12/20/2020

2020年の私的best10

 今年(正確に言えば去年の12月から今年の11月)に私が認知した楽曲のうち、トップ10に入ると思ったものを紹介していきます。

 

 私の一推しのバンドであるThe Peggiesは、今年も良い曲をガンガン作り、発表してくれたのですが、そのうちから1曲を選ぶとすれば、映画「アルプススタンドのはしの方」のエンディングテーマである「青すぎる空」ですね。

 サウンドのポップさと歌詞のもどかしさのギャップがまさにThe Peggiesらしいし、上記映画を見たあとにこの曲を聴くと、「ああ、この部分はあの場面のことを歌っているのか」という気分になれる部分がいくつも散見できて楽しいです。PVだけでいえば「Weekend」の方がかわいいのですが。

 二番推しのScandalの楽曲の中から選ぶとすれば、「ランドリー・ランドリー」です。Rinaさん作詞・Mamiさん作曲・Harunaさんメインボーカルの作品の持つ切れ味とは全く異なり、Tomomiさん作詞・作曲・メインボーカルの作品の持つ「味わい」がよく出ています。

 去年から注目しているHakubiについては、「22」を選びたいところです。「なりたかった自分ってこんな自分だっけ」という問いかけは22才より52才の方が響きます。このバンドは、ボーカルの声質も魅力的ですが、ドラムスがしっかりしているので、安心して聴けます。

 Hakubiのメインボーカルの片桐さんが緊急事態宣言中にソロで作るあげた「きみはうつくし」は、YouTube動画でしか見れませんが、あの時代を語る楽曲として、後世まで語り継ぎたいところです。

 今年新たに注目し始めたバンドとして、「FAITH」をあげることができます。5人のメンバーのうち3人がハーフで、歌詞が全部英語という構成で、メジャーデビューにこぎ着けるのは相当大変なことですが、楽曲を聴けば、このバンドがそれを成し遂げたのも当然だと納得できます。個人的には、昨年発表された「Yellow Road」が好きなのですが、今年発表の「Party All Night」も若さにあふれていて、聴いていて気持ちの良い楽曲です。

 若い才能と言えば、2001年生まれのシンガーソングライター「Karin.」の生産性がすごいです。今年の代表曲をあげるとすれば「君が生きる街」ですね。

 とはいえ、今年一番の楽曲は、緑黄色社会の「Shout Baby」だと思います。もともと歌唱力と演奏力の高いバンドでしたが、メインボーカルが美人過ぎて迷走していた感があったところ、去年くらいから迷走が終わり、今年この楽曲で花開いた感があります。さすがにこの歌詞がかけるようになるにはある程度の年月が必要だったのでしょう。

 あと、情熱系では、長靴をはいた猫の「涙の街」が印象に残りましたし(特に、最後の方のパフォーマンスは、強烈です。)、ロマン系だと、Atomic Skipperの「アルテミス」が印象に残りました。 Atomic Skipperは、ようやく全国流通版を出すところまでこぎ着けて、これから全国ツアーをしようとした矢先に、緊急事態宣言でライブを全部潰された悲運のバンドなので、頑張ってほしいところです。

 

 男性ボーカルのユニットだと、Creepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」が群を抜いていた感があります。こんなにバラエティに出る人だとは思いませんでしたが。

 国外に目を向けると、周杰倫の「Mojito」が良かったですね。ラテンの乗りなんだけど中国語というギャップの面白さですね。今年は、コロナ関係の替え歌がやたら流行りましたね。

 もっとも、今年Spotifyで私が一番多く聴いた楽曲は、ヤバイTシャツ屋さんの「創英角ポップ体」だったのですが。

 

Posted by 小倉秀夫 at 12:34 AM dans musique | | Commentaires (0)

09/13/2020

2020年上半期

 今年の上半期のベスト5を並べてみたいと思います。

 歌詞の深さ、メロディラインの美しさ、ボーカルのうまさと力強さ、楽器隊の力量で他を圧倒していたのが緑黄色社会のShout Babyです。緑黄色社会は、閃光ライオネットで衝撃のデビューを果たした後、晴子さんの美貌を活かそうとしすぎて瞑想していた感がありますが、昨年くらいから迷走が収まり、今年この楽曲で大きな花を咲かせた感があります。

 次が、The Peggiesの「青すぎる空」です。

 The Peggiesの「アネモネep」に収録されていた楽曲の中で、表題曲の「アネモネ」よりもこっちの方がピンときたのです(こっちの方がロック色強いですからね。)。

 「青すぎる空」は、映画「アルプススタンドのはしの方」のために書き下ろされた楽曲です。この映画自体がすごくよい出来で、映画とコラボしたPVは、The Peggiesファンも「アルプススタンドのはしの方」も楽しめるものになっています。

 次に、hakubiのギターボーカルである片桐さんが、緊急事態宣言期間中にソロで製作した「きみはうつくし」です。この楽曲は、YouTube上でしか視聴できません。

 こういう時期だからこそ「あまりやすやすと消えてくれるな」というフレーズが特に意味を持つのでしょう。

 周杰倫 の「Mojito」は、「古くて新しい」路線で却って新鮮でした。

 Atomic Skipperは、私が最後にライブを見たバンドです。

 そのとき絶賛発売中だったアルバム「思春を超えて」のメイン楽曲が「アルテミス」です(「幸福論」や「星降る夜」は前からありましたし)。全国流通版を出し、これから全国ツアーをやろうとした矢先に緊急事態宣言でライブを全部潰された悲運のバンドです。

Posted by 小倉秀夫 at 12:15 PM dans musique | | Commentaires (0)

12/29/2019

2019年のライブ実績

 2019年も暮れようとしていますので、今年のライブ参加実績をまとめてみました。

日付 会場 アーティスト 対バン
1月5日 鴬谷 東京キネマ倶楽部 リーガルリリー  
1月13日 武蔵大学 時速36km  
1月26日 渋谷CLUB QUATTRO The Peggies Amelie
2月4日 新代田crossing みきなつみ  
2月6日 下北沢SHELTER FINLANDS ART SCHOOL
3月5日 SHINJUKU BLAZE The Peggies majiko , 嘘とカメレオン ,エドガー・サリヴァン
3月30日 ダイアモンドホール SCANDAL  
4月7日 渋谷CLUB QUATTRO The Peggies  
4月23日 BAYSIS The Peggies  
5月24日 DRUM Be-1 The Peggies  
5月28日 Bunkamuraオーチャードホール ZAZ  
6月8日 下北沢DaisyBar 時速36km ROKI
6月15日 マイナビBLITZ赤坂 The Peggies  
6月29日 Zepp Sapporo SCANDAL  
7月10日 Zepp Tokyo SCANDAL  
7月11日 Zepp Tokyo SCANDAL  
8月1日 下北沢HALF 北澤ゆうほ タグチハナ、たかはしほのか
8月6日 ROCKTOWN 北澤ゆうほ なきごと、PELICAN FANCLUB
8月21日 Zepp DiverCity TOKYO SCANDAL  
8月27日 下北沢SHELTER The Peggies ラブリーサマーちゃん
9月24日 渋谷TSUTAYA O-EAST Tricot  
9月27日 下北沢GARDEN The Peggies MINT mate box
10月18日 ライブハウス北浦和KYARA The Peggies  
10月21日 BAYSIS The Peggies  
10月27日 熊本B.9 V2 The Peggies  
11月24日 松本ALECX The Peggies  
12月1日 TSUTAYA O-EAST The Peggies  
12月6日 代官山UNIT みきなつみ  
12月7日 マイナビBLITZ赤坂 The Peggies Suspended 4th、ドミコ、chelmico、秋山黄色
12月14日 SPiCE(ex.DUCE) The Peggies  
12月17日 横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール The Peggies あゆみくりかまき

 

Posted by 小倉秀夫 at 11:10 AM dans musique | | Commentaires (0)

12/19/2018

ライブ鑑賞結果報告 IN 2018

 今年私が行ったライブはおおむね下記の通りです。
























































日付会場アーティスト
02/07千葉LOOKteto/Czecho No Republic
03/04下北沢SHELTERLuca / Hump Back
03/10仙台ennThe Peggies
03/25赤坂BLITZThe Peggies
03/26下北沢 BASEMENT BARFinlands
04/23下北沢CLUB251The Peggies
05/11中野サンプラザホールSCANDAL
05/18静岡市清水文化会館SCANDAL
05/19岐阜市民会館SCANDAL
07/01KYOTO MUSEThe Peggies
07/05WWW XThe Peggies
07/21下北沢 BASEMENT BARLucie, too / the wisely brothers
08/27下北沢SHELTERThe Peggies
09/02下北沢CLUB Queそれでも世界が続くなら
09/16WWW XShiggy Jr./ The Peggies
09/19EX THEATER ROPPONGポルカドットスティングレイ / Official髭男dism
10/16渋谷CLUB QUATTROFinlands
10/18TSUTAYA O-nestKOTORI/SUNNY CAR WASH
10/20東京ビッグサイトThe Peggies
11/12DaikanyamaLOOPハルカトミユキ / リーガルリリー
11/20Zepp TokyoScandal
11/26福岡DRUM Be-1The Peggies
12/02TSUTAYA O-EASTThe Peggies
12/14WWW Xtricot
12/16shibuya eggmanみきなつみ

 あとは12月24日のScandalのライブを観ておしまいです。

Posted by 小倉秀夫 at 10:26 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/09/2018

2018年私的ベスト10

 今年も年末になりましたので、昨年末から今日までにかけて私が新たに認識した楽曲の中で私的におすすめのものを列挙していきたいと思います。

The Peggies 「ハートビート」


Apple Musicではこちら、spotifyではこちら

 今年は、The Peggiesが精力的に新曲を出し続けた年でした。「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」のオープニングテーマに「君のせい」が使用されたことで、アニメ愛好家の認知も得たようです。


 ただ、今年公開されたThe Peggiesの楽曲の中では、「ハートビート」が一番質が高かったかなと個人的には思います。大貫さんのドラムも、石渡さんのベースも創造性にあふれているし、北澤さんも紡ぎ出す歌詞も完璧です。

Scandal「プラットホームシンドローム」



 Scandalが今年発売したアルバム「HONEY」は傑作です。Scandalは四人全員容姿端麗だし、デビュー当初はギャルっぽさを売りにしていた部分があるので誤解されがちですが、現在は結構ハードなロックバンドです。ドラムもベースもギターも、全てが疾走感を醸し出しています。プラットホームシンドロームでは、イントロのリードギターのリフから全力で駆け抜ける感じが極めて気持ちが良いのです。そして、現在の彼女たちはこれをライブでも再現する能力を持っています。

泉まくら 『いのち feat. ラブリーサマーちゃん』



 The Peggiesの3人と中学・高校の同級生であるラブリーサマーちゃんが泉まくらさんと組んで発表したのがこの楽曲です。この楽曲の良さは、圧倒的な歌詞の強さですね。曲がおしゃれだから、歌詞の強さが余計引き立ちます。

みきなつみ「ボクらの叫び」



 歌詞の力強さという点では、みきなつみ「ボクらの叫び」も負けていません。こんな真っ直ぐの歌詞をかける若さと才能に、大人たちはもっと気付くべきだと思います。

SUNNY CAR WASH「ムーンスキップ」



 ボーイズバンドによるストレートなラブソングですが、冒頭で「賛否両論です」と歌い上げることでまず聞き手を惹き付けるあたりが、荒削りにみえてよく練られています。

時速36km「七月七日通り」



 ボーズバンドで今年新たな発見と言えば、この時速36kmですね。リードボーカルの声質が良く、滑舌も良いので、この難解な歌を普通にこなせています(ライブを観ていないので、生音でどうなるのかまでは分からないのですが。)。

FINLANDS「yellowboost」



 リードボーカルの声質という点では、Finlandsも未だ健在です。このバンドは、サポートメンバーの男性二人(ギターとドラム)が超絶的に上手いのもあり、塩入さんの特殊な歌い方が、疾走感に哀愁を付加します。

ZAZ「Qué vendrá」



声質の良さという点で言えば、フランスのZAZも健在です。この歌も、この声質で歌われるからこそ、この伴奏で成立するんだといえそうです。

熊仔×Julia Wu 吳卓源×RGRY「買榜」



 これとは大局的に、曲もPVもおしゃれに仕上がっているのが、「買榜」です。まあ、見ての通りメンバーが凄いので、できがいいのは当然なのですが。

ずっと真夜中でいいのに。「脳裏上のクラッカー



 最後に、なぞのユニット「ずっと真夜中でいいのに。」の作品。メンバーの芸名は公開されていますが、PVがオールアニメーションですから、どんな人が演奏しているのかが今のところ全く分からなかったりします。華やかな歌詞と派手なメロディが続く当たり、ボカロ楽曲の影響が強そうです。

Posted by 小倉秀夫 at 08:53 AM dans musique | | Commentaires (0)

07/11/2018

2018年上半期ベスト5

 この次の関ジャムで「今年の上半期おすすめの5曲」コーナーをやるみたいなので、私的におすすめの5曲を披露していこうと思います。

 まずは、あいみょん/尾崎世界観(クリープハイプ)/片岡健太(sumika)/GEN(04 Limited Sazabys)/斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)/スガ シカオがシンガーとして参加する「栞」ですね。

 案外このクラスのアーティストがこのくらい集まって1つの曲をやるって珍しいし、楽曲自体もできがすこぶるよいです。

 次に、大森靖子の「死神」。ライブではアコースティックギター一本の弾き語りで演じられることが多いですが、こちらのPVのアレンジの方がなお良いように思います。子どもを育てていく決意をこのように表現した、力強い楽曲って、類例が乏しい気がします。

 次に、緑黄色社会の「真夜中ドライブ」

 緑黄色社会は、なまじリードボーカルが美人なだけに、ここのところそれを活かそうとしすぎて失敗してきた感があったのですが、ようやく閃光ライオネットのころの輝きを取り戻した感があります。

 そして、Hump Backの「拝啓、少年よ」。

 従前、男性ボーカルユニットが扱ってきたようなストレートなメッセージソングをガールズバンドが扱う時代になったのだなあと。チャットモンチーが活動を終える年にこういうバンドが出てくるんだなあ(まあ、去年「星丘公園」で知る人は知る存在にはなっていましたが。)。

 最後にThe Peggiesの「ハートビート」。

 PVはないようですが、iTunesだとこちら。The Peggiesは、若手ガールズバンドの中ではドラムとベースがピカイチであることを証明してくれる楽曲です。もちろん、北澤さんのソングライティング能力と卓越した声質があっての話ですが。

 昨年12月まで範囲を広げると、とけた電球の「心が忘れない」やLucie, Tooの「Lucky」なども入ってきますね。

Posted by 小倉秀夫 at 02:24 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/15/2017

2017年のライブ観戦

 私が2017年に自腹で行ったライブは、下記の通りです。特徴としては、平日の夜に行くことを躊躇しなくなったことと、東京周辺に拘らなくなったことです。多分、The Peggiesのライブに今年だけで8回行った弁護士は私だけでしょう。

































































日付 会場 Artist
1/29EX THEATER ROPPONGI神聖かまってちゃん
3/3 TSUTAYA O-WEST
The Peggies

3/15
新宿SAMURAIペロペロしてやりたいわズ。

4/1
新潟lotsSCANDAL

4/9

渋谷CLUB QUATTRO
The peggies / ポルカドットスティングレイ / ビッケブランカ

6/3
LIVE HOUSE enn 3rd The Peggies

6/17
LIQUIDROOMThe Peggies

7/2
東京キネマ倶楽部神聖かまってちゃん

7/17
shibuya eggmanHeavenstamp/緑黄色社会

8/9
高崎 club FLEEZtricot/リーガル・リリー

9/9
タワーレコードThe Peggies

9/15
渋谷WWWThe Peggies

9/23
WWW宇宙人(Cosmos People)

9/29
TSUTAYA O-nestThe Wisely Brothers

10/11
赤坂BLITZゲスの極み乙女。

10/29
LIVE HOUSE FEVERFINLANDS

11/23
梅田Shangri-LaThe Peggies

12/2
赤坂BLITZThe Peggies / ねごと / パスピエ / tricot

12/14
恵比寿ザ・ガーデンホール大森靖子/TK from 凛として時雨

Posted by 小倉秀夫 at 09:19 AM dans musique | | Commentaires (0)

