので、安心して聴けます。
Hakubiのメインボーカルの片桐さんが緊急事態宣言中にソロで作るあげた「きみはうつくし」は、YouTube動画でしか見れませんが、あの時代を語る楽曲として、後世まで語り継ぎたいところです。
今年新たに注目し始めたバンドとして、「FAITH」をあげることができます。5人のメンバーのうち3人がハーフで、歌詞が全部英語という構成で、メジャーデビューにこぎ着けるのは相当大変なことですが、楽曲を聴けば、このバンドがそれを成し遂げたのも当然だと納得できます。個人的には、昨年発表された「Yellow Road」が好きなのですが、今年発表の「Party All Night」も若さにあふれていて、聴いていて気持ちの良い楽曲です。
若い才能と言えば、2001年生まれのシンガーソングライター「Karin.」の生産性がすごいです。今年の代表曲をあげるとすれば「君が生きる街」ですね。
とはいえ、今年一番の楽曲は、緑黄色社会の「Shout Baby」だと思います。もともと歌唱力と演奏力の高いバンドでしたが、メインボーカルが美人過ぎて迷走していた感があったところ、去年くらいから迷走が終わり、今年この楽曲で花開いた感があります。さすがにこの歌詞がかけるようになるにはある程度の年月が必要だったのでしょう。
あと、情熱系では、長靴をはいた猫の「涙の街」が印象に残りましたし(特に、最後の方のパフォーマンスは、強烈です。)、ロマン系だと、Atomic Skipperの「アルテミス」が印象に残りました。 Atomic Skipperは、ようやく全国流通版を出すところまでこぎ着けて、これから全国ツアーをしようとした矢先に、緊急事態宣言でライブを全部潰された悲運のバンドなので、頑張ってほしいところです。
男性ボーカルのユニットだと、Creepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」が群を抜いていた感があります。こんなにバラエティに出る人だとは思いませんでしたが。
国外に目を向けると、周杰倫の「Mojito」が良かったですね。ラテンの乗りなんだけど中国語というギャップの面白さですね。今年は、コロナ関係の替え歌がやたら流行りましたね。
もっとも、今年Spotifyで私が一番多く聴いた楽曲は、ヤバイTシャツ屋さんの「創英角ポップ体」だったのですが。
Posted by 小倉秀夫 at 12:34 AM dans musique | Permalink | Commentaires (0)