« 柳田さんの問題提起 | Accueil | ソフトウェア紛争の裁判外紛争解決手段 »

21/02/2007

さくらちゃんと烏賀陽さん

 オリコンvs烏賀陽弘道事件につき、訴訟費用と生活費を支援する募金活動が行われているようです。

 さくらちゃん事件のときにあれほど元気だった「募金を募る前にまず家を売れ」系の方々がこの件に関しては静かにしているということはとても興味深いです(烏賀陽さんも、資産や収入を公開した上でカンパを募っているわけではなさそうですが。)。

 まあ、わざわざ嫌がらせを繰り返してこの募金活動により実現しようという行為(ex.オリコンからの訴え提起に対する有能な弁護士による対応)を断念させてもせいぜいオリコンを利することにしかならないのに対し、さくらちゃん事件においてはその募金活動により実現しようという行為(ex.渡米して臓器移植を受けさせる)を断念させれば幼い命を短く終わらせることができるという違いが大きいのでしょうか。

« 柳田さんの問題提起 | Accueil | ソフトウェア紛争の裁判外紛争解決手段 »

Commentaires

 結局、匿名の卑怯者さんの間でのみ通用する一種のおまじない(この場合、「トリオジャパン」)を媒介にすることで、自分たちの邪な願望(この場合、「ネット上で匿名の陰に隠れて執拗に嫌がらせを加えることによって渡米しての臓器移植手術を断念させて、自分たちは現実の人間の命をも左右できる存在であることを実感したい」)自分たちの中で正当化してみようという、しょうもないパターンのようです。

 そもそも烏賀陽さんが弁護士費用を負担するという話になっているのですか?

 この場合、訴えられたのが烏賀陽さんでも、弁護士費用はサイゾー側が持ちそうな気がしますが。

 ここのコメント欄でいくらごまかそうとしてみたって、さくらちゃん騒動のときにさくらちゃんサイドに要求したことを、烏賀陽さんサイドその他募金活動を行っている側に要求していないわけですから、あれはさくらちゃんの渡米手術費用を捻出するための募金活動を断念させる(それによって渡米手術を断念させ、さくらちゃんに短い一生を終えさせる)という目的が先ずあって、要求事項はあとから考え出されたものにすぎないと読み取れます。

 裁判外で圧力をかけて訴えを取り下げさせようとすることには反対ですが、きちんと弁護士を立てて訴訟の場で真実性の証明等を行うことはむしろ好ましいことだと思っています。

そうなのでしょうか・・・
先生は「「個人対大企業」という構図に持ち込んで自分たちを「untouchable」な存在に仕立て上げようとしていないか?」
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2007/02/untouchable_f101.html

というエントリーで、

1)(大企業など公的な立場にあるものは、批判に寛容でなければいけないと思います。批判があったからといって、突然裁判を起こすのは「口封じ」目的の暴力です。)という意見に対して・・・
そりゃ、フリージャーナリストにとって都合の良すぎる話です。いやまあ、そうなってくれれば、フリージャーナリストの方々は、2ちゃんねるあたりで適当にうわさ話を探してきて、まことしやかに記事を作り上げて、メディアに原稿を送りつけていっちょ上がりで、原稿料貰って、うっほうほの生活を送ることができるので、彼らの党派的にはそうなんだろうとは思うのですが。

2)もちろん、それ(反論)は「訴訟」の場でなければできないわけではありません。ただし、フリージャーナリストの側が、訴訟前に、その記事で摘示した事実を真実であると信じるに至った資料を包み隠さず開示し、かつ、資料又はその読み込みの不十分さを指摘され反論ができなくなったときにフリージャーナリストが素直に自分の誤りを認めその記事により毀損された名誉を回復するための実効的な手段を講ずる場合にほぼ限られます。」

3)これでは、虚偽報道をされた側は、泣き寝入りをするか、訴訟を提起するかの二者択一を迫られることになります。

これらの文面から論理的に類推すると、オリコンvs烏賀陽弘道事件の件につき、「烏賀陽弘道氏が訴訟前に、その記事で摘示した事実を真実であると信じるに至った資料を包み隠さず開示し、かつ、資料又はその読み込みの不十分さを指摘され反論ができなくなったときに烏賀陽弘道氏が素直に自分の誤りを認めその記事により毀損された名誉を回復するための実効的な手段を講ずる」ことを求めていると読めるのですが・・・

「本エントリの趣旨は、増田さんの言われる「個人対企業」の名誉毀損をめぐる法的問題における個人支援に対して、小倉さんや福田さんはおそらく反対の意見(個人の肩を持ちすぎるべきではない)を持っており、ここに書き込んでいるそれ以外の人たちは、私も含めて暗黙のうちに、増田さんのおっしゃられる社会的な意義(個人の法的プロセス参加への幇助ないし加担)に賛同している、ということが、根本の問題なのだと思います。」とのことですが、それは違います。さくらちゃん問題での「糾弾側」の根拠が、募金を中断させ手術を断念させさくらちゃんに身近意思を押し付けるために適当に設定された、その場限りの「俺様ルール」にすぎなかったのではないかということです。
 コメント欄で理由になっていない理由を大量に投稿してごまかそうとしているところを見ると、結構あたっているのかなあと却って思ったりします。さくらちゃん騒動の前も後も、募金を集めるに際して、不特定人に対し、何でも公開するという動きにはなっていないし、それで大騒ぎになるということもない、さくらちゃん騒動のときだって、ネット上の匿名さんたちが大騒ぎし、ネット上の祭りをネタにする傾向がある一部の週刊誌メディアが便乗しただけで、現実社会では、例えば警察が動くとかそういう動きには全くなっていないわけで、結局、匿名さんたちの感覚が社会から孤立しているということを端的に示してしまったわけです。