06/14/2017

2017年上半期

 次週の関ジャムが、2017年上半期ベスト10を発表するようなので、私も先に上半期気になった曲を紹介することにします。

 まずは、それでも世界が続くならの「消える世界のイヴ」

 こんな純粋な歌を作り、歌える人たちが未だに社会に受け容れられていないのが信じがたいです。この歌を聴いて心を動かされないような大人にだけはなりたくありません。

 次に、サビが耳に残るチリヌルヲワカの「ドルチェ」。

 メロディラインは何とも古風なんだけど、歌謡曲ではなく、バンド楽曲として演奏しきったのが勝因のような気がします。

 スチャダラパーとEGO-WRAPPIN' の「ミクロボーイとマクロガール」は、PVが8割と言ったところでしょうか。能年玲奈の勝利です。



 PVと楽曲とで合わせ技一本というべきなのは、Christophe Maéの「Marcel」。この格好よさとおしゃれ感がそうして日本で受け容れられないのか不思議です。

 メランコリック写楽の「ヨーロッパ返して」は、もうタイトルの勝利です。

 凡人が100年考えたって、「ヨーロッパ返して」なんてタイトルは思い浮かびません。

 大森靖子「ドグマ・マグマ」は、設定の勝利ですね。

 神様目線の楽曲なんて、なかなか作れるものではありません。

 ウォルピス・カーターの「晴天前夜」。

 男性ボーカルの歌とは信じがたい出来。

 復活したゲスの極み乙女の楽曲の中では「Darumasan」が最高です。

 楽曲の格好よさと歌詞のくだらなさのバランスが、これぞゲスの極みというか。メジャーデビューで失われかけていたものが戻ってきたというか。

 ColdplayがチャリティイベントOne Love Manchesterで演じた「Viva la Vida」。

 この歌は、こうやればライブでできるんだという驚き。ティンパニー凄いとしか言いようがありません。というか、こういう悲劇のあとのチャリティイベントでちゃんと歌うべき歌を持っているって、みんなさすが。

Posted by 小倉秀夫 at 02:07 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/27/2016

LIVE in 2016

 私が2016年に自腹で行ったライブは、下記の通りです。































































日付 会場 Artist
1/30赤坂BLITZ水曜日のカンパネラ/ワンダフルボーイズ/Shout it Out
2/28 NHKホール
MIKA

3/4

原宿ASTRO HALL
宇宙人

4/25
下北沢SHELTER藤岡みなみ&ザ・モローンズ / カラスは真っ白

5/7
DOMe柏UQiYO他

5/13
Zepp 東京SCANDAL

5/29
渋谷La.mamaThe Peggies /Cettia. /絶景クジラ/

6/25
STUDIO COAST水曜日のカンパネラ

7/6
Zepp DiverCityクリープハイプ/フジファブリック

7/28
clubasiaThe Peggies

9/20
東京DOMEBABYMETAL

11/4
FEVERUQiYO 他

11/30
駒澤大学駒沢キャンパス記念講堂夜の本気ダンス

12/1
下北沢SHELTERポルカドットスティングレイ/絶景クジラ

12/4
赤坂BLITZThe Peggies / 大森靖子 他

12/8
渋谷CLUB QUATTROThe Peggies

12/10
新宿SAMURAIそれでも世界が続くなら

12/25
豊洲PITSCANDAL

 ライブトータルでは、12/8のThe Peggiesのワンマンが素晴らしかったですね。勢いがあるって、こういうことなんだと思います。曲を単体としてみたときには、12/4の大森靖子の「音楽を捨てよ、そして音楽へ」が凄まじかったですね。ARABAKI ROCK FEST.16のときのパフォーマンスがYouTubeにアップロードされていますが、サポートミュージシャンの違いもあり、これよりも二割増の力強さがありました。

 ワンダフルボーイズや藤岡みなみ&ザ・モローンズのように、MC込みで聴衆を楽しませるのもいいですね。赤坂BLITZという比較的小さい会場で水曜日のカンパネラを見れたのも、今となっては貴重な体験です。下北沢SHELTERでポルカドットスティングレイを見れたのも、来年の今頃は思い出話として語れるかも知れません。

Posted by 小倉秀夫 at 01:56 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/03/2016

私的ベスト5 in 2016

 今年も性懲りもなく、今年(正確には昨年の12月以降)から聞き始めた楽曲での私的ベスト5を公表していこうと思います。

 The Peggiesの「グライダー」は、リーリース自体は昨年の11月ですが、インディーズ系の作品が届くには時間がかかるので、「今年」に含めてしまいましょう。

 世間的には、リードボーカルの北澤ゆうほの容姿が注目されがちですが、The Peggiesのすごさは、① ガールズバンドでは卓越した作詞力、② ドラムとベースの圧倒的な力量にあるのだと思います。②については。正真正銘今年発表された「Love Trip」の方がわかりやすいかもしれません。

 滅火器 Fire EXの「繼續向前行 Keep On Going」は、震災から復興しようとする東北地方(宮古市)をメンバー自身が周り、現地の人々と交流し、PVという形で残して世界に向けて発信した作品です。この楽曲の前向きの歌詞と力強い演奏が、「被災地の復興」というテーマにまさに合致します。

 フランスのポップスでは、Sopranoの「En Feu」が群を抜いていた感じがします。

 歌詞はともかく、そののりの良さ、メロディのセンス等さすがといわざるを得ません。

 Stereoact feat. Kerstin Ottの「Die Immer Lacht 」は、PVが特徴的です。

 「いつも笑っている人」ということなので、笑顔の美しい女性を全面に押し出すというのは、王道っぽさを感じます。曲自体は、凄く素直で、聴きやすい楽曲です。

 大森靖子 feat.の子の「非国民的ヒーロー」は、その歌詞のセンスが圧巻です。出だしでまず引き込まれます。メロディやアレンジは、さすが神聖かまってちゃんという感じで安定感があります。

 ベスト5というとこのあたりになりますが、その他注目すべきものとしては、それでも世界が続くならの「弱者の行進」や、
ポルカドットスティングレイの「テレキャスター・ストライブ」
Ikkyu Nakajimaの「sweet sweat sweets」
MOSHIMOの「猫かぶる」
My Hair is Bad「戦争を知らない大人たち」とかですね。

Posted by 小倉秀夫 at 07:58 PM dans musique | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

10/16/2016

チケットの転売問題

 コンサート等のチケットが高額で転売されることを音楽産業が問題視し始めています。しかし、チケットを必要とする人と不要になった人とがいれば、この間に売買契約が成立しうることは当然のことです。また、チケットが不要になった人より必要となった人の方が多ければ、価格が高騰するのも、資本主義社会においては自然なことです。そして、音楽産業側としては、チケットの提示と引き替えに会場に入場することを許された人々に対して、特定のアーティストの実演を一定時間鑑賞させれば、チケットの販売によって約した債務の本旨を履行することができるのですから、チケットが……流通しようと、そしてその転売価格が高騰しようがどうでも良いはずです。では、なぜ、チケットの高額転売が問題視されるのでしょうか。

なぜ、チケットは譲渡されるのか。

 そもそも、正規に発行されたコンサート等のチケットは、なぜ譲渡されるのでしょうか。これにはいろいろな理由があります。

⑴ 特定の人に譲渡する目的で購入される場合

 そもそも、最初から特定の人に譲渡する目的でチケットが購入された場合、当然、そのチケットはその人に譲渡されます。たとえば、あるアーティストの大ファンである子どもにプレゼントする場合や、友人や恋人と一緒に特定のライブに行きたくてその人の分までチケットを購入する場合がこれに当たります。

⑵ 不特定の人に譲渡する目的で購入される場合

 高値で転売する目的でチケットを購入する場合の他、たとえば、商店街における福引きの景品とする場合なども、不特定の人に譲渡する目的でチケットを購入することになります。

⑶ ライブに行けなくなった場合

 当初は自分で行くつもりでチケットを購入したけれども、その後都合がつかずライブに行けなくなった場合や、事情変更の結果行くつもりがなくなった場合、そのライブに行きたがっている知人に無償でチケットを譲渡したり、支払済みの代金を回収するために有償でチケットを譲渡したりすることがあります。

⑷ 特定の人に譲渡しようとしたが受領を拒絶された場合

 たとえば、子どもにプレゼントしようとチケットを購入したもののその子には既にその日に別の予定が入っていた場合や、好意を持っている人と一緒にライブに行こうとその人の分までチケットを購入したのに一緒にライブに行くことを断られた場合など、せっかく購入したチケットが余ってしまいます。余ったチケットを第三者に有償または無償で譲渡しようとすることは実に自然です。

チケットの譲渡を禁止することのメリット・デメリット

 チケットの譲渡自体を禁止した場合、これら全てが許されなくなります。しかし、たとえばクレジットカード決済ができる大人がクレジットカードを持たない子どものためにチケットを購入してあげることや、友人や恋人と一緒に特定のライブに行くことが予定されている場合に一人の人が全員分のチケットを購入することを禁止するメリットがあるようには思われません。特に、後者を禁止すると、共通体験としてのライブ参加と言うことが行いにくくなるので、ライブ人気に水を差すこととなるでしょう。

 自らライブに行く予定だったのに行けなくなった(行く気がなくなった)とか、特定の人に譲渡するつもりでチケット購入したのに受け取ってもらえなかったという場合になおチケットの譲渡を禁止した場合、その分、ライブに参加する人の割合が減り、座席が指定されている会場であれば、空席が生ずることになります。その割合が大きくなればなるほど、ライブとしては寂寥感が増すことになります。そして、そのライブに参加したいと考えている人がいて、参加させる余地が物理的にある程度あるのに、参加させられないというのは、効率性を損なうものとなります。

 また、メジャーなアーティストのライブの場合、1人1万円前後というかなり高額の値付けをする一方で、先行予約をライブ実施日の数ヶ月前に設定するケースが珍しくありません。多くの人は、数ヶ月後の予定を確実に把握することができないので、その後の事情で行けなくなったときにこれを換価する手段が存在しないとなると、チケットを先行的に購入することのリスクが高まってしまいます。それは、よほど好きでない限り高額のチケットを購入しないという方向に消費者を向かわせることになります。

 もっとも、チケットの転売を完全に自由とした場合、転売目的で大量にチケットを仕入れて高いマージンを付けて転売するという業態をも容認することとなります。この場合、本来、チケットぴあなどの正規のチケット販売事業者からエンドユーザーにダイレクトに販売することを前提とした価格設定よりも高い価格を支払わなければ多くのファンがチケットを入手できないことになり、結果として、本来の想定よりも、ライブの顧客層の可処分所得帯が上昇することとなります。それ自体が必ずしも悪いこととは言いませんが、それを好ましくないと考えるアーティストやその所属事務所があっても不思議ではありません。

転売目的のチケット購入を抑制する他の手段

 以上によれば、転売目的でチケットを大量に仕入れた事業者がこれを高額で転売することを抑制できればよく、抑制の対象がそれ以外に拡張されるのは好ましくないと言うことが言えます。そのためには、どのような手段があり得るでしょうか。

 チケットに購入者を特定する情報を記載し、会場でチケットを提示した人がその本人でない場合には入場を拒否するという手法は、チケットの譲渡全般を規制することとなるので、規制の範囲が広範すぎて不適切と言えるでしょう。代表して購入した人と同伴であれば入場できることとすれば入場が拒否される場合はかなり減りますが、それでも、会場内で集合するわけにいかなくなりますし、代表購入者がたまたま会場に行かれなくなると、全員会場に入場できなくなるというのも困りものです。

 では、どうすればいいでしょうか。

 1つは、需要の側をコントロールするという手法が考えられます。なぜ消費者が高額のチケットを事業者から購入するかと言えば、正規のチケット販売業者から販売されるチケットの数が、そのアーティストのライブを鑑賞したいというファンの数に比して少なすぎるからであり、それは、そのアーティストのライブの数がファンの数に比して少な過ぎるからです。CDや音楽配信の売上や前年のライブのチケットの売れ行き等から、ライブを鑑賞したいファンの数というのはある程度見当がつくのですから、それが「プラチナ化」しない程度にライブの上演回数を増やすというのが根本的な解決策と言えるでしょう。

 もっとも、日本はライブ会場が少ないので、人気アーティストから順にライブの本数を増やすと、ブレイク前のアーティストのライブ機会が失われる危険があります。したがって、ライブの回数をある程度増やしてチケットのプラチナ化をある程度抑えていただくとしても、さらに別の解決策を講ずる必要が生じます。おそらくそれは、正規のチケット販売事業者がチケットを販売する段階で講ずるのが良いのではないかと思います。業者が転売目的でチケットを大量に仕入れることさえ抑えてしまえば、その業者が細々と高額転売を継続したとしても、前記弊害の発生を抑えることができるからです。

 具体的には、購入希望者が殺到することが予想されるライブのチケットの購入は会員限定とした上で、その会員の購入履歴と、その会員が購入したチケットの使用状況等から、業としての転売がなされていると推認されるときは、告知聴聞の機会を設けた上で、会員契約を解除するという手法が考えられます。もちろん、それをするためには、1つの事業者が複数の会員資格を取得することがないように、本人確認をある程度厳格に行う必要があります。ただ、クレジットカード決済を原則とするとか、会員カードを自宅に郵送することにするとかすると、1つの事業者が数十、数百のアカウントをもつということは大分防げるのではないかと思います。

 また、チケット販売事業者の側で、チケットの流れを管理するのも、業者による転売を抑制する1つの手段となり得ます。一部で実施されているように、チケットをスマホや携帯メール等に送るシステムを採用すれば、そのチケット情報の別端末への転送は必ず事業者サーバを介しなければできないようにすることが可能であり、チケットデータの移転経緯を販売事業者が把握することが可能です。チケットデータ流通のハブとなっているアカウントがあれば、そこが転売業者なのではないかとの推認ができます。

Posted by 小倉秀夫 at 01:00 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

チケットの転売問題

問題の所在

 コンサート等のチケットが高額で転売されることを音楽産業が問題視し始めています。しかし、チケットを必要とする人と不要になった人とがいれば、この間に売買契約が成立しうることは当然のことです。また、チケットが不要になった人より必要となった人の方が多ければ、価格が高騰するのも、資本主義社会においては自然なことです。そして、音楽産業側としては、チケットの提示と引き替えに会場に入場することを許された人々に対して、特定のアーティストの実演を一定時間鑑賞させれば、チケットの販売によって約した債務の本旨を履行することができるのですから、チケットが……流通しようと、そしてその転売価格が高騰しようがどうでも良いはずです。では、なぜ、チケットの高額転売が問題視されるのでしょうか。

なぜ、チケットは譲渡されるのか。

 そもそも、正規に発行されたコンサート等のチケットは、なぜ譲渡されるのでしょうか。これにはいろいろな理由があります。

⑴ 特定の人に譲渡する目的で購入される場合

 そもそも、最初から特定の人に譲渡する目的でチケットが購入された場合、当然、そのチケットはその人に譲渡されます。たとえば、あるアーティストの大ファンである子どもにプレゼントする場合や、友人や恋人と一緒に特定のライブに行きたくてその人の分までチケットを購入する場合がこれに当たります。

⑵ 不特定の人に譲渡する目的で購入される場合

 高値で転売する目的でチケットを購入する場合の他、たとえば、商店街における福引きの景品とする場合なども、不特定の人に譲渡する目的でチケットを購入することになります。

⑶ ライブに行けなくなった場合

 当初は自分で行くつもりでチケットを購入したけれども、その後都合がつかずライブに行けなくなった場合や、事情変更の結果行くつもりがなくなった場合、そのライブに行きたがっている知人に無償でチケットを譲渡したり、支払済みの代金を回収するために有償でチケットを譲渡したりすることがあります。

⑷ 特定の人に譲渡しようとしたが受領を拒絶された場合

 たとえば、子どもにプレゼントしようとチケットを購入したもののその子には既にその日に別の予定が入っていた場合や、好意を持っている人と一緒にライブに行こうとその人の分までチケットを購入したのに一緒にライブに行くことを断られた場合など、せっかく購入したチケットが余ってしまいます。余ったチケットを第三者に有償または無償で譲渡しようとすることは実に自然です。

チケットの譲渡を禁止することのメリット・デメリット

 チケットの譲渡自体を禁止した場合、これら全てが許されなくなります。しかし、たとえばクレジットカード決済ができる大人がクレジットカードを持たない子どものためにチケットを購入してあげることや、友人や恋人と一緒に特定のライブに行くことが予定されている場合に一人の人が全員分のチケットを購入することを禁止するメリットがあるようには思われません。特に、後者を禁止すると、共通体験としてのライブ参加と言うことが行いにくくなるので、ライブ人気に水を差すこととなるでしょう。

 自らライブに行く予定だったのに行けなくなった(行く気がなくなった)とか、特定の人に譲渡するつもりでチケット購入したのに受け取ってもらえなかったという場合になおチケットの譲渡を禁止した場合、その分、ライブに参加する人の割合が減り、座席が指定されている会場であれば、空席が生ずることになります。その割合が大きくなればなるほど、ライブとしては寂寥感が増すことになります。そして、そのライブに参加したいと考えている人がいて、参加させる余地が物理的にある程度あるのに、参加させられないというのは、効率性を損なうものとなります。

