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30/09/2006

パワハラの擁護者

 それが傍目にはどうでも良いような些細なことに見えるということは、それを強制しようという側の見苦しさとその強制に抵抗しようする見苦しさとを等価に補強するのではありません。あることを強制する側にはそれをどうしても強制しなければならない強固な理由が必要なのに対し、強制する側にそれを強制しなければならない強固な理由がない場合には抵抗する側はそれに従いたくないというだけの理由だけで抵抗しても何ら見苦しくないからです。

 例えば、日本の美しい伝統を守るという理由で、教員は卒業式等では江戸時代の武家風の鬘を着用するように命ずる通達が教育委員会からなされた場合、そのような曖昧な根拠で教員の嫌がりそうなことを押しつける教育委員会は白い目で見られてしかるべきですが、知事が交代しそのような教育委員会の委員を更迭して通達を撤回させてくれるようになるまで決められた「ルール」に従うという道を選ばず、「子供たちにとって一生の思い出の場」で、個人としての思想等を優先して、チョンマゲ姿の鬘を着用することを拒否した教員たちが見苦しいかというと、そういうとらえ方をする人は少数なのではないかと思います。また、このような場合に、「教師たちは、とりあえず卒業式の場では自分の心情がどうであろうとチョンマゲ姿になるべきであったのであり、その是非については後で議論をすべきだった」みたいなことをいう人も少数なんだろうなと思います。「別に髪型なんてどうでもいいではないか」ということは、そのような強制を行った側に向けられることであっても、そのような強制に抗った側に向けられるべきことではありません。

 今回の事件に関しては、教員に対する非難を維持しようと頑張れば頑張るほど、「パワハラの擁護者」みたいになるので、ここのブログの粘着君も大変ですね。

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Commentaires

個人の思想良心が尊重される社会が気にくわないのであれば、そういう国に行けばいいのに。

 小倉さん、極端な例を出して、論点ずらしをしているように見えますよ。
 サスケットさんは「・・・屈従せよと言うご意見だということですね。」などと決め付けられても困ってしまうでしょう。
 私なりに理解したサスケットさんの意見は・・・
 「卒業式の式次第に、教師個人の信条に反することをやることになっていたからと言って、卒業式を妨害するのは止めて欲しい。教師としてやることではないと思う。多くの生徒の迷惑になる方法ではなく、他の方法で自分の考えを主張して欲しい。」
と言った意見と理解しまた。
 それに対して、小倉さんは、教師として、卒業式を妨害する行為も正当なものである。と主張されているのですか。それとも、教師としてはやってはいけない行為と思っているのでしょうか。その点をお答えいただければよいわけで、ビキニがどうのこうのという話ではないと思います。

 つまり、サスケットさんは、権力を持っている側がパワハラを強行したら、とりあえずそれには屈従せよと言うご意見だということですね。
 サスケットさんのお考えを敷衍すると、例えば、校長先生が入学式の式次第を決めるにあたって「20代の女性教員は入学式ではビキニ姿になりなさい」と命令し、教員全体でこれに反対するも校長がその命令を撤回しなかった場合には、とりあえず20代女性教員は命令に従ってビキニ姿になるべきであって、そこで教員が校長先生の命令に逆らう姿というのは「教師にあるまじき小汚い態度」だとお考えなのでしょうね。で、「20代女性教員は入学式でビキニ姿になれ」という校長の指示に不満があるのならば、教師を辞めるなり、当該校長を更迭してくれる政治家が首長になるように政治活動をするなりすべきだったのであって、「もう全部決まって始まった後にごねるバカは失せろ、辞めろ、消えろ。この無責任教師めが」ということで、ビキニ姿になれとの校長の命令に抵抗した女性教員は、処分されてしかるべきだったと。

 私とは考えが相容れないようです。

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