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01/12/2006

30年ローンの3年目

 さくらちゃん問題でそのご両親を非難する方々にはこの種の認識を有している人が多いようです。

3年前の購入と考えると、地価が大きく下げていた時期なので、現時点で含み損をかぶっているとは考えられない。つまり、家を売ればかなりの部分、何とかなるかもしれないけど、売るわけにはいかないということか。

 しかし、普通、住宅ローンには金利がかかるのです。例えば、30年ローンの最初の3年目くらいだと、大して元金は減りません。頭金プラスアルファ程度です(例えば、1億円のローンに対し、金利年3.7%の固定で、月々46万円の元利均等弁済だと、36ヶ月目の残元金は約9423万円。新築→中古という値下がり要因を考慮に入れず同額の1億円で売れると仮定しても、手元には600万円弱しか残りません。したがって、「家を売ればかなりの部分、何とかなるかもしれない」ということはまあないだろう(「米国での心臓移植」に必要な資金需要を考えると)と、普通は推測してしまうわけです。

【追記】

20年ローンではないかとのご指摘を受けました。
固定金利3.7%、月々59万円の元利均等弁済で20年ローンを組んだ場合、3年目ではまだ8900万円強の残債務が残る計算になります。したがって、「家を売ればかなりの部分、何とかなるかもしれない」ということはまあないだろうということにはあまり影響はないようです。

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Commentaires

 さくらちゃんの救済を早くするため、ということであれば、寄付をする気のない人々は、つべこべ言わずに黙っているのが一番でしたね。結果的には、ネットでつべこべ言ってみたところで、寄付は集まったのでよかったのですが、さくらちゃんのご両親が絶え間ない誹謗中傷に耐えかねてさくらちゃんの心臓手術を断念することにならなかったのはまさに結果論にすぎなかったと言えるでしょう。反対運動の人達はそうなったら「ネットでの活動により1人の少女の命を奪うことに成功した」ということで、戦果を代々誇らしげに語り継ぐつもりだったのかもしれないのですが。

家を売って住宅ローンをとにかくなくせば、確かに貯蓄はできるかも知れません。ただ、さくらちゃんの心臓手術に必要なお金が貯まるのを待っていたら、手術が間に合わない危険が高いですから、一部のネット世論に配慮して募金を募ることを回避した場合の代替手段としては弱いと言えそうです。

病気の治療のために、無担保かつ非事業目的の1億円の融資に応じてくれる金融機関って、組合であれ何であれ、私は聞いたことがないのですが。とっても高金利のところはわかりませんけど、そういうところで1億円を借りたら、NHKが高給であるにしても返済できなさそうですし。

確か、そもそもあの家抵当に入ってますよ。

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Voici les sites qui parlent de: 30年ローンの3年目:

» なぜ無知なのにでしゃばるんですか? [シム宇宙の内側にて]
小倉 さんのblogより。 30年ローンの3年目 http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2006/12/p_f29e.html なるほど、これは叩かれても仕方ないと思いました。実名ではありますが、先生と呼べる人ではありませ... [Lire la suite]

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