 また、メジャーなアーティストのライブの場合、1人1万円前後というかなり高額の値付けをする一方で、先行予約をライブ実施日の数ヶ月前に設定するケースが珍しくありません。多くの人は、数ヶ月後の予定を確実に把握することができないので、その後の事情で行けなくなったときにこれを換価する手段が存在しないとなると、チケットを先行的に購入することのリスクが高まってしまいます。それは、よほど好きでない限り高額のチケットを購入しないという方向に消費者を向かわせることになります。

 もっとも、チケットの転売を完全に自由とした場合、転売目的で大量にチケットを仕入れて高いマージンを付けて転売するという業態をも容認することとなります。この場合、本来、チケットぴあなどの正規のチケット販売事業者からエンドユーザーにダイレクトに販売することを前提とした価格設定よりも高い価格を支払わなければ多くのファンがチケットを入手できないことになり、結果として、本来の想定よりも、ライブの顧客層の可処分所得帯が上昇することとなります。それ自体が必ずしも悪いこととは言いませんが、それを好ましくないと考えるアーティストやその所属事務所があっても不思議ではありません。

転売目的のチケット購入を抑制する他の手段

 以上によれば、転売目的でチケットを大量に仕入れた事業者がこれを高額で転売することを抑制できればよく、抑制の対象がそれ以外に拡張されるのは好ましくないと言うことが言えます。そのためには、どのような手段があり得るでしょうか。

 チケットに購入者を特定する情報を記載し、会場でチケットを提示した人がその本人でない場合には入場を拒否するという手法は、チケットの譲渡全般を規制することとなるので、規制の範囲が広範すぎて不適切と言えるでしょう。代表して購入した人と同伴であれば入場できることとすれば入場が拒否される場合はかなり減りますが、それでも、会場内で集合するわけにいかなくなりますし、代表購入者がたまたま会場に行かれなくなると、全員会場に入場できなくなるというのも困りものです。

 では、どうすればいいでしょうか。

 1つは、需要の側をコントロールするという手法が考えられます。なぜ消費者が高額のチケットを事業者から購入するかと言えば、正規のチケット販売業者から販売されるチケットの数が、そのアーティストのライブを鑑賞したいというファンの数に比して少なすぎるからであり、それは、そのアーティストのライブの数がファンの数に比して少な過ぎるからです。CDや音楽配信の売上や前年のライブのチケットの売れ行き等から、ライブを鑑賞したいファンの数というのはある程度見当がつくのですから、それが「プラチナ化」しない程度にライブの上演回数を増やすというのが根本的な解決策と言えるでしょう。

 もっとも、日本はライブ会場が少ないので、人気アーティストから順にライブの本数を増やすと、ブレイク前のアーティストのライブ機会が失われる危険があります。したがって、ライブの回数をある程度増やしてチケットのプラチナ化をある程度抑えていただくとしても、さらに別の解決策を講ずる必要が生じます。おそらくそれは、正規のチケット販売事業者がチケットを販売する段階で講ずるのが良いのではないかと思います。業者が転売目的でチケットを大量に仕入れることさえ抑えてしまえば、その業者が細々と高額転売を継続したとしても、前記弊害の発生を抑えることができるからです。

 具体的には、購入希望者が殺到することが予想されるライブのチケットの購入は会員限定とした上で、その会員の購入履歴と、その会員が購入したチケットの使用状況等から、業としての転売がなされていると推認されるときは、告知聴聞の機会を設けた上で、会員契約を解除するという手法が考えられます。もちろん、それをするためには、1つの事業者が複数の会員資格を取得することがないように、本人確認をある程度厳格に行う必要があります。ただ、クレジットカード決済を原則とするとか、会員カードを自宅に郵送することにするとかすると、1つの事業者が数十、数百のアカウントをもつということは大分防げるのではないかと思います。

 また、チケット販売事業者の側で、チケットの流れを管理するのも、業者による転売を抑制する1つの手段となり得ます。一部で実施されているように、チケットをスマホや携帯メール等に送るシステムを採用すれば、そのチケット情報の別端末への転送は必ず事業者サーバを介しなければできないようにすることが可能であり、チケットデータの移転経緯を販売事業者が把握することが可能です。チケットデータ流通のハブとなっているアカウントがあれば、そこが転売業者なのではないかとの推認ができます。


Posted by 小倉秀夫 at 12:58 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

03/27/2016

演歌の復権はあり得るのか

 「自民、民主、公明など超党派の有志議員が2日、演歌や歌謡曲を支援する議員連盟「演歌・歌謡曲を応援する国会議員の会」の発起人会合を国会内で開いた。」というニュースが今月初め話題となりました。しかし、議員連盟を作って何とかなる問題でしょうか。

 ここで、まず演歌が置かれた状況を見てみましょう。

 Joysoundが発表している年代別カラオケランキングをみてみましょう。2014年度のそれをみると、10代から30代まで、トップ20に、演歌は入ってきません。40代でようやく石川さゆりの「天城越え」がランクインします。50代だと、石川さゆりの「天城越え」と「津軽海峡・冬景色」が入ります。坂本冬美の「また君に恋してる」を演歌に含めるべきかは少し迷います。60代になるとさすがに演歌が多く歌われているようで、福田こうへい「南部蝉しぐれ」「峠越え」、石川さゆりの「天城越え」「津軽海峡・冬景色」、吉幾三「酒よ」、大川栄策「さざんかの宿」、石原裕次郎「北の旅人」、秋元順子「愛のままで…」、美空ひばり「みだれ髪」、川中美幸「ふたり酒」、テレサ・テン「つぐない」「時の流れに身をまかせ」、三山ひろし「あやめ雨情」、渥美二郎「夢追い酒」、そして坂本冬美の「また君に恋してる」がランクインします。2015年も演歌に関してほぼ同じようなもので、60代に関して、さらに牧村三枝子「みちづれ」、小林旭「昔の名前で出ています」、平和勝次とダークホース「宗右衛門町ブルース」がランクインし、その代わり「峠越え」や「あやめ雨情」がランク外に落ちているに留まります。

 これを見てわかることは、もはや演歌は、10代、20代に見放されているだけではなく、30代、40代、50代にも見放されていると言うことです。そして、60代が好んで歌う演歌のうち、比較的最近リリースされたのは三山ひろし「あやめ雨情」(2014年)、福田こうへい「南部蝉しぐれ」(2012年)「峠越え」(2014年)、秋元順子「愛のままで…」(2008年)くらいなものです。2008年を「最近」というのもどうかと思いますが。このくらいの年代になると、もはや新しい曲を聴いてレパートリーに加える意欲すらなくなっていくと言えそうです。

 先ほどの記事に依れば、「今後、議連では地方のカラオケ大会などに歌手を招いて演歌や歌謡曲に直接触れる機会を設けて愛好者の裾野を広げるなど、振興策を検討する。」とのことです。しかし、演歌を好んで聴いていると思われる60代ですら、受け入れられる新譜が年に1つあるか否かというのが実情です。そして、40代、50代に関しては、昔ながらのヒット曲を知らないってわけではないものの(子どものころに音楽番組を観ていればそのころに聞いていますから)、敢えて歌う気にならないというのが実情です。このような状況下で、地方のカラオケ大会で歌手本人が出てきて歌ってくれたらその曲を聴き、歌うようになるかっていうと、絶望的な感じがします。

 では、50代以下の人々に演歌に親しんでもらうためにはどうしたら良いのでしょうか。単にCDが売れればいいと言うことであれば、小林幸子のように歌手それ自体のキャラクターを若い世代に浸透させるというのもありなのかもしれません。しかし、普通の若者は、小林幸子のことは知っていても、小林幸子の持ち歌のことは知らないのであって、そういう歌手のキャラクター重視の売り方は、演歌自体の復権には繋がらないような気がします。

 やはり、ここは、50代以下の音楽ファンがなぜ演歌を聴こうとも歌おうともしないのかを知るところから始める必要があります。

 私自身、演歌って年一回、紅白歌合戦の時に聴くくらいですのでその理由は定かにはわかりかねますが、その範囲でいえば、1つは歌詞にインパクトがないということはいえるのではないかと思います。60代以上には受け入れられた「あやめ雨情」や「南部蝉しぐれ」の歌詞を見ても、引っかかる言い回しもなく、はっとするストーリー展開もありません。もちろん、50代には受け入れられている「天城越え」はその点に関してはクリアできているとは思いますが、そこで描かれている女性像が若い世代の共感を呼ぶものなのかというと、40代の私でも引いてしまうかなという気がしなくもありません。演歌関係者は自分たちこそ「日本人の心」を歌っているという自負があり、歌詞には自信を持っているのかもしれませんが、平均的な「日本人の心」自体、社旗構造の変化に沿って変わっていくものなのです。もはや、既に別れた元彼のために、どうせ着てもらえないことを知りながら、寒さをこらえてセーターを編み続ける時代ではないのです。

 あと、演歌の場合、ベースやドラムなどのリズムセクションが弱いかなという印象派あります。伴奏を管弦楽団にやらせてしまうと、リズム感不足というクラッシックの欠点をそのまま引きずってしまうのかなあとは思ってしまいます。さらにいえば、ハモらない、韻は踏まない、メロディ展開に意外性がないなど、いろいろな点は指摘できそうです。

 まあ、もっとも、マーケッティング手法を駆使して若い世代にも受け入れられる楽曲を作っていった場合に、それはもはや「演歌」なのだろうか、という問題は生ずるのですが。

Posted by 小倉秀夫 at 05:38 AM dans musique | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

12/12/2015

私的ベスト5 in 2015

 今年聴いた楽曲の中で私的に上位5位以内に入ると思ったものを公表します。

 私が今年一番だと思ったのは、Miley Cyrus & Melanie Safkaの「Peace Will Come (According to Plan)」です。


 少なくとも日本のiTunes Storeではダウンロードできないので、いつもYouTubeで視聴するしかないのが残念です。曲自体は、Melanie Safkaの1970年のヒット曲ですが、Miley Cyrusと新たにデュエットすることで、命を吹き返した。そんな感じです。

 LIVEで初めて聞いて以来注目し続けたのが水曜日のカンパネラの「シャクシャイン」です。



 まさに、"material world"を生きているという感じが出ていて、聞いていて元気が出ます。

 今の日本の閉塞感と戦争に向かってひた走っていく恐怖の中でMarvin Gayeの「What's Goin' On」を聴きたくなる機会が増えてきたのですが、そんな中、突如として現れたのが、Charlie Puth ft. Meghan Trainorの「 Marvin Gaye」です。


 こちらは特に反戦ソングというわけではなく、普通にラブソングですが、それでも、明るい男女の掛け合いソングとして、十分楽しめます。

 今年は、マイナンバー法や個人情報保護法、不正競争防止法の改正など「秘密」が問題となりましたが、J-POPからは、カラスは真っ白(A crow is white) 「HIMITSUスパーク」という歌が出てきました。

 

 演奏のスピード感といい、歌詞における言葉の選択といい、スゴイといわざるを得ません。

 C-POP系だと、人人有功練/熊仔 PoeTek/∞無限「再聯絡」ですね。


 今年は総じて、J-POPを良く聴いたなあという感じがします。今年リリースという縛りをはずすなら、最近のヘビーローテーションはこれですし。


 また、法学クラスタ向けには、The Putinsの「恋愛契約書」という凄いのが出てきましたしね。

 

Posted by 小倉秀夫 at 04:20 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/02/2014

2014年のBest5

 もう今年も12月になりましたので、2014年度の私的Best5を並べていこうと思います。

 邦楽では、「それでも世界が続くなら」が圧倒的だったというのが正直な感想です。中でも「優先席」は、歌詞といい、曲といい、堂々たる今年のベストです。公式YouTube動画がないので、ここでご紹介できないのが残念ですが。

 洋楽では、レバノン生まれのMikaの「Boum Boum Boum」がずば抜けていたと思います。

 元々歌唱力には高い評価がつけられていましたが、ここへ来てコーラス隊にも恵まれ、メリハリの行き届いた楽曲が誕生したといったところでしょうか。

 もう少し気軽に聴けるという点では、Fréro Delavegaの「Sweet Darling」もよかったです。男性Duoの楽曲ですが、ゆずやコブクロやS&G
ほど張り詰めていないのがよいですね。っていうか、今年フランスに行ったら、いろいろなところでヘビーにかかっていました。

 際物という意味では、「Rap New」シリーズの「Net Neutrality」です。ネット社会に興味のある人たちにおなじみのあの人もこの人も、パロディの対象となっています。

 今政治の季節を迎えている東アジアでは、台湾の立法院占拠運動のいわばテーマソングにすらなっていた滅火器の「島嶼天光」が良いできでした。こちらのPVには、日本語訳が付されています。

 番外編として、2014年リリースではありませんが、立法院選挙中に農村武装青年が立法院の中で歌った「囝仔你甘知」や、1992年リリースなのに香港雨傘革命の中で歌い継がれるBeyondの「海闊天空」もまた、2014年を象徴する一曲だったように思います。

Posted by 小倉秀夫 at 02:36 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

07/07/2014

最近の台湾HIPHOP

 最近、方々で台湾のHipHopが面白いという話をしているので、少し紹介してみることにしましょう。

 周杰倫「公公偏頭痛」は、私が台湾HipHopに関心を持つきっかけとなった楽曲です。


 拷秋勤「官逼民反 Part.2」は、英文タイトルは「Civil Revolt」ですが、日本に台湾が占領されたあたりの話から歌い上げていきます。


 Soft Lipaが日本のジャズバンドであるJABBERLOOPとコラボして作った「I Want You」は、一転して垢抜けています。


 そのSoft Lipaも参加しているSoft Lipa 蛋堡=PG 小豬=MISS KO 葛仲珊 ft. Allen 艾瑋倫「Melting Gold」は、ピアノのメロディが印象的です。


 師子吼の「心經二六八」は、般若心経をおしゃれに歌い上げたらこうなったという作品です。


 Under LoverX關東煮XJVの「THUG」は、スピード感があります。我々がイメージするラップミュージックに近い感じがしますね。ちなみに「關東煮」とは、おでんのことをいいます。


 By2の「沒理由」は、K-POP的な感じですね。欧州でもこの種のPopはよくありますけど。

Posted by 小倉秀夫 at 02:30 AM dans musique | | Commentaires (0)

12/28/2013

私的Best5 in 2013

2013年も暮れようとしているので、2013年に発表された楽曲の私的なベスト5を公開していきます。正確に言うと、リリース自体は2012年になされているけれども、ヒットしたのは2013年に入ってからという楽曲を含みます。


「Vandaag」by Bakermat



 これは、インスツルメンツ・ミュージックの上に、Martin Luther King Jr.の「I have a dream」 演説を切り貼りした楽曲です。基本テクノだと思いますが、サックスの使い方が上手です。


 BakermatことLodewijk Fluttert は1991年オランダ生まれのDJ兼プロデューサーです。この楽曲は、フランスシングルチャートで今年最高1位を獲得しています。


「La La La」by Naughty Boy ft. Sam Smith



 こちらは、何度も繰り返される「ららっららららららららら」というヴォーカル部分がとても印象的な楽曲です。


 Naughty BoyことShahid Khanは、1986年イギリス生まれのミュージシャン。この楽曲は、イギリスとイタリアで1位を獲得しています。


「The Fox」 by Ylvis



 こちらは、キツネは何というふうに鳴くのかを妄想してみたり、馬と出会ったらどうやってコミュニケーションを取るんだろうかと問いかけてみたり、やりたい放題です。


 Ylvisは、ノルウェーのコメディデュオで、この楽曲は彼らの冠番組の企画として作成されたものですが、これをYouTubeにアップロードしたところ、ノルウェーチャートはもちろん、ドイツのシングルチャートでも1位を獲得し、全米チャートでも6位にまでゲットする大ヒットです。



「低調人生」by 陳珊妮


 


こちらは、フィリピン生まれの台湾人陳珊妮の作品。このもの悲しさはヤバいレベルです。


「She's not me」 by Zara Larsson


 こちらは、楽曲もPVもシンプルかつストレートです。


 Zara Larssonは、1997年生まれのスウェーデン人。スウェーデンのタレントオーディション番組 TV4 talent show Talang 2008の優勝者です(この種のオーディション番組でローティーンが優勝するのは日本だけではありません。



