諸外国での国歌の取扱い
右の方の方々の議論を見ていると、日本以外の国々では国民は式典等において自国の国歌を敬意をもって歌っている、それがグローバルスタンダードであるかのように感じられてしまいがちなのですが、ところがその点については必ずしも十分なソースが示されていないように思われます。で、英語の勉強もかねて(休日はできるだけ英文サイトを読むように心がけています。)ちょこちょこと調べてみると、どうもそうは簡単にいえないように思います。
この記事によると、マレーシアでも国歌を歌わない人が増えているようです。ジンバブエでも「国歌なんて歌えない」という悲痛な叫びがあります(この叫びは、私たちの近未来を暗示しているようで身につまされます。)。
この記事によると、フランスの教師が「La Marseillais」は人種差別的であるとしてこれを子供たちに教えることのを拒否したり、オーストリアでは保守政党出身の大臣が、国歌において男女が平等に扱われていないとして歌詞の変更を具体的に提案したりしているようです。
この記事によると、スイス人の3分の1はスイス国歌を知らないし、歌詞を暗記している人はほんの少ししかいないのだそうです。
この記事を見ると、イギリスでも「God Save The Queen」の評判はぼろぼろです。「most of England's players keep their mouths resolutely shut during the pre-match singing of the national anthem」だそうで、君が代を歌わなかっただけでバッシングされた中田選手がかわいそうになってしまいます。
米国は米国で、国歌を何語で歌うべきか(英語で歌わないといけないのか)で結構大もめだったりします。ブッシュ大統領は国歌は英語で歌われるべきだと考えているようですが、そうすると、国歌を歌えないアメリカ国民が結構な数に上りそうです。
« 「黙示の利用許諾」を排除しないで | Accueil | 往生際と保釈不許可事由 »
Commentaires
L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.
入学式・卒業式のときに、そもそも国旗の掲揚・国歌の斉唱を式次第に入れるというのがグローバルスタンダードではないという資料ならば、旧文部省が公表していたのではないかと思いますが、それでは足りませんか?そういう式典で斉唱しないとなると、制勝時に全員が起立する機会ってなかなかないですし。
Rédigé par: 小倉秀夫 | 09/10/2006 00:05
私の知る範囲内では、公立学校の入学式・卒業式を「国連をはじめとする国際機関や諸外国の儀典例規」に則って執り行っているところというのは聞いたことがないのですが。
Rédigé par: 小倉秀夫 | 08/10/2006 23:55