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29/04/2007

Blogging Code of Conduct

 O'Reillyさんがそのブログで発表した「Blogging Code of Conduct」の叩き台案は、様々に反響を呼んでいます。この叩き台案については、「ネットに詳しい」O'Reillyさんがブロガーのあるべき姿をどのように捕らえているのかを知る上でも、十分な手がかりとなりそうです。そしてそれは、日本の匿名コメンテーターさんたちが叫ぶ「ネットの常識」とはかなり距離があるように思います。

  まず、O'Reillyさんは、「We celebrate the blogosphere because it embraces frank and open conversation. But frankness does not have to mean lack of civility. We present this Blogger Code of Conduct in hopes that it helps create a culture that encourages both personal expression and constructive conversation.」(我々は、率直でオープンな会話を含むが故にBlogosphereを賞賛する。しかし、率直さというのは、礼儀正しさの欠如を意味する必要はない。我々は、個人の表現と建設的な会話を奨励する文化を創造するのに役立つことを願ってこの Blogger Code of Conduct (Bloggerの行動規則)を提示する。)としており、「フラット化」の意味を取り違えて礼節を書く内容・文体のコメントを投稿するあまたの日本のコメンテーターさんたちとの立脚点の違いは明らかです。

 その上で、第1条で、「 We take responsibility for our own words and for the comments we allow on our blog.」 (我々は、自分自身の言葉に対して、さらに、自分のブログ上にあることを容認したコメントに対して責任を負う。」としています。この原則はさらに、「we will not post unacceptable content, and we'll delete comments that contain it.」(我々は、「受け入れがたい内容」を投稿しないし、「受け入れがたい内容」を含むコメントを削除する。」ということで具体化します。

 また、 「We won't say anything online that we wouldn't say in person.」(我々は、面と向かっていえないことは、オンラインでもいわない。) としており、「匿名でないと言えないことを言うこと」こそがブログの本質だと考えている日本の匿名ブロガー・コメンテーターさんたちとは大きな一線が画されています。

 また、O'Reillyさんは、「We connect privately before we respond publicly. 」(我々は、公開のところで応答する前に、非公開に連絡を取り合う」ことを謳っており、それ故、「We require commenters to supply a valid email address before they can post」(我々は、コメンターさんたちがコメントを投稿する前に有効な電子メールアドレスを提供することを要求する)としています。 ちゃんと届くアドレスがわからなければ非公開で連絡を取り合うことなどできません。

 荒らしへの対応については、O'Reillyさんは、「We prefer not to respond to nasty comments about us or our blog」(我々は、我々や我々のブログについての不快なコメントに応答しない方がよいと思う」として「荒らしにはスルーが原則」と同じようなことを言っていますが、但しそれは「as long as they don't veer into abuse or libel.」(それらが悪口や中傷にまで行き着かない限りは)という限定付きです。

 こうみると、Web2.0というのは、匿名さんによる誹謗中傷を容認して建設的な議論を諦める環境を指すのではないことがよくわかります。これからWeb2.0的なシステムの構築をしていこうという企業は、ノイズを極小化して、建設的な議論が行われやすくする工夫をしていくのがいいのではないかと思います。

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