Posted by 小倉秀夫 at 06:41 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

01/01/2013

2012年の私的BEST5

  2013年になったので、2012年にリリースされた楽曲のなかから私がこれはと思ったものを5つ。

 Cali & El Dandee「Yo Te Esperaré」

 Cali & El Dandeeはコロンビアのポップデュオ。でも、この楽曲は、iTunes Spainでもっともダウンロードされた楽曲。大人のヒップホップ。

3M8S「Back in September (Back to Skool) 」

 3M8Sは'Belgian Idol'のファイナリスト3名で結成された新鋭ユニット。基本は同じ歌詞の繰り返しだし、そもそもほとんど意味はないのだけど、それで個々まで聞かせるセンスがすごい。

 Tacabro「Tacata」

 Tacabroはシチリア島出身のデュオグループ。ひたすら「タカタ」「タカタ」と繰り返しまくるばかばかしさがすごい。

João Neto e Frederico「Lê Lê Lê」

 こちらはブラジルのデュオグループJoão Neto e Fredericoによる、とにかく明るい曲。

The Lumineers「Ho hay」

 一転して、力強い作品。歌詞を見ると、そんな歌詞じゃないのだけど(降られた彼女に未練がましく呼びかけているわけだし)、かけ声の力なのだろう。なお。The Lumineersは米国デンバーのフォークロックバンド。

Posted by 小倉秀夫 at 01:38 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

08/08/2010

ペルシャ猫を誰も知らない

 昨日は、渋谷まで行き、映画「ペルシャ猫を誰も知らない」を見てきました。

 好きな歌を好きなスタイルで歌いたい──そんな今の日本では当たり前のことすら、現実には叶わない国や社会があり、その中でも才能のあるれる若者は国や社会の壁を突破しようともがいている。好きな音楽を演奏するというだけのことなのに、地下に潜り、逮捕と釈放を繰り返さえさなければならない。そんな現実がこの21世紀にもまだ残っている。

 そんな国だから映画の撮影も自由ではなく、ゴバディ監督は、当局に無許可でゲリラ撮影を敢行せざるを得なかったし、主役の2人は、撮影が終了した4時間後にイランを離れざるを得なかった(というか、イランを離れることを既に予定していた二人を主役にしたというべきか)わけです。

 もちろん、そんなイランだって、IT革命の波から全く自由であるわけにはいかなくて、登場人物は皆携帯電話を使っているし、イギリスやドイツとメールでやり取りしているし、コンピュータで自分たちの音楽を編集してCDを作成したりしているわけだし、西側の音楽に関する情報だって入ってきているわけで、むしろ、それだからこそもどかしさが強いのだろうなという気にさせられてしまいます。

 好きな音楽を好きなスタイルで当局の許可を得ずに演奏できる喜びを噛み締める、という意味でも、音楽業界で仕事をしているorしたいと思っている人は是非とも見るべき映画だと思いました(Pirates Rockとは違う意味で)。

Posted by 小倉秀夫 at 06:33 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (1)

03/30/2010

原曲を超えたカバー曲

 原曲を超えたカバー曲が存在するのかということが一部で話題になっているようです。初期ビートルズによるカバー曲は概ね原曲を超えているので「存在する」としか言いようがありません(ジョン・レノンがソロになってから収録したカバー楽曲も同様。)。まあ、「My WAY」のように、原曲が忘れ去られている例もありますし。

 さらには、以下のものも、カバーが原曲を超えているように思います。






































Title Original Singer Cover Singer 備考
I Love Rock'n'Roll The Arrows Joan Jett & the Blackhearts  
Rock the Casbah The Clash Rachid Taha Coverの方のタイトルは"Rock el Casbah"
Adieu Monsieur Le Professeur Hugues Aufray Star Academy 4  
I Fought The Law The Crickets Green Day  
All Along the Watchtower U2 Bob Dylan  

 なお、この文脈でJimi Hendrixの「Star Bangled Banner」を出すのは反則でしょうか。

Posted by 小倉秀夫 at 08:35 AM dans musique | | Commentaires (2) | TrackBack (0)

03/14/2010

「CDを買おう」と呼びかてなんていないで。

 朝日新聞に次のような記事が掲載されています。

音楽CDが売れない。インターネットで配信される曲をダウンロードする方式に押され、生産はこの10年でほぼ半減した。そんな中、若いミュージシャンらが「CDを買おう」と呼びかけ始めた。「ジャケットのデザインも、曲の並び順も作品の一部」と訴える。名づけて「BUYCDs(CD買おうぜ)」。

 しかし、本来、音楽は実演家が聴衆の目の前で実演をすることにより聴衆に直接届けるというのが原初形態だったのであって、実演家による実演を物に固定した上で、これを増製して公衆に頒布するというのは、所詮、時と場所を超えて実演を伝達するための手段に過ぎません。

 そして、時と場所を超えて実演を伝達する手段としては、「物に固定してそれを増製して頒布する」より、データのみをオンラインを介して配信する方が効率的であることは明らかです。もちろん、音を物にアナログ形式で固定していたビニールレコード時代であれば、デジタル化しきれていない情報がデータ配信では伝えきれていないということで「物に固定」方式が優位に立つ部分もあったわけですが、CD時代になると、音を物に固定する時点でデジタル化されていますので、そういった優位性もあったものではありません。

 「ジャケットのデザイン」については、音のデータに付随する「アートワークデータ」として届けることができます。また、アーティストの側でその公式Myspaceに大きく「ジャケット」画像を掲載しておけば、多くのファンの目に触れさせることができます(どうせ、CD時代はもちろん、レコード時代だって、必ずしもジャケットデザインを見ながら音楽を聞いていたわけではありません。)。曲の並び順にしても、CD化した時点で、レコード会社の側で推奨する順番に聞かれる保証はなくなっています(どうしても特定の順番で効いて欲しいときは、アルバム全体を1つの曲として収録するしかありません。逆にいえば、そのようにしてしまえば、データ配信でも、特定の並び順で楽曲を聞かせることが可能です。)。

 私としては、ミュージシャンの方々には、CDからデータ配信への変化をもう少し積極的に考えていただきたいところです。

 まず、「レコード店にCDをおいてもらう」というハードルがなくなったことを活かして、アマチュア・セミプロ時代から全国の人に楽曲を購入してもらうチャンスが出てきた、あるいは、海外のレコード会社と契約を結ばなくとも全世界の人に楽曲を購入してもらうチャンスが出てきたのです。自分たちの音楽をできるだけたくさんの人の聴いてもらいたいということは、ミュージシャンの原初的な欲求の一つだったはずです。

 また、データの伝達方法が「CD」という「物」に依存しなくなれば、「CD」という媒体の物理特性により制限されていた「データ量」という足かせがなくなります。そして、インターネット回線の高速化及びパソコン等における外部記憶装置の大容量化のおかげで、「CD」の記憶容量より大きなデータの送受信並びに外部記憶装置への蔵置が既に実用的になっています。それは、80分よりも長い楽曲を届けるという「長さ」の拡張にも使えるし、また、従来CD用に楽曲をデジタル化する際に省いていたデータを残すような規格の開発をメーカーに求め、よりライブに近い音を再生できるように仕向けることだってできます(メーカーがこれに応ずるかは、まずどのくらいのアーティストがそれを望むかにまず依存するとは思いますが。)。すなわち、ミュージシャンは、どのような音を公衆に聴いてもらうのかを決める自由度をより高めることが出来るのです。

Posted by 小倉秀夫 at 11:41 PM dans musique | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

03/11/2010

作品や才能には罪はないはず

 実刑が確定し、あとは収監されるばかりのLil Wayneを「We Are The World For Haiti」の収録に参加させる米国と、ボーカルが覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されただけでJAYWALKのCDが店頭から撤去されてしまう日本。

 ミュージシャンたちは、まずこの種の不当な圧力に対して抗議すべきなのではないかと思うこの頃(作品や才能には罪はないはずです。)。

Posted by 小倉秀夫 at 09:16 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

03/07/2010

Somos el Mundo por Haiti


 ハイチ救済のためのミュージシャンたちの活動はまだまだ続いています。

 今度は、「We Are the World for HAITI」のスペイン語版「Somos el Mundo por Haiti」です。後半でラップが入る辺り、初代「We Are the World」ではなく、まさしく「for HAITI」のスペイン語バージョンです。

 出場メンバーはこちらに記載されています。ConductorsにGloria Estefan夫妻がクレジットされていますが、良く考えてみれば、Gloria Estefanはもうそういうポジションなのだなあということをしみじみ感じてしまいます(「Rhythm Is Gonna Get You」とか、23年前のヒット曲ですものね。)。


 ところで、なぜ「somos el mundo」を二回繰り返すのでしょうね。二回目は、そのまま「somos los niños」と歌っても、音数もあっているし、韻も踏めているような気もするのですが。

Posted by 小倉秀夫 at 06:25 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

02/22/2010

We Are The World For Haiti


 「We Are The World For Haiti」をiTunesでダウンロードして聞きました。PVもまとめてダウンロードしました。

 本家の「We Are The World」自体が実に良くできた作品ですし、それをこのメンバーリメイクさせるのだから、聞かない手はありません。まあ、YouTube時代のリメイクですから、当然のように公式ビデオがYou Tubeにアップロードされているわけで、別に正規にコンテンツを購入しなくとも聞くことは可能ですが、企画の趣旨を考えると、PVとあわせて450円くらいのお金をケチケチするべきではないのだろうと考えるべきでしょう。

 それにしても、本家とfor Haitiとの聴き比べると、この25年の洋楽の変化が如実にわかるような気がします。

 一番大きいのはRapの存在でしょうね。for HaitiにもしっかりRapが組み込まれています(まあ、組み込まないと、人気Rapperたちがこの企画に参加出きないので当然ですが。)。

 もうひとつは、最近の流行りであるボイス・チェンジャーを使っているアーティストがしっかりいるということでしょうか(まあ、T-Painとか参加していますしね。)。

Posted by 小倉秀夫 at 12:30 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/29/2009

Glee

 Rolling Stones誌の12月号によると、American Idolの後継番組である「Glee」が好調のようです。これは、高校の合唱部(グリークラブ)を舞台にしたコメディドラマです。

 この「Glee」の特徴は、音楽配信ビジネスと密接に結びついているということです。このドラマの劇中で歌われる楽曲(その多くは、例えばJourneyの"Don't Stop Believin'"のような往年のヒット曲)は、直ちにiTunes Storeで配信され、それが爆発的にヒットするという状況です("Don't Stop Believin'"のカバーは1日で50万ダウンロード以上!)。さらに、「Glee」でカバーされたオリジナル楽曲の売り上げも上昇しているようです。

 考えてみれば、往年のヒット曲にはヒットするに値する良さがあるので、オリジナルを聞いたことのない若い世代向けにカバー楽曲を聴かせればそれが売れるだろうということは充分に予測が可能です。さらに、若い世代が購入しやすいように、番組放送後すぐに番組で使われた楽曲をiTunes Storeで配信するという工夫をする、というのは、さすが商売のうまいFOXテレビだなあと思います(シーズン終了後CD化して売り出すというのでは、消費者は、もう忘れてしまっている可能性が高いですから。)。

Posted by 小倉秀夫 at 08:44 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/27/2009

00年代の楽曲ベスト10

前回のエントリーに引き続いて、「00年代のベスト楽曲」を振り返ってみました。昔であれば「ベストシングル」という言い方をしたのかもしれませんが、音楽配信時代に「シングル」という考え方がどれくらい生き残るのか、難しいところです。

01 Will.I.Am他 Yes We Can 2008 Will.I.Amらによるオバマ大統領の応援ソング。
02 Melissa M & Khaled Benthi 2008 Raïの名手KhaledとフランスR&Bの歌姫によるデュエット。アラビア語とフランス語の掛け合い。
03 Faudel Mon Pays 2006 Raïの名手Faudelによる1曲。Sarcozy大統領もお気に入り。
04 Mademoiselle K Ça me vexe 2006 PVを含めて、格好良いの一言。
05 Bratisla Boys Stach Stach 2002 歌詞に全く意味がないコミックソング。2002年5月4日から8月10日まで、断続的に10週フランスシングルチャートのトップを獲得
06 Indochine J'ai Demandé À La Lune 2002 ファンタシー的な歌詞と、それに曲調がぴったり合っています。
07 MIKA Grace Kelly 2007 フレディの再来を実感させる楽曲。
08 P!nk & Indigo Girls Dear Mr. President 2006 Bush Jr.時代のいらだちを表した代表曲
09 Tokio Hotel Durch den Monsun 2005 ドイツのビジュアル系ロックバンドの代表曲
10 Axelle Red Pas Maintenant 2002 Bush Jr.時代後期にヨーロッパでリバイバルヒットした反戦歌

Posted by 小倉秀夫 at 12:48 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/26/2009

00年代のアルバムベスト10

2000年〜2009年の「00年代」がもうすぐ終わるので、これを振り返る企画がいろいろなところで生まれると思います。そこで、私なりに、「00年代のベストアルバム」を振り返ってみました(ベスト盤的なものは除外してあります。)。ただ、音楽配信が普及すると、アルバム単位で購入することが少なくなってくるのだなあということは、今回これをまとめるにあたって実感しました。





































































01 Nena Daconte He Perdido Los Zapatos 2006 スペインのオルタナティブ・ロック。Idiotaをはじめ名作揃い。
02 BB Brunes Blonde Comme Moi 2007 フランス語でもロックをハードに決めることができることを実証した金字塔的作品。
03 Rachid Taha Tékitoi 2007 Raïの名品。個人的には、NHKのテレビフランス語会話で表題曲のTékitoiを聞いて、Raiに関心を持つに至る。
04 Ilona Mitrecey Un Monde Parfait 2005 フランス語ダンスミュージックの至宝。表題曲の「Un Monde Parfait」はフランスシングルチャートで15週間1位。新たなクリスマスソングとして「Noel. Que Du Bonheur」もかなり良い。
05 Yelle Pop-Up 2007 フランス・テクノポップの傑作。「Tristesse/Joie」とかを聞かずに00年代を通り過ぎるのはもったいない。
06 Green Day American Idiot 2006 "Jesus Of Suburbia "は圧巻。
07
Bright Eyes I'm Wide Awake It's Morning 2005 全体を通じてもの悲しさに溢れている作品。
08
LOVE PSYCHEDELICO LOVE PSYCHEDELICO III 2004 J-POPでもここまで格好良く作れるのだという感動。
09 Priscilla Une fille comme moi 2004 アイドルPopの王道。でも、最初は、インターネットラジオで偶然聞いて、いいなと思ったのです。だから「ジャケ買い」ではないです。
10 J-FIVE Sweet Little Nothing 2005 気楽に聞けるおしゃれなHIP-HOP。Chaplinの映画「Modern Times」の劇中歌を取り込んだ「Modern Times」は話題になったが、それ以外も佳作揃い

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11/14/2009

「Nico Teen Love」

 今日の午前中は,工事業者がやってきて,水回りの工事をしていただいていました。30分程度で終わると言われていたのですが,実際には2時間以上かかったので,手持ちぶさただったため,iPhoneでAmazon.co.jpにアクセスして,CDを発注しました。午前中発注してその日のうちに届くというのは,手軽すぎて危険ですね。

 で,今日購入したのは,


  1. BB Brunes 「Nico Teen Love」

  2. Men At Work 「The Best Of Men At Work」

  3. Scandal 「BEST★SCANDAL」


です。「Nico Teen Love」は17日発売なので,予約ということになりますが。

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09/28/2009

ksmは結構いける

 所属レーベルがDisneyってところは気になるのですが,「ksm」というガールズ・バンドは結構すごいです。アメリカらしく,ボーカルが必要以上にうますぎて,多少引いてしまう面はあるのですが。

 CDが売れなくなってきている昨今,ガールズ・ユニットもライブ力が求められてきているということなのでしょう。ガールズ・ユニット自体は常に一定の需要があるし供給もあるわけですが,お金を稼ぐ場所がCD&TVからライブに移っていくというのはそういうことなのでしょう。



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07/23/2009

音楽需要拡大へのビジョン

 オリコン2009年7月27日号には、別冊付録として、2009年5月28日に行われた「Music Forum '09」についてのレポートがついています。

 テーマは「音楽需要拡大へのビジョン」ということなのですが、パネリストを見ただけで「何だかな」という気持ちにさせられてしまいました。

 パネリストは、


  1. 石坂敬一・社団法人日本レコード協会会長

  2. 尾木徹・社団法人日本音楽事業者協会会長

  3. 大石征裕・社団法人音楽製作者連盟理事長

  4. 田中義雄・日本レコード商業組合理事長

  5. 飯原博・全国レコード卸同業界会長

  6. 村上敬亮・経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課課長


だったわけですが、「音楽需要拡大へのビジョン」云々といいながら、需要者側の人間を誰一人パネリストに加えていないのですから、何をか況やという感じがしてしまいます。津田さんとか呼んでおけばよかったのに。需要者の声を聞かずに需要拡大を論ずるなんて、私には、真っ当な大人のやることとも思えません。

