1文の長さ
国分俊宏「キソウヲキソウ (7)」ふらんす2006年10月号58頁は、Marie NDiayeの「Comédie classique」という小説を紹介しています。
この小説は、一人の男が、朝目覚めてからその日の夜、宝くじが当たったことと、恋人が他の男と消えたことを知るまでの1日を、男の1人称の語りで描いた100頁程度の作品です。この作品の特徴は、なんといっても、最初から最後までを1つの文で書かれていることです(この小説を解説する国分先生のコラム自体、雑誌の見開き2頁を敢えて1文でひとつながりに書かれているのですが。)。
最近は、「1文を短く!」ということを金科玉条のように押し付けてくる向きもありますが、接続詞や接続助詞を駆使して1文を長くするというのも、特に趣味嗜好が尊重される領域では十分に容認されるべきでしょう。
なお、私が刑事弁護をやっていたころは起訴状の公訴事実は意地でも一文でひとつながりに書くことになっていたのですが、裁判員制度が始まる頃にはこういう伝統もなくなっていくのでしょうか。
Commentaires
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起訴状を実際に読んだ上でいっているのか疑問です。
Rédigé par: 小倉秀夫 | 12/12/2006 08:30