だいたいサスケットさんの意見とかぶるのですが・・福田さん

私のブログにも、小倉さんのブログのご紹介とリンクが何本かありますが、それが例えば先生との意見の同一性や会計の同一性を示すということはないように。

この支援サイトを見ると。

1)この活動は、管理人が所属する団体や機関とは、一切の関係をもちません。ただ、烏賀陽氏を支援する複数の有志個人とネットワークを形成し、ゆるやかに連帯しながら活動しております。

2)オリコン訴訟における烏賀陽氏への訴訟費用カンパが目的ですが、その余剰金などの使途として、将来的にはこの種の訴訟について発言者個人を支援するための基金やネットワークを組織していくことも視野に入れています。

3)本訴訟の争点についての議論には、本ブログはタッチしません。つまり、このカンパ活動は、企業に比べて経済面で圧倒的に脆弱なフリージャーナリストを、主旨に賛同する方々からのカンパによってバックアップすることを第一の目的としています。

4)個人を対象に企業が行う提訴は、(たとえ敗訴や却下という結果に終わったとしても)その個人に実質的なダメージを与え、言論活動を縛る手段として機能してしまいます。このような訴訟が正当なものとして受け入れられ、「うるさい」個人の発言者を黙らせるための手段として企業や組織が濫用するならば、個人の名前で公的なメディアで発言することのリスクが高まることは疑いをいれません。それはわれわれの社会の基本的価値の一つである、自由な言論活動の保障を危うくするものであります。

この責任者の増田さんは「その音楽のとは誰か リミックス・産業・著作権 (単行本) 」という立派な本の著者であり、学業の業績もたくさんあります。
http://homepage3.nifty.com/MASUDA/profile.html
彼はアカデミックな、あるいは社会的な責任感のもとにこの活動をしていると僕は(おそらく普通の人たちは)推察します。

増田さんが自分の利害(例えば職業的なボランティアだとか)、あるいは烏賀陽氏個人の利害のためにこの活動をしているとは僕は思いません。その点が、さくらちゃん事件のときに不明確であったことが、論議の的になった争点と思います。

本エントリの趣旨は、増田さんの言われる「個人対企業」の名誉毀損をめぐる法的問題における個人支援に対して、小倉さんや福田さんはおそらく反対の意見(個人の肩を持ちすぎるべきではない)を持っており、ここに書き込んでいるそれ以外の人たちは、私も含めて暗黙のうちに、増田さんのおっしゃられる社会的な意義(個人の法的プロセス参加への幇助ないし加担)に賛同している、ということが、根本の問題なのだと思います。

その趣旨で、このエントリの課題をもう一度、正面から議論することは必要な気がするのです。

僕はサスケット氏の紹介したブログを見て、この支援者の自主性によって起こされた募金活動は、烏賀陽さんにとって「諸刃の剣」と思いました。

彼は大企業に訴訟を起こされてにっちもさっちもいかない被害者、という立場(一方的被害者面)を取ることもできたわけですが。

この募金活動によって、彼のかつて書いたこと、そしてやりとりをめぐる事実関係が明らかにされ、正式な裁判により、彼がもし名誉毀損を行ったのだとすれば、それがどの程度の犯罪であり被害なのか、支援者を含めた多くの人々(特にネット上)に明らかになるわけです。

支援者の方々はその敗訴の可能性をもちろん含んだ上で、しかし同様のケースで、より企業に作為や犯罪があった場合(告発の正当性があった場合)をも想定して、個人が企業から名誉毀損の訴訟を起こされた場合に、その訴訟の正当性を法的に明らかにしよう、それらが法的なプロセスによって明らかになる「個人の普遍的な権利」をとりあえず留保しよう、と考えたのだと思います。
つまり勝ち負けは関係ないということだと思います。

さて、この裁判が烏賀陽さんの敗訴になったとした場合、それはそれで個人が大企業についてまったく根拠のない中傷を行ってはいけない、というあたりまえのことが明らかになる事だと思う。もし勝訴となるのであれば、オリコンの行った訴訟がはなはだ威喝的であった、という評判が高まることでしょう。

いずれにせよ、事実が明確になり、そして法的プロセスによる判断が貫徹するという意味で、僕はいいことだと思います。
僕ら庶民が職業的法曹(弁護士さん判事さん裁判官さん)に願うのは、個人的な募金への好悪を明らかにすることではなく、法的プロセスの尊重の意思を職業柄、最低限明らかにしてほしい、ということなんです。