 さらにいうと、日本の消費者は、主要国の消費者に比べて、音楽産業にちゃんとお金を支払っている方だということをきちんと評価してもいいように思うのです(下記表に示したとおり、日米英仏独の主要5カ国でパッケージ、配信とも、人口あたりの売上額が最も高いのは日本なのですし、パッケージ売上+配信売上げの合計が2007年から2008年にかけて増えたのは日本だけなのです。)。

 多くの消費者が、正規商品を粘り強く購入し続ける間に、需要者が何を求めているのかを理解して行動しないとまずいのではないか、と人ごとながら思っていまいます。


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07/12/2009

Paris Hip-Hop Fortnight

 The Economistが,Paris Hip-Hop Fortnightを取り上げています。

 Wikipediaでも記述がありますが,French Hip-Hopの場合,英米系のHip-Hopに加えて,サハラ以南,以北のアフリカの影響をも受けていますから,より多重性のあるものとなっています。フランス語なんてわからないから,と食わず嫌いしないで聞いてみるといいのになあと思ったりします。

Posted by 小倉秀夫 at 11:58 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

07/01/2009

草彅剛さんを超える。

 フランスのMake The Girl Danceというユニットの「Baby Baby Baby」という楽曲(今週,フランスシングルチャート20位です。)のプロモーションビデオは,明らかに草彅剛さんを超えています。これ,昼間のパリの繁華街で撮影していますから。もちろん,特殊撮影の可能性もありますけど,通行人は結構注目して見ているようにも見えます。

Posted by 小倉秀夫 at 01:05 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

06/29/2009

吉祥寺WARP

 今日は,ゼミのOBから誘われて,彼がメンバーとなっているバンドの演奏を聴きに,吉祥寺WARPに行ってきました。

 曲のスタイルがかなりHeavyなので,楽器部隊がうますぎる分,リードボーカルのもう一化けが必要かなあと現段階では思いましたし(MCあけの第1曲目の前半のようにバックが控えめに演奏しているときにはまあまあ聴けるボーカルなのに,楽器隊ががんがんに奏で始めると,楽器隊に負けてしまっているのが残念です。),リードボーカルの負担が厳しい楽曲構成にした場合はMCはその他のメンバーがやってその間リードボーカルを少し休ませてもいいのではないかとか思ったりはしましたが,そういうことも含めて下積み時代にいろいろと試行錯誤をしておくといいのだろうな,と思いました。

 とはいえ,本人がこのエントリーを見ている前提で苦言を呈するならば,「早く売れたければ,公式サイトとMySpaceサイトの構築は手を抜くな」ということは言っておきたいと思います。

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05/06/2009

Je ne Serai Pas

 Clarikaの"Je ne Serai Pas"は,とても格好いいFrench Rapです。"Je ne Serai Pas"というかけ声がうまく繰り返されています。とても42歳とは思えない若々しさです。Back Music自体は,60年代後半的なエレクトロっぽさが残っているのですが,それが却って新しさを感じさせます。

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05/03/2009

ooTunesのバージョンアップ

 iPhone用のインターネットラジオ受信ソフトであるooTunesですが,バージョンアップしたら,インターネットラジオで直近に受信した楽曲のタイトルとアーティスト名が履歴として表示されるようになりました。インターネット上の音楽放送の大部分はDJが曲名を紹介するでもないので,こういうサービスがあると,気に入った楽曲を正規に購入する上でとても役に立ちます。

 そうして曲名を知った楽曲の一つに,CALOGEROの"C'est dit"があります。とても哀愁に富むメロディの作品で,こういう作品を作らせたらフランス人は上手だなあとしみじみ感じさせるものです。

Posted by 小倉秀夫 at 07:34 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

05/02/2009

Aiueo Rap

 著作権法ゼミの最初の授業では,例年著作物性の有無を具体的な作品について論じてもらうのですが(今年は,バンド独自の言語「Hopeland語」で書かれた「olsen olsen」の著作物性等を考えてもらいました。),これまで,ABC Melodyの"Aiueo Rap"(→ABC Melody - Sing & Learn Japanese - Aiueo Rap)の存在に気がつかなかったのは痛恨でした。この程度で「rap」といってしまうセンスは代田ひかるに近いものがありますが,それはともかく,ここまで行くととてもすがすがしさを感じます。

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2009年4月のダウンロード

 私が,先月iTunes Storeでダウンロードした楽曲は下記のとおりです。

















































































Fa-Fa-Fa Datarock Datarock - Datarock - Fa-Fa-Fa
Boom Boom Pow Black Eyes Pears Black Eyed Peas - Boom Boom Pow - Single - Boom Boom Pow

With A Little Dub From My Friends (feat. Luciano & U Roy)
Easy Star All-Stars Easy Star All-Stars - Easy Star's Lonely Hearts Dub Band - With a Little Help from My Friends (feat. Luciano)
Un petit peu d'air Felipecha Felipecha - De fil en aiguille - Un petit peu d'air
Every Breath You Take The Police The Police - The Police - Every Breath You Take
Olsen Olsen Sigur Ros Sigur R?s - ?g?tis Byrjun - Olsen Olsen
Aux armes et caetera Serge Gainsbourg Serge Gainsbourg - Aux armes et caetera - Aux armes et caetera

One More Time
Daft Punk Daft Punk - Discovery - One More Time
Emmène-moi Les Tit' Nassels Les Tit' Nassels - Deux, trois trucs - Emm?ne-moi
Separate Ways (Re-Recorded) Journey Journey - Revelation - Separate Ways (Re-Recorded)
Open Arms (Re-Recorded) Journey Journey - Revelation - Open Arms (Re-Recorded)
Not Guilty George Harrison George Harrison - George Harrison (Bonus Track Version) [Remastered] - Not Guilty
Nunca Volvera El Sueño de Morfeo El Sue?o de Morfeo - El Sue?o de Morfeo - Nunca Volvera

I'll Be Missing You (feat. Faith Evans & 112)
Puff Daddy & The Family Puff Daddy & The Family - No Way Out - I'll Be Missing You (feat. Faith Evans & 112)
When Do You Wanna Stop Working? Poney Poney Poney Poney - When Do You Wanna Stop Working? - EP - When Do You Wanna Stop Working?
Cross the Fader Poney Poney Poney Poney - Cross the Fader - EP - Cross the Fader

 今月は,授業用のネタとしてダウンロードしたものが複数あるので,若干例月より古典的作品が多いです。

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04/10/2009

ooTunes

 iPhone用のNet Radioアプリとして現状最強といっても良いのは,ooTunesではないでしょうか。受信できるチャンネル数は多いですし(これによると,既に4000以上),ジャンル別のみならず放送局の所在国ごとにも分類されています。

 今お勧めの放送局は,RTBF Francosphereというベルギーの放送局です。曲の選択のセンスが素晴らしいです。

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04/02/2009

2009年3月のダウンロード

 私が,先月iTunes Storeでダウンロードした楽曲は下記のとおりです。





















































Les Vedettes JoeyStarr Les Vedettes - JoeyStarr - Single - JoeyStarr
Kelly Clarkson My Life Would Suck Without You ケリー・クラークソン - My Life Would Suck Without You - Single - My Life Would Suck Without You
Eminem, Dr. Dre & 50 Cent Crack a Bottle Eminem, Dr. Dre & 50 Cent - Crack a Bottle - Single - Crack a Bottle
Andy Sierens aka Vijvenveertig Mijn Leven Andy Sierens aka Vijvenveertig - Mijn Leven - Single - Mijn Leven
Paul Kalkbrenner Sky and Sand Paul Kalkbrenner - Berlin Calling (Motion Picture Soundtrack) - Sky and Sand
The All-American Rejects Gives You Hell The All-American Rejects - Gives You Hell - Single - Gives You Hell
New Young Pony Club Ice Cream New Young Pony Club - Ice Cream - Single - Ice Cream
CSS Move CSS - Move 12" - EP - Move
CSS Alcohol CSS - Cansei de Ser Sexy - Alcohol
Rupa & The April Fishes Une Américaine á Paris Rupa & The April Fishes - Extraordinary Rendition - Une Am?ricaine ? Paris

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02/22/2009

Les vedettesの"JoeyStarr"

 Les vedettesの"JoeyStarr"(→Les Vedettes - JoeyStarr - Single - JoeyStarr)は,何とも言えないチープ感が良い意味で素晴らしい作品です。実際にはチープではないのだと思いますが,わかりやすい,というかわかりやすすぎるメロディラインと,昭和の御代のようなプロモーションビデオが,何ともレトロな雰囲気を醸し出しています。

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01/28/2009

政治家の言葉の上に言葉を重ねることで成立する音楽

 France24のこの記事は、オバマ大統領が如何に多くのミュージシャンに支持されてきたのかということを示しています。特に注目なのは、Will.I.amの「Yes We Can」です。一人の政治家の演説を、その上にその言葉を多くのミュージシャンが重ねることで、一つのアートとして成立する。日本では、当面期待できそうにないことです。

Posted by 小倉秀夫 at 01:54 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

01/01/2009

韻を踏まないR&B

 紅白歌合戦って、普段聞かない楽曲を聴くいい機会なので、毎年楽しみに見ています。

 昨年末の紅白も概ね見ていたのですが(個人的には、積極的に見たかったのは「いきものがかり」くらいなのですが)、倖田來未の楽曲を聴いたときは驚きました。R&B的な曲調で、しかも、歌詞を構成する各文を英単語の羅列で終わらせるという手法を採用しているのに、全く韻を踏んでいなかったからです。韻律を破ってでもその単語を選択しなければ、というほどの必然性のある単語でもなかったように思うのですが。

 それでも累積で6万5000枚程度売れているのだから私がとやかく言うような話ではないとも思うのですが、その程度の売り上げで本人やレコード会社自身満足していないのであれば、ちゃんと押さえるべきところは押さえておけばいいのに、と思ったりします。といいますが、最近のプロデューサーって、そういうところをちゃんとチェックしないのでしょうか。それとも、洋楽っぽさを出したければ、とりわけブラックぽい格好良さを醸し出したければ、まずはちゃんと韻を踏め、という私のセンス自体がもはや古いのでしょうか。

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12/13/2008

私家版2008年ベスト10

 2008年度も残り少なくなってきましたので,恒例の私が選んだ2008年度の楽曲ベスト10を公表しようと思います。

























































順位 Artist Title
1 Housse De Racket Oh Yeah
2 Alister Qu'est-ce qu'on va faire de toi ?
3 Alizeé Fifty Sixty
4 Yelle Tristesse/Joie
5 Camille Gospel With No Lord
6 BB Brunes Perdus Cette Nuit
7 TRYO Toi et Moi
8 Paris Hilton Paris for President
9 PEP’S Liberta
10 Estelle American Boy

 J-POPだと,GReeeeNの「キセキ」が2008年を代表する歌だったのではないかという気がします(賞レースはそういう論理では動かないので,他の楽曲が受賞するとは思いますが)。まあ,NHKもGReeeeNを紅白歌合戦に出場させることができたら本当に「サプライズ」で視聴率も上がったと思うのですが,デビュー後3カ月で3枚のシングルを出しそのいずれもオリコン最高位3位に終わったGIRL NEXT DOORを出場させることにしてしまったという別の意味での「サプライズ」を醸し出して終わってしまった感があります。

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11/30/2008

Pirates and the Beatles

 上林格さんの「この日のビートルズ」という連載記事の「ありがとう海賊放送」という記事は,とても興味深いものです。

  英国放送協会(BBC)ラジオが独占していた英国でも、64年になると海賊放送が続々と現れており,BBCラジオ番組のお堅いクラシックやぬるーいポピュラー音楽に飽き足らないポップス・ファンを当て込み、千トン級の船に放送設備を積んで、海上から放送していたのであり,初期のビートルズは拡販の場をラジオに求めていたとのことです。海賊放送が勝手にどんどん宣伝してくれるため、ビートルズはコンサートや映画、テレビの出演に忙しいなか、プロモーションのためにわざわざBBCラジオに出演するメリットがなくなったとのことなのです。

 その後,ポピュラー・レコードの売り上げが激減したレコード会社政府に圧力をかけて電波法を改正させ、海賊放送は違法となったとのことでです。

 ここでの一つの教訓は,新しい分野の音楽が普及するためには,独占的又は寡占的なメディア以外に,音楽をいわばゲリラ的に流布させる人たちが有益(ないし必要)であるということです。それは,寡占的メディアで仕事をする人々は,そのようなメディアに就職できる立場にいるということからも,しばしば既存のエスタブリッシュメントに近い心性ないし感性の持ち主が多いということによるのかもしれません。あるいは,寡占的メディアで取り上げてもらうのに必要な関門をクリアすることが新しい分野の音楽には難しいということなのかもしれません(男性アーティストの場合,枕営業もしにくいですし。)。

 この60年代のヨーロッパで海賊放送が果たしてきた役割は,米国ではミニFMが担ってきたし,現代ではインターネットラジオやユーチューブなどが担っているということがいえるでしょう。その点,商業用レコードに収録された楽曲をインターネットラジオで使用するには自分たちの許諾を必要だと主張しながらインターネットラジオ放送局が包括的使用許諾契約を結ぶための集中的権利処理システムすら用意できない我が国のレコード会社たちのおかげで,日本のアーティスト達は,上記「海賊」たちが担ってきたプロモーション効果を期待できなくなってしまいます。

 名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を、レコードにプレスされる前に丸ごと放送したことでも知られるラジオ・ロンドンにリンゴ・スターが感謝の意を表してそのスタジオを訪れ,その最後の放送日に放送されるメッセージを収録したことからも,むしろこのような「海賊」たちの存在は,先駆的なミュージシャンたちにとっても望ましい存在であったことが窺われるのではないかと思ったりします。

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11/29/2008

O! Oh! Obama!

 La Compagnie CréoleのO! Oh! Obama!(→La Compagnie Cr?ole - O! Oh! Obama! - Single - O ! Oh ! Obama)がフランスシングルチャートの初登場33位にまでいったのが驚きです。音楽的には,いかにもクレオール的なイージーリスニングといった感じなのですが,オバマ人気はフランスでも高いということの表れなのでしょう。

 さらに,Parodie de La Compagnie CréoleのObamasquéなんていうのがあって,まあこちらは多分に揶揄的ですが(って,オバマ氏に対して揶揄的なのか,La Companie Créoleに対して揶揄的なのかはともかくといたしまして。),コメディ業界はオバマ氏の当選で冬の時代を迎えるとしても,音楽業界は結構生き生きとするのかもしれません。

Posted by 小倉秀夫 at 08:14 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

11/11/2008

Little Bootsのmixtape

 London出身のLittle Bootsの公式サイトにアクセスすると,本人特製のmixtapeが無料でダウンロードできるのですが,この40分超のmixtapeがとても格好良いです。

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11/07/2008

Tenia tanto que darte

 私的には"Idiota"で衝撃のデビューを果たしたNena Daconteですが,しばらく新譜が出ないのでスペイン風一発屋だったのか!と思っていたところ,実は新譜"Tenia tanto que darte"を出していたのですね。といいますか,iTunes Store For Espanaのシングルチャートで1位ですよ。



 ニューアルバム"Retales De Carnaval"も出ているようなのですが,またこれをどうやって入手したものか考えあぐねてしまうところです(amazon.esとか,ないですから。)。前作も,米国のオンラインCDショップがスペインから並行輸入したものを,日本から並行輸入するという迂遠な方法をとらざるを得なかったですし。

 それにしても,Nena Daconteは,独自ドメインを用いた公式サイトを持つことは当然,さらにMySpaceやFacebookはもちろん,YouTubeにチャンネルをもったり,Twitterもやったり,ということで,今時のアーティストは大変ですね。

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11/01/2008

Paris for President

 "Paris for President"のミュージックビデオを見て,Paris Hiltonのスタッフはただ者ではないと思ってしまいました(著作権処理はすませていると思われるREUTERSのサイトにリンク。歌詞は,こちら。)。

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10/17/2008

Wrong Impression

 京都の矢部弁護士が相変わらず「印象操作」「印象操作」とうるさいので,Natalie ImbrugliaのWrong Impressionをダウンロード(→Natalie Imbruglia - White Lilies Island - Wrong Impression)しました。Impression Operationとか,Impression Controlとかという題名の曲があがってれば,それでもよかったのでしょうが。

