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12/07/2007

誹謗中傷が溢れる美しい国日本!

 ekkenさんはこのように述べています。

これまで何度か書いてきているので、ログにリンクしておきます。

* 不快なブクマコメントを見えなくするよりも、気にしないようにする方が健全だ
* ブログのコメント する者の自由・される者の自由
* ネガティブコメントを気にし過ぎることもない

 これが対応策として成立するのであれば、肉体的な苦痛を伴わない学校でのいじめや、強姦・強制わいせつに至らないセクシャルハラスメント、あるいはマスメディアによる名誉毀損等の対策も、「被害者が気にしなければ済むことだから、何の対策も講ずる必要はない」ということで終わってしまいます。別に、朝登校してみたら教室の黒板に自分の名前とともに「死ね」等の罵倒表現が連日書き込まれるという事態が生じたとしても、あるいは、休み時間のたびにあるいは授業中も含めて数人に取り囲まれて延々と「ばか」だの「死ね」だの言われ続けるという自体が連日続いたとしても「被害者が気にしなければ済むことだから、何の対策も講ずる必要はない」ということで終わってしまいます。そりゃ、学校や先生は楽です。むしろ、先生も一緒になって、「確かにあいつは生きている価値がないよな。もっと言ってやれ」みたいなこと申し向ければ教室内では人気者になれる可能性もあります。もう文部科学省も厚生労働省も、いじめ対策やセクハラ対策に頭を悩ませる必要はありません。「被害者が気にしなければ済む」。これでおしまいです。

 で、そうなれば、他に選択の余地がある限り、まともな人間はそこから脱出していくことになるでしょうね。もっとも、「被害者が気にしなければ済むことだから、何の対策も講ずる必要はない」社会では、被害者がどこまで逃げても、加害者たちはどこまでも負ってきて、最後は、被害者が自殺するか精神に異常を来すところまで追い詰められるかもしれません。そうなれば、加害者たちは、満面の達成感ですごい幸福な思いに浸ることができるかもしれません。

 誹謗中傷が社会に溢れ、被害者はただただこれを堪え忍び泣き寝入りするしかない美しい国日本!っていうところを目指そうってことでしょうか。

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» 小倉先生へのメッセージ [SiroKuroPage]
la_causette: 誹謗中傷が溢れる美しい国日本! いじめ対策やセクハラ対策を行い、それらが撲滅されましたか? 殺人や傷害は言うまでも無く重罪ですが、それらの件数が0になった年はありますか? 被害者は手厚く保護するべきであるという点については強く同意します。 しか... [Lire la suite]

» 気にしないで済んでいる人の見本 [みんなの予想を超えて@はてな]
小倉弁護士がまだやらかしてるのをたまたま見かけて、人は変わらないなあと思った。多少の過ちは大目に見ようが持論の僕にとってあの手のモンスターは目を背けたい現実です笑。一面的な物の見方しかできない、頑固で人の話を受け入れない、そしてそのような自覚が無いという... [Lire la suite]

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