 というか、人の生死に関係がない烏賀陽さんの例では、彼の年収がどれくらいで、資産がどれくらいで、実際にかかる弁護士費用等がどれくらいということを確認しようと言う機運すらないですね。
 やはり、募金活動を断念させれば幼い命を奪えたかも知れないさくらちゃんのケースとは、匿名さんたちの力の入れ方が違います。

 さくらちゃんのケースを未だ「詐欺」だなんて言っているのは、一部の匿名さんだけではないですか。といいますか、「さくらちゃんは渡米して臓器移植手術を受ける必要ない。臓器移植手術を受けないことで短い一生を閉じることになったら自分も後を追うなどして責任を持つ」として実名で名乗り出た人っているのですか?攻撃している人たちは、全くの無責任ではないですか。
 町村さんも、この件では一部の匿名さんたちを庇いきれないと思ったのか、黙っているようですし。

 烏賀陽さんにしても、実際にいくらの弁護士費用がかかるのか受任契約書を公開しているわけではないし、そもそも「弁護士費用や印紙代などを含めて100万円単位の費用がかかります」といってみても被告側が印紙代を払うことは少なくとも第1審の段階ではないわけです。でも、そんなことはどうでもいいわけです。

 さくらちゃんの件にしたって、募金したくない人に無理矢理募金をさせようなんて動きはなかったわけですから、したくない人は放っておけばよかったのであり、執拗に嫌がらせを繰り返す必要はなかったのです。診断書を公開しないのがけしからん見たいに言われても、匿名で誹謗中傷を繰り返す人に娘の診断書なんて見せたくないというのは、人間として当然ではないですか。
 匿名の陰に隠れることでやたら気が大きくなって自分たちの要求を現実社会の人間は聞き入れて当然だと勘違いしている人が少なからずいるようですが、匿名の陰に隠れてネット上で個人攻撃を繰り返している人というのは、普通の人たちから見たら、「気味の悪い、可哀想な人たち」でしかないのだから、その非常識な要求を聞き入れないのは当然でしょう。

 さくらちゃんの件だって「詐欺」はしていないのですけどね。

 結局、ネット上で匿名の卑怯者さんたちがどんなに騒ぎ立てようとも、さくらちゃんのご両親がさくらちゃんのためにぐっと罵声や嫌がらせに耐えて募金活動を継続することによって必要な資金が集まり、無事さくらちゃんの臓器移植に漕ぎ着けたわけですから。

 まあ、「募金を募る前にまず個人資産を売却すべき」というのが一部の匿名さんたちの「俺様ルール」にすぎず、我が国において一般に共有されたルールでなかったことは、一部の匿名さんたちの執拗な攻撃にもかかわらず募金が集まったことからも明らかだったわけですが、烏賀陽さんの件では、彼らにとっても「募金を募る前にまず個人資産を売却すべき」という「俺様ルール」がさくらちゃんの臓器移植を阻止しさくらちゃんに短い人生を閉じさせるために考え出されたその場限りのものだったことが露呈したのではないかと思います。

うがやジャーナルhttp://ugaya.com/のトップページで「カンパの受け付け窓口が開きました。どうかどうかご支援をお願いします。(070123)=donation account to support Mr. Ugaya's legal fight」と表示されており、支援サイトにリンクが貼られているので、増田さんらが烏賀陽さんとは無関係にやっているわけではないと思うのですが。

福田さんへの助け舟を出すとすれば・・・

「烏賀陽さんご本人がカンパを募っている」
「烏賀陽さんご本人へのカンパが募られている」
主語がまったく違うわけですが、それを誤読されているのではないかと?

福田さん。お書きになったことの意味がまったく不明です(笑)先生、助けてあげてください!

この種の募金活動は一般的にですが・・・・募金目的への個人的好悪によってではなく、1)募金者と援助者の関係、2)募金金額と規模、3)資金用途の透明性などによって社会的評価が変わってくるとされています。

Poster un commentaire

Les commentaires sont modérés. Ils n'apparaitront pas sur ce weblog tant que l'auteur ne les aura pas approuvés.

(Ne sera pas visible avec le commentaire.)

TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13499/13993206

Voici les sites qui parlent de さくらちゃんと烏賀陽さん:

» 一人のジャーナリストを不幸から救い出す手助けができるのであれば、過去の言動との整合性などどうでもよいではないか [シム宇宙の内側にて]
la_causette: さくらちゃんと烏賀陽さん オリコンvs烏賀陽弘道事件につき、訴訟費用と生活費を支援する募金活動が行われているようです。  さくらちゃん事件のときにあれほど元気だった「募金を募る前にまず家を売れ」系の... [Lire la suite]

» 構ってくれないと死んじゃう? [人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2]
これまで「IT弁護士」小倉秀夫先生の理解力の無さ、ダブスタ、不勉強さなど散々指摘してきて、正直飽きているところでもあるのだが、fw0さんからトラバ貰ったことだし、あのエントリは読んでオレも思うところあったので... [Lire la suite]

« 柳田さんの問題提起 | Accueil | ソフトウェア紛争の裁判外紛争解決手段 »

janvier 2017
dim. lun. mar. mer. jeu. ven. sam.
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31