Posted by 小倉秀夫 at 02:02 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

09/24/2008

Berryz工房の「六本木心中」

 今さっきテレビをつけたら,Berryz工房が「六本木心中」を歌わさせられていたのですが,アン・ルイスのような圧倒的な声量の歌手の持ち歌を,ハーモニーを重ねるなどしてアレンジで誤魔化すことをせずに,彼女たちに歌わせるというのは酷すぎるのではないかという気がしてしまいました。ピンクレディー自体ヴォーカリストとしての力量が圧倒的ってほどではないので(私の記憶ですと。さすがにピンクレディーは幼少期に聴いたにすぎないので,うろ覚えです。),モーニング娘。にペッパー警部を歌わせても,それほど違和感はないのですが。

 キャリアの短いアーティストは,レベルの低いオリジナル曲を増やすより旧作のカバーをしっかりやるべきだというのが私の持論ではあるのですが,元歌のアーティストの力量が圧倒的な楽曲をカバーするのはそれはそれで問題なんだなあということを改めて実感しました(まあ,オリジナルのアーティストを凌駕する自信があればよいのですが。)。

 それはともかくとして,日本のアーティストで,「六本木心中」のカバーを歌うのを聴いてみたいのは,宇多田ヒカルと,椎名林檎と,ジェロくらいだなあ。

Posted by 小倉秀夫 at 01:20 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

Toi + Moi , そしてElle

 iTunes Store for Franceのシングルチャートを見ていたら,Grégoireの"Toi + Moi"がヒットしているようです。iTunes Store for Japanではまだダウンロードできないようですが,GrégoireさんのMySpaceからこの曲のPromotionVideo(但し,DailyMotionにアップロードされているもの)にリンクが貼られているので,日本にいながらにして,"Toi + Moi"を視聴することが出来ました。


 まあ悪くない曲だとは思いましたが,キャリアの長くないインディーズアーティストをスターダムに押し上げるほどかなあとは思ったりしました。

 他方,Exilé(→Kwal - L? o? j'habite - Exil?)で私的には衝撃的のデビューを果たしたと言える,Angers出身のラッパーKwalがナイジェリア出身のミュージシャンであるASA(なお,「アサ」ではなく「アシャ」と発音するようです。)とコラボして制作した「Elle(→Kwal & Asa [アシャ] - Elle - Single - Elle)」(KwalのMySpaceで視聴できます。)は,ASAの歌声とKwalのラップがうまくかみ合っていて結構格好いいと思ったので,ダウンロードしておきました。

Posted by 小倉秀夫 at 12:44 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

09/11/2008

California Sex Lawyer

 Lawyer 関係の楽曲のうち最も訳がわからないのは,Fountain of Wayneの"California Sex Lawyer”です(→Fountains of Wayne - Out - Of - State Plates - California Sex Lawyer)。

 曲自体はそこそこ格好いいし,演奏も悪くないのですが,歌詞が意味不明だったりします。California州では,いったい弁護士はどういうイメージでとらえられているのでしょう。

Posted by 小倉秀夫 at 01:49 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

09/09/2008

Housse de RacketのOh Yeah!

 最近ヘビーローテーションで聴いている楽曲の一つが,Housse de RacketのOh Yeah!(→Housse De Racket - Oh Yeah (Radio Edit) - Single - Oh Yeah (Radio Edit) )です。


 リズム部隊のいい仕事の上に,哀愁のあるメロディをのせていくという,ポップスの王道を歩んでいる作品です。"Oh Yeah, Oh Yeah, Oh Yeah,"で始まるサビの部分も秀逸です。Housse de Racketはこの10月に1stアルバムを出すとのことで,これからがとても楽しみなユニットです。

HOUSSE DE RACKET Oh Yeah !

Posted by 小倉秀夫 at 01:12 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

09/08/2008

TRYOの「Toi et Moi」

 自身を「Acoustic/Reggae/Other」に位置づけているTRYOのMySpaceでは,シングルカット曲「Toi et Moi」のプロモーションビデオ(ひたすら歩く人の膝下の映像を映し続ける,例のやつです。)とそのメーキングフィルムがアップロードされています。


 レゲエらしい脱力した曲調と,政治的に毒を含んだ歌詞(「Ce matin」(今朝)という言葉に引き続いて,サダム・フセインの絞首刑や,国連スキャンダル,バイエルン州でのネオナチの台頭,チベット問題だけでなく,AREVA(フランスとドイツを拠点とする原子力産業複合企業)によるニジェールの「不法占拠」まで盛り込んでしまう,ある種のフランスの左翼っぽさ満開)らしさは,実に聴くに値します(この作品が,日本のiTunes Storeでダウンロードできないのは誠に残念な限りです。)。


Tryo "Toi et moi" - Le clip

Posted by 小倉秀夫 at 12:01 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

08/17/2008

Lawyerの扱い

 iTunes Storeにアクセスすると、任意の単語をタイトル名又はアルバム名又はアーティスト名に含む楽曲を検索することができます。JASRACのデータベースでもできますが、JASRACのデータベースだと、それがどんな曲なのか試聴することができません。

 「lawyer」という単語を含む楽曲ってまあまああるのですね。特に、ユニット名を巡っていろいろなことのあったFall Out Boyは「I'm Like a Lawyer With the Way I'm Always Trying to Get You Off (Me & You)」(→Fall Out Boy - Infinity On High - I'm Like a Lawyer With the Way I'm Always Trying to Get You Off (Me & You))と「Our Lawyer Made Us Change the Name of This Song So We Wouldn't Get Sued」(→Fall Out Boy - From Under the Cork Tree - Our Lawyer Made Us Change the Name of This Song So We Wouldn't Get Sued)と2曲も「Lawyer」という語を含む楽曲を発表しているのですね。

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Yelleの来日

 深町先生、サマーソニックでYelleのライブを見たんですね、いいなあ。


 私は、Yelleが来日してサマソニでライブをやるという話を聞いていこうかと思ってWebを見たところ、Perfumeと同じ会場、Perfumeの次という順番を見て、会場にPerfumeファンが溢れているのかと思い、回避してしまいました。



 それはともかく、YelleのPop Upは、かなりの傑作です(iTunesでもダウンロードできます→Yelle - Pop Up - Version de luxe)。Yelleと同時代に生きていてこれを聞かないのはもったいないとしかいいようがありません。



 フランス革命記念日に行われたBIZ NITEでも話したことなのですが、フランスの現代大衆音楽を日本である程度普及させるには、タワーレコードとかHMVとかの「France」コーナーに、こういうYelleとかAlizeéとかPriscillaとかのアルバムが置かれるようにするところから始まらないとしょうがないなあと思います。Ilonaとかは約1年遅れくらいでテレビのBGM等でこっそり使われるようになりましたけど、それで「いいな」と思っても、それを手にとって購入するまでに壁が大きいと、そこまでしてまでは欲しくはないということになりがちですからね。


 

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07/26/2008

「音楽業界を志望する学生が聞き落とすべきでない洋楽100」

 「音楽業界を志望する学生が聞き落とすべきでない洋楽100」ですが、とりあえず100並べてみました。一応、20世紀後半(1951年〜2000年)に限定しました。また、「洋楽」というのは「西洋の音楽」ということなのでしょうから、主たる出身者がボスフォラス海峡以西のものに限定しました。で、1アーティスト1曲に限定しました。また、The Beatlesの楽曲については「全部聞け」というより他ないので、敢えて除外しています。Elvisについても、「とりあえず、ベスト盤は聞け」というしかありませんので、敢えて除外してあります。80年代のMTV世代が多いとの批判があり得るところですが、私は1968年生まれで、リアルタイムで聞いていたのが80年代以降ですから、仕方がない話です。

 一応、今でも普通にBGM等で用いられており知らないと恥ずかしいという類のものと、エポックメイキングなもの、時代を象徴しているものを集めてみました。






































































































10ccI'm Not in Love10cc - The Very Best of 10cc - I'm Not in Love
a-haTake On MeTake On Me
ABBA Dancing Queenアバ - The Definitive Collection - Dancing Queen
All saintsNever EverAll Saints - All Saints - Never Ever
Artists United Against ApartheidSun City
B-52's (The )Love ShackThe B-52's - Cosmic Thing - Love Shack
Band Aid Do they know it’s Christmas?Band Aid - Do They Know It's Christmas - Single - Do They Know It's Christmas?
Beach BoysSloop John Bザ・ビーチ・ボーイズ - Pet Sounds - Sloop John B
Bee GeesStayin' AliveBee Gees - Bee Gees: Greatest (Bonus Video Version) [Remastered] - Stayin' Alive
Ben E. KingStand By MeBen  E. King - Ben E. King: The Greatest Hits - Stand By Me
Billy JoelAllenTown
BlurParklifeBlur - Parklife - Parklife
Bob DylanMr. Tambourine Man
Bob Marley & The WailersNo Woman No Cryボブ・マーリー & The Wailers - Natty Dread - No Woman No Cry
Bobby McFerrinDon't Worry, Be Happyボビー・マクファーリン - Simple Pleasures - Don't Worry, Be Happy
Bobby VintonMr. Lonely
Bon JoviLivin On a PrayerBon Jovi - Crossroad - The Best of Bon Jovi - Livin On a Prayer
Boz ScaggsWe’re All AloneBoz Scaggs - Fade Into Light - We're All Alone
Brian Wilson & Van Dyke ParksOrange Crate ArtBrian Wilson & Van Dyke Parks - Orange Crate Art - Orange Crate Art
Bruce SpringsteenBorn To Run
Buggles (The)Video Killed the Radio StarThe Buggles - The Age of Plastic - Video Killed the Radio Star
CarpentersTop of the Worldカーペンターズ - A Song for You - Top of the World
Cars (The)DriveThe Cars - Heartbeat City - Drive
Chuck BerrySweet Little SixteenChuck Berry - Johnny B Goode - Sweet Little Sixteen
Culture ClubKarma ChameleonCulture Club - Colour By Numbers - Karma Chameleon
Cyndi LauperTime After Time
Daft PunkDa FunkDaft Punk - Homework - Da Funk
Dave Clark Five (The)BecauseThe Dave Clark Five - The Hits (Bonus Track Version) - Because
David BowieFameDavid Bowie - Young Americans - Fame
Dionne Warwick, Elton John, Gladys Knight & Stevie WonderThat's What Friends Are ForDionne Warwick, エルトン・ジョン, Gladys Knight & Stevie Wonder - Dionne Warwick: Greatest Hits 1979-1990 - That's What Friends Are For
Doobie Brothers (The)Long Train Runnin'The Doobie Brothers - Rock Masters: Long Train Running - EP - Long Train Running
Doors (The)Light My FireThe Doors - The Very Best of (Bonus Track Version) [With Bonus Video] - Light My Fire
Dschinghis KhanDschinghis Khanジンギスカン - ベスト・オブ・ジンギスカン - ジンギスカン
Eagles (The)Hotel California
Earth, Wind & FireFantasy
EminemThe Real Slim ShadyEminem - The Marshall Mathers LP - The Real Slim Shady
EnyaWild ChildEnya - A Day Without Rain - Wild Child
Europe The Final Countdown
EurythmicsSweet Dreams (Are Made of This)Eurythmics - Eurythmics: Greatest Hits - Sweet Dreams (Are Made of This)
FalcoRock Me AmadeusFalco - Falco 3 - Rock Me Amadeus (Ihn Liebten Alle Frauen...)
Faudel & KhaledErayFaudel & Khaled - 1,2,3, Soleils (Live at Bercy) - Eray
France GallPoupée de cire, Poupée de son
Françoise HardyComment te dire adieuFran?oise Hardy - Messages personnels - Comment te dire adieu
George HarrisonMy Sweet LordGeorge Harrison - All Things Must Pass - My Sweet Lord
George MichaelOne More Try
Gilbert O'SullivanAlone AgainGilbert O'Sullivan - The Virgin Suicides (Music from the Motion Picture) - Alone Again (Naturally)
Gloria GaynorI Will Surviveグローリア・ゲイナー - Gloria Gaynor: The Collection - I Will Survive
Hollies (The)Bus StopThe Hollies - 20 Golden Greats - Bus Stop
IAMJe danse le Mia
Jane BirkinL'aquoiboniste
Janis JoplinMove Over
Jimi HendrixStar Spangled BannerJimi Hendrix - Jimi Hendrix Live at Woodstock - Star Spangled Banner
Joan BaezWe Shall OvercomeJoan Baez - In Concert - We Shall Overcome
John LennonMotherJohn Lennon - John Lennon / Plastic Ono Band (2000 Remaster) - Mother
Kinks (The)ALL Day and All of the NightThe Kinks - One for the Road - All Day and All of the Night
Led ZeppelinStairway to HeavenLed Zeppelin - Mothership (Remastered) - Stairway to Heaven
LOS LOBOSLa BambaLOS LOBOS - Los Lobos: Just Another Band from East L.A. - La Bamba
MadonnaMaterial GirlMadonna - Like a Virgin - Material Girl
Mamas and the Papas (The)California Dreamin'The Mamas and the Papas - If You Can Believe Your Eyes and Ears - California Dreamin'
Marvin GayeWhat's Goin' On
Men At WorkDown Under
Michel PolnareffTout tout pour ma chérieミッシェル・ポルナレフ - ミッシェル・ポルナレフ・ベスト - シェリーに口づけ
Minnie RipertonLovin’ Youミニー・リパートン - Perfect Angel / Adventures In Paradise - Lovin' You
Monkees (The)Cuddly Toyザ・モンキーズ - Music Box - Cuddly Toy
Nena99 Luftballons Nena - 99 Luftballons - EP - 99 Luftballons (Old Live Version)
NirvanaSmells Like Teen SpiritNirvana - Nevermind - Smells Like Teen Spirit
Olivia Newton-JohnPhysical
Paul SimonStill Crazy After All These YearsPaul Simon - Still Crazy After All These Years - Still Crazy After All These Years
Pearl JamDaughterPearl Jam - Live At Lollapalooza 2007: Pearl Jam - Daughter
Peter, Paul & MaryBlowin' in the WindPeter, Paul & Mary - The Best of Peter, Paul & Mary: Ten Years Together - Blowin' in the Wind
Pink FloydMoneyPink Floyd - Dark Side of the Moon - Money
Police (The)Every Breath You TakeThe Police - Synchronicity - Every Breath You Take
Prince & The RevolutionKissPrince & The Revolution - Parade (Music from the Motion Picture Under the Cherry Moon) - Kiss
Public Enemy911 Is a JokePublic Enemy - Fear of a Black Planet - 911 Is a Joke
QueenBohemian RhapsodyQueen - A Night At the Opera - Bohemian Rhapsody
REO SpeedwagonCan't Fight This FeelingREO Speedwagon - Employee of the Month (Original Motion Picture Soundtrack) - Can't Fight This Feeling
Roberta FlackKilling Me Softly with His Songロバータ・フラック - Killing Me Softly - Killing Me Softly with His Song
Rod StewartSailingRod Stewart - Atlantic Crossing - Sailing (Album Version)
Rolling Stones (The)Sympathy for the DevilThe Rolling Stones - Flashpoint - Sympathy for the Devil
RoxetteThe LookRoxette - Look Sharp! - The Look
Run-D.M.C & AerosmithWalk This WayRun D.M.C. & Aerosmith - 映画「セックス・アンド・ザ・シティ」オリジナル・サウンドトラック - Walk This Way
Ruttles (The)Ouch!The Rutles - The Rutles (2006 Remaster) - Ouch!
Serge GainsbourgAux armes et caeteraSerge Gainsbourg - Aux armes et caetera - Aux armes et caetera
Sex PistolsGod Save the QueenSex Pistols - Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols - God Save the Queen
Simon & GarfunkelSound of SilenceSimon & Garfunkel - iTunes Originals - Paul Simon - The Sound of Silence (Live)
Simply RedIf You Don't Know Me By NowSimply Red - A New Flame - If You Don't Know Me By Now
Sly & The Family StoneEveryday People
Supremes (The)You Can't Hurry LoveThe Supremes - The Ultimate Collection: Diana Ross & The Supremes - You Can't Hurry Love
Suzanne VegaLukaSuzanne Vega - Solitude Standing - Luka
Sylvie VartanIrresistiblement
Temptations (The)My GirlThe Temptations - The Temptations : The Ultimate Collection - My Girl
The BandThe WeightThe Band - Music from Big Pink - The Weight
Traveling Wilburys (The)Handle With CareThe Traveling Wilburys - The Traveling Wilburys Collection (Remastered) - Handle With Care
U.S.A. for AfricaWe Are the WorldU.S.A. for Africa - We Are the World - Single - We Are the World
U2I Still Haven't Found What I'm Looking ForU2 - The Joshua Tree - I Still Haven't Found What I'm Looking For
Van HalenJumpヴァン・ヘイレン - 1984 - Jump
Who (The)Baba O’RileyThe Who - The Who: Ultimate Collection - Baba O'Riley
Yard Birds (The)For Your LoveThe Yardbirds - The Ultimate Collection (Disc 1) - For Your Love
Youssou N'dourThe Lion/Gaiendeユッスー・ンドゥール - The Lion - The Lion/Gaiende
Zombies (The)Time Of The Season

