Google八分問題の前提に関する疑問
紀藤先生のブログでも「Google八分」の話題が取り上げられています。
しかし、私は、Googleが特定のウェブページに関する情報を検索データベースから削除しなければならない場合があることは理解する注1一方、特定のウェブページの管理者が、Googleに対して、当該ウェブページに関する情報をその検索データベースに登録することや、一旦登録した情報を爾後削除しないことを求める法的権利を有するとの考え方は、必ずしも理解できないでいます。
Googleは所詮は民間事業者なので、特定のウェブページへの不特定人のアクセスを向上させ或いは維持を図る義務を負わないのが原則です(当該ウェブページの管理者との間に特別な合意が結ばれている等の特段の事情がある場合は除きます。)。Beyondさんは、Googleに登録され続けることを「表現の自由」の問題と位置づけられているようですが、1民間事業者であるGoogleがbeyondさんの「表現の自由」を、自社のサーバを使用して保障してあげなければならない法的な根拠がよくわからないのです。「現実的にはGoogleがいかに広く活用されている」としても、それでもGoogleを国等と同視することはできないように思うのです。
そうだとすると、民間事業者たるGoogleには、どのウェブページをそのウェブ検索データベースに登録しておくかについて、その営業方針等にあわせて自由に決定する権限があり、その基準について外部に説明する義務を負わないということになりそうです。船橋市図書館事件だって、あれは舞台が公立図書館だったから不法行為が成立したのであって、民間の図書館であれば、「恣意的」に蔵書を廃棄したからといってその著者からとやかく言われる筋合いはないように思うのです。
そういう意味では、Google八分を問題視する方々は、特定の私人の表現の流布に協力すべき義務をGoogleに負わせるべき法的義務の根拠付けに成功していないように思うのです。
注1 当該ウェブページが違法情報を流出させ続けている場合に、当該ウェブページの管理者を突き止めてこの者に対して強制的に当該ウェブページを削除させまたはデータを修正させるまでの間、当該ウェブページを閲覧する者の数を抑制し、被害を最小限度にとどめることが求められますが、そのためには、主要な検索エンジンから当該ウェブページが検出されないようにすることが有益だからです。
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リンク: la_causette: Google八分問題の前提に関する疑問. [Lire la suite]
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私が主張しているとする「前提」の事実誤認について。ちなみに、Beyondの「B」 [Lire la suite]
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リンクが貼られた記事には「ファーストレディの安倍昭恵さんがオーナーのブログ「安倍昭恵のスマイルトーク」へのリンクがGoogleの検索結果になぜか表示されないのだ。ウィキペディアをはじめ、すでに至る所からリンクされているWebサイトだというのに、不思議な現象だ。 」と書いてあり、何度深呼吸して読んでも、「何をキーワードにすると」という点は触れられていませんね。
Rédigé par: 小倉秀夫 | le 29/12/2006 à 17:00
「安倍昭恵のスマイルトーク」は普通にGoogleで引っかかりましたが……。
Rédigé par: 小倉秀夫 | le 29/12/2006 à 10:26
注意書きの問題ではないように思いますけど>酔うぞさん。
ご自分のブログで「こういうGoogle八分はよいGoogle八分、こういうGoogle八分は悪いGoogle八分」ということを論じたエントリーを立ち上げた上でトラックバックして頂いた方が論点がはっきりするのではないかと思います>U-meさん
Rédigé par: 小倉秀夫 | le 29/12/2006 à 10:16
Beyondさんの問題設定がおかしいという話をしているのに、「せっかくBeyondさんのページにリンクはってるのにそこで何を見ているのか?という感じです」といわれてもなあ、という感じです。
Rédigé par: 小倉秀夫 | le 28/12/2006 à 11:28
一民間企業であるGoogleが運営方針というか
基準を公にする必要があるのかという問題があります。
基準の内容を公表する必要はないですよ。
「基準があるから、万能ではない」と明記するべきです。
「そんなの常識で考えれば分かるだろう」
とは言えない現実が問題なのです。
高校生には「Googleで出てこないからこの問題はない」と真面目に主張する生がいて、教師も「検索してごらん」といった手前それで良しとする、なんてシーンがあります。
一言でいえば現在のGoogleは信用されすぎている。なのでしょうね。
Google 八分そのものを否定することは実際的ではありません。
しかし、 Google 八分のやり過ぎというのは現実が無くても容易に想像できるし、さらには Google 八分の取消が出来るのか出来ないのか分からない、というのは問題でしょう。
結局は、 Google 八分問題とは運用の問題なのです。
そして運用は変化するものですから、その変化の妥当性についてはチェックしないわけにはいかない。
ということでしょう。
Rédigé par: 酔うぞ | le 27/12/2006 à 11:13
一民間企業であるGoogleが運営方針というか基準を公にする必要があるのかという問題があります。>酔うぞさん
Rédigé par: 小倉秀夫 | le 26/12/2006 à 11:21
Google 八分の実際的に大きな問題として、どうもGoogle八分を申請し実施された人が取消(Google八分の終了)を申請しても取り上げられないことがあります。
つまり、一時の問題でGoogle八分にして、その後はGoogleの独占管理になる。
そうなると、そもそも Google 八分の申請とは何か?というかなり根源的な問題になってしまいます。
結局のところ、 Google 八分問題とは検索エンジンから排除されること自体の問題ではなくて、Google社がどのような運用をしているのかが分からない、ことにあるのでしょう。
Rédigé par: 酔うぞ | le 25/12/2006 à 22:05