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24/07/2007

自分たちが言論の抑圧者になっていることに気付かない(ふりをする)匿名さんたち

 昨日のエントリーに対するはてなブックマークコメントを見ていると、匿名さんたちは、自分たちが言論を弾圧する側に回ってしまっていることを認めたがらないようです(本当に気付いていないかもしれませんが)。しかし、「匿名であれば何をしても責任をとらなくても良い」システムにおいて、匿名さんが「自分の気に入らないことをしたりいったりする人々に対しては、相手が自分たちに屈するまで、誹謗中傷や悪質なデマの流布を繰り返す」ということを行っている現状では、誹謗中傷や悪質なデマを流布される等の私的制裁を受けてでも言うべきことは言わなければいけない、なすべきことはなさなければいけないという覚悟がなければ、匿名さんたちを刺激するようなことは言えないし、できないという雰囲気が醸成されます。「匿名批判」や「匿名言論の終焉」というのもまさに、「匿名さんに攻撃されることが予想できるので怖くて言い出せないこと」の一つです。

 毎日新聞の岩佐記者は次のように述べています。

 連載への読者の反響は今も続いている。匿名による情報発信をめぐり、賛否がはっきりと分かれる。取材班は連載に合わせて専用のブログを開設したが、誰でも見られるその書き込み欄には2chを擁護し、記事を批判する内容が圧倒的に多い。一方、取材班に直接送られたメールや手紙は逆に2ch批判が7割を占める。

 メールには「2chをブログに否定的に書くと攻撃される」「2ちゃんねらー(2ch利用者)から袋だたきに遭うので内容は公開しないでほしい」という意見が目立つ。ここにも匿名社会のゆがみが見える。

 このように、現状は、「匿名による言葉の暴力」に多くの人が嫌悪感を感じながら、そのことを表では怖くて言い出せない状態にあるということができるでしょう。私も、現実社会や電子メール等では、励ましの言葉を頂くことが多いです。匿名の暴力に対して社会全体がもううんざりしていることは、思想の左右を問わず、朝日新聞から、日経新聞、NHK、読売新聞まで、マスメディアが、これを批判的に捉える特集を組んでいることからも明らかです。毎日新聞のように比較的ネットに好意的だったところまで、ネットの匿名社会を批判的に取り上げていることは非常に象徴的です。

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