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07/21/2008

「音楽業界を志望する学生が聞き落とすべきでない洋楽100」(ただし、やっと約3分の2)

 先日ゼミの学生と話をしていて、QueenのBohemian Rhapsody(→Queen - A Night At the Opera - Bohemian Rhapsody)を知らないことを知って、少し驚きました。もちろん、著作権法ゼミの一方の柱であるIT系志向の学生が知らないのであればそんなものかなとは思うのですが、音楽業界に行きたいと思っている学生が20世紀を代表する名曲を知らないというのは相当問題なのではないかと危機感を抱いてしまいました。

 そこで、この連休中に「音楽業界を志望する学生が聞き落とすべきでない洋楽100」を作ろうと思っていたのですが、不思議な絡み方をする弁護士さんのお相手をして無為な時間を費やしてしまいました。そのため、100も列挙しきれませんでしたが、一応、この辺りは聞いていないとやばいよなということで、アップしてみようと思います。






























































10ccI'm Not in Love10cc - The Very Best of 10cc - I'm Not in Love
a-haTake On MeTake On Me
ABBA Dancing Queenアバ - The Definitive Collection - Dancing Queen
Beach BoysSloop John Bザ・ビーチ・ボーイズ - Pet Sounds - Sloop John B
Bee GeesStayin' AliveBee Gees - Bee Gees: Greatest (Bonus Video Version) [Remastered] - Stayin' Alive
Ben E. KingStand By MeBen  E. King - Ben E. King: The Greatest Hits - Stand By Me
BlurParklifeBlur - Parklife - Parklife
Bob DylanMr. Tambourine Man×
Bob Marley & The WailersNo Woman No Cryボブ・マーリー & The Wailers - Natty Dread - No Woman No Cry
Bobby McFerrinDon't Worry, Be Happyボビー・マクファーリン - Simple Pleasures - Don't Worry, Be Happy
Bobby VintonMr. Lonely×
Bon JoviLivin On a PrayerBon Jovi - Crossroad - The Best of Bon Jovi - Livin On a Prayer
Chuck BerrySweet Little SixteenChuck Berry - Johnny B Goode - Sweet Little Sixteen
Cyndi LauperTime After Time×
Daft PunkDa FunkDaft Punk - Homework - Da Funk
Dionne Warwick, Elton John, Gladys Knight & Stevie WonderThat's What Friends Are ForDionne Warwick, エルトン・ジョン, Gladys Knight & Stevie Wonder - Dionne Warwick: Greatest Hits 1979-1990 - That's What Friends Are For
Dschinghis KhanDschinghis Khanジンギスカン - ベスト・オブ・ジンギスカン - ジンギスカン
EurythmicsSweet Dreams (Are Made of This)Eurythmics - Eurythmics: Greatest Hits - Sweet Dreams (Are Made of This)
FalcoRock Me AmadeusFalco - Falco 3 - Rock Me Amadeus (Ihn Liebten Alle Frauen...)
Faudel & KhaledErayFaudel & Khaled - 1,2,3, Soleils (Live at Bercy) - Eray

France Gall
Poupée de cire, Poupée de son×
Françoise HardyComment te dire adieuFran?oise Hardy - Messages personnels - Comment te dire adieu
George HarrisonMy Sweet LordGeorge Harrison - All Things Must Pass - My Sweet Lord
George MichaelOne More Try×
Gilbert O'SullivanAlone AgainGilbert O'Sullivan - The Virgin Suicides (Music from the Motion Picture) - Alone Again (Naturally)
Gloria GaynorI Will Surviveグローリア・ゲイナー - Gloria Gaynor: The Collection - I Will Survive
Jane BirkinL'aquoiboniste×
Janis JoplinMove Over×
Joan BaezWe Shall OvercomeJoan Baez - In Concert - We Shall Overcome
LOS LOBOSLa BambaLOS LOBOS - Los Lobos: Just Another Band from East L.A. - La Bamba
Men At WorkDown Under×
Michel PolnareffTout tout pour ma chérieミッシェル・ポルナレフ - ミッシェル・ポルナレフ・ベスト - シェリーに口づけ
Minnie RipertonLovin’ Youミニー・リパートン - Perfect Angel / Adventures In Paradise - Lovin' You
Nena99 Luftballons Nena - 99 Luftballons - EP - 99 Luftballons (Old Live Version)
Paul SimonStill Crazy After All These YearsPaul Simon - Still Crazy After All These Years - Still Crazy After All These Years
Pearl JamDaughterPearl Jam - Live At Lollapalooza 2007: Pearl Jam - Daughter
Peter, Paul & MaryBlowin' in the WindPeter, Paul & Mary - The Best of Peter, Paul & Mary: Ten Years Together - Blowin' in the Wind
Prince & The RevolutionKissPrince & The Revolution - Parade (Music from the Motion Picture Under the Cherry Moon) - Kiss
QueenBohemian RhapsodyQueen - A Night At the Opera - Bohemian Rhapsody
REO SpeedwagonCan't Fight This FeelingREO Speedwagon - Employee of the Month (Original Motion Picture Soundtrack) - Can't Fight This Feeling
Roberta FlackKilling Me Softly with His Songロバータ・フラック - Killing Me Softly - Killing Me Softly with His Song
Serge GainsbourgAux armes et caeteraSerge Gainsbourg - Aux armes et caetera - Aux armes et caetera
Sex PistolsGod Save the QueenSex Pistols - Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols - God Save the Queen
Simon & GarfunkelSound of SilenceSimon & Garfunkel - iTunes Originals - Paul Simon - The Sound of Silence (Live)
Simply RedIf You Don't Know Me By NowSimply Red - A New Flame - If You Don't Know Me By Now
Suzanne VegaLukaSuzanne Vega - Solitude Standing - Luka
Sylvie VartanIrresistiblement×
The BugglesVideo Killed the Radio StarThe Buggles - The Age of Plastic - Video Killed the Radio Star
The CarsDriveThe Cars - Heartbeat City - Drive
The Dave Clark FiveBecauseThe Dave Clark Five - The Hits (Bonus Track Version) - Because
The Doobie BrothersLong Train Runnin'The Doobie Brothers - Rock Masters: Long Train Running - EP - Long Train Running
The DoorsLight My FireThe Doors - The Very Best of (Bonus Track Version) [With Bonus Video] - Light My Fire
The EaglesHotel California×
The Mamas and the PapasCalifornia Dreamin'The Mamas and the Papas - If You Can Believe Your Eyes and Ears - California Dreamin'
The Monkees Cuddly Toyザ・モンキーズ - Music Box - Cuddly Toy
The PoliceEvery Breath You TakeThe Police - Synchronicity - Every Breath You Take
The Rolling StonesSympathy for the DevilThe Rolling Stones - Flashpoint - Sympathy for the Devil
The RuttlesOuch!The Rutles - The Rutles (2006 Remaster) - Ouch!
The SupremesYou Can't Hurry LoveThe Supremes - The Ultimate Collection: Diana Ross & The Supremes - You Can't Hurry Love
The TemptationsMy GirlThe Temptations - The Temptations : The Ultimate Collection - My Girl
The Traveling WilburysHandle With CareThe Traveling Wilburys - The Traveling Wilburys Collection (Remastered) - Handle With Care
U.S.A. for AfricaWe Are the WorldU.S.A. for Africa - We Are the World - Single - We Are the World
U2I Still Haven't Found What I'm Looking ForU2 - The Joshua Tree - I Still Haven't Found What I'm Looking For

Posted by 小倉秀夫 at 06:33 PM dans musique | | Commentaires (4) | TrackBack (1)

05/10/2008

Mariko: Unstoppable

  Finlandのシングルチャート2位の,Marikoの「Unstoppable」がなんとも言えず面白いです(いまのところ,ここで聴けます。)。

 新味があるかといえばそういうものはあまり感じないのですが,アレンジを含めていかにもヨーロッパ,というか北欧の香り漂うなあということを,良い意味で感ずる作品です。

 Marikoといっても,日本人でも日系人でもハーフでもないようですが。

Posted by 小倉秀夫 at 05:39 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (1)

04/02/2008

Yelle/Pop Up

 YelleのアルバムPop upをHMVで発注しました。

 彼女は、シングルカット曲のYelle/Je Veux Te Voirが注目(といいますか、YouTube等で出回っているカラオケ用のバックグランドムービーの微妙に日本情緒溢れる光景が注目といいますか。)の女性シンガーですが、ほぼ一本調子のメロディラインといい、それでいて独特のリズム感を保っているところといい、アイドルポップの王道を行く作りになっています(例えば、Yelle - Pop Up - Version de luxe - Je veux te voir)。

Posted by 小倉秀夫 at 02:00 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

03/14/2008

Yokohamaが格好いい

 最近,OuiFMでヘビーローテーションでかかっているBOYokohama
Bo - Koma Stadium - Yokohama
。ただし,試聴はできますが,日本からはダウンロードはできません。)がとても格好いいです。

 歌詞としては,(フランス人のBOが)「横浜を離れたくない」という内容を繰り返しいっているだけなのですが,「パッパッパー」と繰り返されるコーラスの格好よさもあって,素晴らしい仕上がりになっています。

 なお,この楽曲は,アルバムKoma Stadium(コマ劇場)に収録されています。

Posted by 小倉秀夫 at 11:02 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

03/05/2008

Call the Law

 ずいぶん前から気に入っていたのに、iTunes Store Japan空は久しくダウンロードできなかったDa SilvaのTout va pour le mieux Da Silva - De beaux jours ? venir - Tout va pour le mieux )がようやくダウンロードできました。この哀愁漂うメロディーは、他に代えるものがありません。

 また、最近ヘビーローテーションで聞いているのは、Outkast featuring Janelle MonaeのCall the Law ( Outkast featuring Janelle Monae - Idlewild - Call the Law )です。古そうで新しい微妙なラインが素敵です。

 次の狙いは、あたりです。

Posted by 小倉秀夫 at 02:02 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/31/2007

2007年の私的Best10

 2007年に入手した楽曲での私的なベスト10です。


 これらの楽曲に出会ったきっかけの多くはInternet Radioのお陰ですし、楽曲を購入するにあたっては、公式サイトやTF1のサイトでPVをフル視聴させてくださるものの他は、YouTubeやDailymotionなどを利用させていただきました。


 「違法サイトからのダウンロード」を違法化すれば、日本のレコード会社が国内での販売権を押さえておらず従って日本国内向けのプロモーションを行っていない楽曲に、インターネットを通じて触れること自体が違法になるかもしれませんが、では、そのことによって海外の優れた楽曲を購入するために費やしてきたお金を邦楽の購入に振り向けるかというと、そういうこともないのではないかという気がします。

























1Mademoiselle KÇa me vexeMademoiselle K - Et si on arr?tait d'?couter de la soupe - 2007 - ?a me vexe
2KwalExiléKwal - L? o? j'habite - Exil?
3MIKAGrace KellyMIKA - Grace Kelly - Single - Grace Kelly
4Bob Sinclar featuring Gary Pine & DollarmanSound of FreedomBob Sinclar featuring Gary Pine & Dollarman - Soundz of Freedom - My Ultimate Summer of Love Mix - Sound of Freedom (Featuring Gary Pine & Dollarman)
5ZazieJe suis un hommeZazie - Totem - Je suis un homme
6Magic SystemKi Dit Mié Magic System - Ki Dit Mie - Ki Dit Mi?
7Sean KingstonBeautiful Girls
8Vanessa HudgensWHATEVER WILL BEVanessa Hudgens - V - WHATEVER WILL BE
9RazorlightAmericaRazorlight - Razorlight - America
10The HollowaysDancefloorThe Holloways - So This Is Great Britain? ソー・ディス・イズ・グレイト・ブリテン? - Dancefloor

Posted by 小倉秀夫 at 12:25 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (1)

12/23/2007

ペンギンが踊るクリスマス

 文化庁のお陰ですっかりぎすぎすした年末ですが、クリスマスくらいはPigooのNoël Collectionでも見て楽しく過ごしてみたらいかがでしょうか。

Posted by 小倉秀夫 at 12:52 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/16/2007

Casse comme du verre

 現役のフランス人歌手で最も美形ではないかと思っているPriscillaのアルバムUne fille comme moiが知らない間にiTunes Store for Japanでダウンロード可能になっていました(→
Priscilla - Une fille comme moi
)。この種のアイドル歌手の場合、ソングライター陣を含む裏方さんの力量が試されるのですが、Priscillaはその意味ではずっと恵まれてきています。Jalousie(→
Priscilla - Jalousie - EP - Jalousie
)やToujours pas d'amour(→
Priscilla - Une fille comme moi - Toujours pas d'amour
)などのダンサブルな作品から、Toi c'est moi...(→
Priscilla - Une fille comme moi - Toi c'est moi...
)のようなメロディアスな作品まで揃っていて、おすすめです。もちろん、音楽配信ではなくCDを購入した方がジャケット写真等が入手できる分お得ではあるのですが、日本のレコードショップの「フランス」コーナーを探しても、Priscillaのような「現在人気のあるアイドル」のCDはまず置いてありませんので、CDを買うためにはオンライン通販頼みということにならざるを得ません(私は、わざわざAmazon.frを使って購入しました。)。それにしても、いつまで「昔人気のあったアイドル」の作品を置き続けるのでしょうか?>日本のレコードショップの「フランス」コーナー。

 もっともフランスメディアでは、PriscillaのNew AlbumCasse comme du verreの話題で持ちきりです(「持ちきり」というのはちょっと言い過ぎかも。)。バラエティ番組に出て、下らないインタビューやらコメディアンの異常行動につきあって、アルバムの宣伝をしてもらうというのは、日本と同じですね。Chanteについては Priscillaの公式サイトでプロモーションビデオがフル視聴できます(こちらにアクセスして、「Vidéo」という部分をクリックすると見れます。)が、なかなかかっこいい仕上がりになっています。

Posted by 小倉秀夫 at 12:29 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

10/27/2007

Je suis un homme

 コートジボワール出身の音楽ユニットMagic Systemの"Ki Dit Mié"が漸く、iTunes Store for Japanでダウンロードできるようになりました(→
Magic System - Ki Dit Mi? - Single - Ki Dit Mi? (Radio Version)
)。とっても、軽快で、気軽に聴くのに最適です。

 また、今週のフランスシングルチャート9位の、Zazieの "Je suis un homme"が早速ダウンロード可能となっています(→
Zazie - Totem - Je suis un homme
)。この楽曲は、現時点で上記Zazieの公式サイトで視聴できますので、その素晴らしさは聞いていただければ分かると思います。ベテランらしい重厚感と壮大さを感じさせます。歌詞も、しっかり決まっています。

Posted by 小倉秀夫 at 08:07 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

10/26/2007

Japanese Boy

 Shanadooの新曲"Japanese Boy"が、ドイツシングルチャートで初登場23位です。

 そこそこ売れるには、音楽的新味は不要ということなのか、日本のリスナーからは古くさい音楽ではドイツ人には新鮮に聞こえるのか、よく分からないのですが。

Posted by 小倉秀夫 at 02:00 AM dans musique | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

10/16/2007

"Tout va pour le mieux"

 Da Silvaの"Tout va pour le mieux"(このエントリーをアップロードした時点ではここで視聴可能)がとても格好良いと思ったので、ちゃんとお金を出してこれを購入しようと思ったのですが、相変わらず、欲しいと思った曲を正規に購入するというのは日本ではとても大変です。


 "Tout va pour le mieux"は、iTS for Franceではダウンロードできるのですが、iTS for Japanではダウンロードできません。


 iTS for Franceによれば、この楽曲は、"De Beaux Jours a Venir"というアルバムに収録されているようなのですが、Amazon.co.jpでこのアルバムを検索すると、UKからのImportものがあるだけで、しかもそれは「通常3-5週間以内に発送します」との注釈つきです。さらにいうと、このAmazon.co.jpが取り扱っているアルバムの楽曲リストを見ると、肝心の"Tout va pour le mieux"が抜け落ちています(といいますか、このアルバムは、扱っているお店によって、11曲構成とされている場合と12曲構成とされている場合とに分かれています。また、HMVも11曲バージョンしか売っていません。)。


 CDWow等の日本に拠点のない通販事業者から買えばよいのでしょうが、それはそれで難儀な話です。

Posted by 小倉秀夫 at 01:03 AM dans musique | | Commentaires (38) | TrackBack (0)

