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18/05/2007

フランチャイジーの不法行為とフランチャイザーの法的責任

 フランチャイジーの不法行為についてフランチャーザーが法的責任を負うかについては、コンビニエンスストアで濡れた床に滑って転倒した客がコンビニのフランチャイザーを訴えた大阪高判平成13年7月31日判時1764号64頁のように、

本件店舗の床材はファミリーマート全店における統一規格の特注品であり、モッブと水切り(リンガー)も被控訴人から統一的に支給されていた製品である。そして、《証拠略》によると、被控訴人はフランチャイザーとして、フランチャイジーに「ファミリーマート」の商号を与えて、継続的に経営指導、技術援助をしていることが認められるから、被控訴人は、本件店舗の経営主体たるフランチャイジー、又はフランチャイジーを通してその従業員に対し、顧客の安全確保のために、本件のような場合には、モップによる水拭き後、乾拭きするなど、顧客が滑って転んだりすることのないように床の状態を保つよう指導する義務があったというべきである。そして、《証拠略》によれば、被控訴人がこの義務に反していることは明かであるから、被控訴人はこの点について不法行為責任を負わなければならない(なお、上記認定の事実及び《証拠略》によれば、被控訴人は、控訴人の主張する使用者責任も負うものと解される。)。

としてこれを認めている裁判例もあるので、単純ではないですね。

 ある店舗を自社のフランチャイズとするということが顧客に対してどのような意味合いを有するのかということと、フランチャイジーの経営・運用等についてどの程度の監督指揮等がなされているのか(なされることが期待されるのか)ということが勘案される必要があります。そういう意味では、直営店でないから責任がないとか、フランチャイジーだから責任があるとかすっぱっと割り切れるほど単純ではないといえそうです。

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Commentaires

まあ、廃業はないでしょう:-)

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