09/21/2007

Johnのソロ楽曲

 John Lennonの楽曲がいまやiTunes Store for Japanでダウンロードできます。


 Johnのソロ作品の中で何が一番好きなのかという点に関しては、年を重ねるごとに変遷があったように思います。若いころは、New York City(→
John Lennon - John Lennon - Live In New York City - New York City
)とかのボーカルの力強さに憧れますし(The Beatles時代のJohnのボーカルには遠く及ばないにせよ)、本来家庭を築くべき歳になるとGrow Old With Me(→
John Lennon - Milk and Honey - Grow Old With Me
)のようなシンプルでロマンティックなものに惹かれます。段々年をとってくると、Menlove Ave.版のNobody Loves You (When You're Down and Out)(→
John Lennon - Menlove Ave. - Nobody Loves You (When You're Down and Out)
)のような悟りを開きそうで藻掻いているような楽曲に親近感を抱きます。

Posted by 小倉秀夫 at 01:37 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

09/15/2007

Pas Maintenant

 ずいぶん前に発注していたMademoiselle Kの"Ça Me Vexe"と、Axelle Redの"Face A - Face B"、Blood Red Shoesの"I'll Be Your Eyes"が、HMV Japanから送られてきました。


 これらはいずれも、iTunes Store for Franceではダウンロードできるのですが、iTunes Store for Japanでは、かろうじてMademoiselle Kのアルバムの表題曲である"Ça Me Vexe "(→
Mademoiselle K - Et si on arr?tait d'?couter de la soupe - 2007 - Ça me vexe
)が、コンピレーションアルバム(→
Mademoiselle K - Et si on arr?tait d'?couter de la soupe - 2007
)収録曲としてダウンロードできるに止まります。


 Axelle Red の"Pas Maintenant"なんて、本当に人の心を打つ名曲なのに、YouTube等を利用しなければおいそれとは聴けないとは、残念です。

Posted by 小倉秀夫 at 12:17 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

08/20/2007

カントリーロード

 私の出身高校(都立両国高校)の卒業生には、「淡交会報」というものが送られてきます。

 その2007年号を見ていたら、黒プリキュアこと美墨なぎさの声を担当していることなどで有名な本名陽子さんのインタビューが掲載されていました。


 インタビューを読む限り、「耳をすませば」で月島雫の声を担当し、あの「カントリーロード」を歌っていたころって、本名さんは両国高校在学中だったのだとのことで、結構驚いてしまいました。一応地域の伝統校ですから、卒業又は退学後いろいろな意味で有名になる人は結構多いのですが(例えば、浮谷東次郎さんとかトニー谷さんとかパンチョ伊東さんとか関野吉晴さんとか落合信彦さんとか浅沼稲次郎さんとか鷲尾悦也さんとか植草一秀さんとか)、在学中から(といいますか、入学以前から)活躍していたというのは珍しいからです(一応、進学校って、在学中に芸能活動とかやりにくい雰囲気が昔はありましたし。最近は、芸能界の方が物わかりが良いのか、学校側も対応できるようになったのか、芸能活動をやりながら普通に高校に通い続けてそれなりの大学に進学していく人も増えましたけど。)。


Posted by 小倉秀夫 at 01:51 AM dans musique | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

08/18/2007

AT THE YOYOGI PARK

 一昨日は、代々木公園まで、SEEDの野外ライブを見に行ってきました。

 ゼミ合宿の際に、メジャーデビュー直後の練習風景を見学させていただいたのはもう2年前のことですが、この年代の女の子は成長するのが早いなあとしみじみ感じてしまいました(私のゼミでは、第一線で活躍している方のお話を聞く機会を設けたりすることがあるのです。去年は、一流の音楽ジャーナリスト、津田大介さんに来ていただきましたし、その前は、マイクロソフト社の企業内弁護士さんにお話をしていただきました。)。


 "Shiny Day"(→
SEED - BLOOMIN' - Shiny Day
)にしても、"My Love"(→
SEED - BLOOMIN' - My love
)にしても、アイドル歌謡としては「佳作」レベルにはすでに到達しているし、第一、ライブで生歌唱してもハーモニーが崩れないというのは日本のアイドル歌謡では珍しい素材なので、あとはサザンオールスターズにおける"勝手にシンドバッド"、ウルフルズにおける"ガッツだぜ"のようなインパクトのある楽曲を早く掴んで、大いに飛躍してもらいたいものです。


Posted by 小倉秀夫 at 01:10 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

08/12/2007

Music Profile

 私のMusic Profileを公開してみることにしました。

Posted by 小倉秀夫 at 10:45 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

08/10/2007

WIPOのお庭

 数年前にGenéveにあるWIPO本部を1観光客として訪れたときに撮影したお庭の写真を、バナー部分に使用してみました。

Posted by 小倉秀夫 at 11:05 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

07/07/2007

よく聴くNetRadio

 前回のゼミでインターネットラジオのことを扱った関係で、私がよく聴くインターネットラジオを紹介することとします。

 La Grosse Radio (→ こちらのウェブの「ECOUTEZ」の部分をクリックするとアクセス可)。

 英米の定番Rockからフランスのインディーズまで無秩序に送信されるところがすごいです。


 Frequence3 (→ こちらのウェブの「Ecoute」の部分にマウスカーソルをあわせるとプルダウンメニューが現れますので、そこでどの環境で聴くかを決めることができます。)。

 英米仏でそこそこ以上にヒットした曲が次から次へと流れてきます。


 Europe2 Nouvelles Scene (→ こちらから聴くことができます。)

 仏語圏の最新のRock, Popsを聴くことができます。


 Beatles-a-Rama!! (こちらのウェブから、環境を選ぶことができます。)

 Beatlesナンバーやそのカバー楽曲、あるいはBeatlesと同時代の音楽が流れます。

 BBC (こちらのウェブサイトから、いろいろな番組にアクセスできます。)

 ニュースから音楽まで多種多様な番組を聞くことができます。

Posted by 小倉秀夫 at 12:33 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

01/04/2007

紅白歌合戦とオリコンチャート

 昨年末に行われたNHK紅白歌合戦の視聴率が歴代ワースト2位だったことが話題となっています。

 しかし、オリコンが発表した昨年の年間シングルチャートのTOP10にランクインした楽曲が1曲も歌われない(TOP30にまで範囲を広げても、「宙船」by TOKIO(15位)、「夢のうた」 by 倖田來未(26位)、「ありがとう」by SMAP(27位)しか歌われない。)のですから、視聴率が上がらないのは当然ではないかと思わなくもありません。身も蓋もない言い方をしてしまうと、その年を象徴する歌は歌われない番組になってしまったのですから、そんなに高い視聴率が望めるはずがありません。

 紅白は、音楽に関する世代間の断絶を実感するために結構見るのですが、今年はそれ以前の問題だったというより他にありません。

Posted by 小倉秀夫 at 02:35 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

12/31/2006

Billboard Single Top10 in 2006

 Letters from Musicによれば、2006年のBillboard Singles Chartの年間TOP10は、


  1. Bad Day / Daniel Powter

  2. Temperature / Sean Paul

  3. Promiscuous / Nelly Furtado Featuring Timbaland

  4. You're Beautiful / James Blunt

  5. Hips Don't Lie / Shakira Featuring Wyclef Jean

  6. Unwritten / Natasha Bedingfield

  7. Crazy / Gnarls Barkley

  8. Ridin' / Chamillionaire Featuring Krayzie Bone

  9. SexyBack / Justin Timberlake

  10. Check On It / Beyonce Featuring Slim Thug


 このうち、iTunes Store for Japanでダウンロードできるのは、

  • Promiscuous / Nelly Furtado Featuring Timbaland

  • Unwritten / Natasha Bedingfield

  • Ridin' / Chamillionaire Featuring Krayzie Bone

  • SexyBack / Justin Timberlake

  • の4曲。半分にも満たないというべきでしょうか、それでもまあ健闘しているというべきでしょうか。

     iTSJではダウンロードできない残りの6曲は、iTunes Store for USAではどうかというと、全てダウンロードできます。まあ、これらは皆英語歌詞の歌ですから米国と日本とでは事情が違うだけかもしれないので、同じく非英語圏向けのサービスであるiTunes Store for Franceを見てみると、やはり上記6曲ともダウンロードできます。えっ?なんでフランスはOKで日本はだめなの?。

     年間Top10 singleのうち4曲しかダウンロードさせないでおきながら、「日本でPC向けのダウンロード販売が伸びないのはCDレンタルのせいだ」とはよく言えたものだとしみじみ思います(Bad DayとYou're Beautifulなんかは結構なダウンロード数を稼げていたと思います。まあ、そうなると、こういう「抱合せ販売」はやりにくくなると思いますが。)。

     2007年は、日本の音楽FANがこういう悲しい思いをしなくとも済むようになるといいなあと願っています。

    Posted by 小倉秀夫 at 11:47 PM dans musique | | Commentaires (5) | TrackBack (0)

    12/30/2006

    私的Best Song 5 in 2007

     そろそろ2006年も終わりを告げますので、今年私が聴いて良かったなあと思った楽曲の上位5曲を発表します。全体的にいうと、今年は「邦楽冬の年」だったなあとしみじみ思いました。



























    1 Idiota Nena Daconte
    Hey Boy Blog27
    箒星 Mr.Children
    So Sick Ne-Yo
    Mon Pays Faudel

    Posted by 小倉秀夫 at 12:57 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

    10/12/2006

    L'or de nos Vies

     Fight Aidsの「 L'or de nos Vies」がフランスシングルチャートの上位をひた走っています(歌詞は、こちら)。まあ、KyoだのJeniferだのといった人気アーティストが多数集まって作った企画ものユニット(目的はグループ名から明らかですね。)なので「売れて当然」といえば当然なのですが。

     しかし、これは「Amazon.co.jp」では買えないのです(「Amazon.com」では買えるのですが。)。それなのに、日本でお買い物をしましょうだなんて!まあ、日本のHMVでもTowerでも取り扱ってくれないので、また、外国のAmazonを頼ることになってしまいます。

    Posted by 小倉秀夫 at 01:04 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

    10/10/2006

    My Samurai

     日本人女性4人組からなる「Shanadoo」の「My Samurai」がドイツ語圏で大ヒットです(リンク先サイトからPV映像が見れます。)。先週は、オーストリアチャートで15位、ドイツチャートで17位です(今週は少し順位を下げましたが。)。

     歌詞はこのとおりなので、今やヨーロッパでJ−POP(というか、もろパラパラって、ドイツ語サイトでも "Para Para Dance" って表記されていますね。)をヒットさせるには、現地語に翻訳する必要すらないのだなあとしみじみ思ってしまいます。といいますか、日本ではまだヒット曲を出していないアーティストでもヨーロッパで売り出すと面白いですよという、これまで折に触れ言ってきたことが実践されているのは嬉しい限りです。

     知財戦略本部は、既に新たな作品をクリエイトできなくなった「大家」の声ではなく、彼女たちのような実践者の話を聞くのが先なのではないかという気がします。

    Posted by 小倉秀夫 at 12:24 AM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (3)

    07/28/2006

    coup de boule

     サッカーW杯決勝戦でのジダンの頭突き事件は世界に衝撃を与えました。

     で、フランス人は、衝撃のあまり、頭突きをテーマとする楽曲を作ってしまいました。

     その名も「coup de boule」(「頭突き」の意味)です。

     なお、この「coup de boule」(敢えてカタカナで書けば「クドゥブル」くらいでしょうか。)ですが、今週のフランス・シングルチャート第2位です(1位は、「ZIDANE Y VA MARQUER」ということで、ジダンもので1・2フィニッシュです。)。

     なお、「coup de boule」のリフレイン部分の歌詞は、

    Zidane, il a frappé, Zidane, il a tapé
    となっており、だいたい「ジダン、彼はぶつかっちまったぜ、ジダン、彼は攻撃してしまったぜ」くらいの意味だったりします。

    Posted by 小倉秀夫 at 11:10 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)

    12/24/2005

    フランス音楽輸出振興協会日本事務所宛のメール

    iTunes Music Store (for Japan)に一向に最近のフレンチ・ポップスがアップロードされないので、フランス音楽輸出振興協会日本事務所宛てに下記のような電子メールを送ってみました。これにより事態が少しでも良いように動くことを期待しています。



    フランス音楽輸出振興協会 日本事務所 御中

    前略 クリスマスイブに突然このような不躾なメールをお送りすることをお許し下さい。

     私は、"Les Tubes Du Moment"や"Radio Blagon"等のインターネットラジオを聞いたり、TF1のサイトにアップロードされているミュージックビデオを見たりして、フレンチ・ポップスを楽しんでいるものです。
     これらのサービスのおかげで私たちは、日本にいながらにして21世紀のフレンチポップスを楽しむことができているのですが、ただ、これらのサービスでは、インターネットに接続しているときしか音楽を楽しむことができません。

     では、最近のフレンチ・ポップスについて音楽CDを購入しようと思っても、日本国内のCDショップやAmazon.co.jp等でCDを購入できるフレンチ・ポップスは、その多くがどちらかというと一昔前から二昔前のものであって、「今」のフレンチ・ポップスを楽しみたい私の要求を満たすものではありません。もちろん、Amazon.frを利用すれば「今」のフレンチ・ポップスだって日本にいながら購入できるわけではありますが、送料がかかりすぎます(特に、シングルCDなどを購入すると、送料の方が高いくらいです。)。

     私は、iTunes Music Storeが日本でもサービスを開始するというニュースを聞いたときに最初に期待したのは、「これで、日本にいながらにして最新のフレンチ・ポップスを楽しめる」ということですが、iTunes Music Store for JAPANでは、未だに最近のフレンチポップスはほとんどアップロードされておらず、iTunes Music Store for Franceから楽曲をダウンロードすることを許されていない日本在住者は、ダウンロードすることができません。iTunes Music Store for Franceにアップロードされている楽曲については、新たにエンコーディング作業等をすることなくiTunes Music Store for JAPANでもダウンロードできるようにすることは容易だと思われるのに、たいそう残念なことだと思っております。

     貴協会はフランスの音楽を世界中に輸出することを目的として設立・運営されているものと存じますし、日本事務所があるということはフランスの音楽を日本へも輸出する意図があるのではないかと存じます。しかし、上述のとおり、日本では最近のフレンチ・ポップスを適正な対価を支払って購入しようと思っても購入できない状況にあります。

     音楽CDについては、小売店に最近のフレンチポップス用のコーナーを設けさせるのが大変だということは理解できますので、せめて、iTunes Music Store for Franceにアップロードされている楽曲については、日本のiTunes Music Storeでもダウンロードできるように、フランスのレコード会社等に、貴協会から働きかけていただきますようお願いいたします。


          

    草々

    【今日聴いた曲の中でお勧めの一曲】


    "Noël, que du bonheur"

       by Ilona Mitrecey

    Posted by 小倉秀夫 at 06:09 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (1)

    09/19/2005

    What You Wainting For?

    Gwen Stefaniの「What You Wainting For?」って、露骨に日本の女の子の独白が効果音として活用されているのですね。

    「Japan Cool」の影響なのでしょう。

    Posted by 小倉秀夫 at 11:06 AM dans musique | | Commentaires (1) | TrackBack (0)

    08/31/2005

    【アンケート】J-Popに触れる方法

     現在、海外で生活されている方にお伺いしたいのですが、

    1. 未知のJ-Popに新たに触れる方法としてどのようなものを利用されていますか?
    2. それは、在外邦人以外の方も通常利用しているものですか?
    3. J-Popを新たに購入(CD等のパッケージを購入する場合に限らず、音楽配信サービスを利用してダウンロード購入する場合を含みます。)する方法としてどのようなものを利用されていますか?
    4. それは、在外邦人以外の方も通常利用しているものですか?
    5. 在外法人以外の同僚、友人等がいる場所でJ-Popをかけたことがありますか?
    6. そのとき、周囲の反応はいかがでしたか?

     気が向いたら、ご回答をコメント欄等に投稿して頂けたら幸いです。

    Posted by 小倉秀夫 at 11:40 AM dans musique | | Commentaires (3) | TrackBack (0)

    08/19/2005

    Attention!!

     iTunes Muisc Storeでもう6000円以上使っているんですね。

     使っているiPodが初代であり容量的に限界に近づいているからこの程度で済んでいますが、最近の大容量タイプをもっていたら本当に危険です。

     なお、最初にダウンロードしたのは、
      The Beach Boysの
      "Barbara Ann"

     一番ヘビーローテーションで聞いているのが、
      Brian Eno, Rachid Taha & Skinの
      "Still Standing"

     日本系のアーティスト(正確に言うとどうなるのだろう?)だと、
      Def Techの
      "Canción de la Expansión"
      
     です。

    Posted by 小倉秀夫 at 04:40 PM dans musique | | Commentaires (0) | TrackBack (0)