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15/08/2007

疲労骨折

 プロとして参加する相撲の「巡業」と、アマチュアとして参加する「親善サッカー」とでは、どちらが身体に与える負荷が大きいのでしょうか。

 前者の方が大きいのだとすれば、疲労骨折を理由に前者を休みつつ、後者に参加することは、必ずしも矛盾しているわけではありません。特に、疲労骨折は、「通常は骨折を起こさない程度の負荷が、繰り返し加わった場合に生じる骨折」なので、普段プロとして行っている競技とは負荷のかかる部分が異なる別の競技であれば、特に問題がなく行えることも十分想定しうると言えます。

 なんだか、「疲労骨折」に対する無理解が今回の一連の騒動の根本的な原因なのではないかという気もしなくはないのですが、大体において不勉強が目立つ日本のマスメディアはともかく、日本相撲協会って、お抱えの医師もいるプロスポーツマンによる団体なのに、本当に「疲労骨折」の何たるやを知らないのでしょうか。

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Commentaires

親善サッカーだと身体にかかる負荷はせいぜい体重の倍程度でしょうかね?接触プレーはなかったっぽいですし、あったとしても、相手は自分からみて問題にならないほど軽い。一方、相撲だと同レベル以上の体重で全力でぶつかりあうのでその倍以上の負荷のような。

腰という場所は、腕や脚と違って骨と筋肉の両方で複合的に支えているし、力士は筋力が常人とは全く異なる領域にあるのですから、軽い運動ならなんなくこなせるというのは、それ自体は不思議ではないですよね。

ただ、相撲協会の方をもつ気は全くないのですが、そもそも相撲は「スポーツ」ではなくて「国技」という別ジャンルのものだ、という前提が状況を支配しているんじゃないでしょうか。「神聖なもの」を休んで俗なことを人前でやってるからけしからん、みたいな。 二宮清純なんかは、そういう話と、相撲協会が公益法人として税制優遇されていて、地方巡業は公益事業の柱だ、という話を接続する形で問題をエスカレートさせる議論をしてますし。

で、問題は、「神聖な国技たる相撲」という観念が、どこまで人々に共有されているかということで、相撲協会とかワイドショー界隈はともかく、大多数の人々にとっては、それはもはやどうでもいいことなんではないですかね。でも、それが「どうでもいいことですね」と確認されてしまうと困る人達はいるので、そう確認されないように朝青龍を叩く必要があるんでしょう。

コメント公開くださってありがとうございます。
で、「そんなことは言っていないのですが」と言われた覚えはありませんか?

たまたま書かれたばかりのようですが、以下のようなコメントがありました。
http://blogs.itmedia.co.jp/daitaian/2007/08/post_2fb3.html#c2155957
たとえば、私は「相撲は無理でもお遊びのサッカーなら大丈夫という怪我の状態がありうるという整形外科医の見解がある」ということをまったく知りませんでした。

朝青龍バッシングに加担するつもりはないと書いたとおり、そもそも相撲にあまり興味がないのですが(朝青龍の読み方も最近知った)、「骨折にいたるまで」の経緯を書いたところで、一般の人の感覚を変えられないんじゃないですかね、というのが主旨です。

なんというか、上記のコメントの方が、ずっと朝青龍の“弁護”になっていると感じます。

 「腰の疲労骨折と肘の靱帯損傷程度ならば、巡業に出て、体にがんがん負荷をかける」というのは一つの考え方ですし、「腰の疲労骨折と肘の靱帯損傷程度とはいえ巡業を休んだ以上、体にあまり負荷のかからないチャリティサッカーを頼まれても断る」というのも一つの考え方ですね。

 ただ、「できないことはできないと断るが、できることは頼まれたら断らない」ということがそんなに非難されるべきことなのかなあということは私などは疑問に思ったりします。

日常的にかかっていた負荷が重いか、軽いかはともかく「腰を骨折して」「巡業を休んだ」のですよね。「腰を骨折したので、会社を休みます」という申請を拒否する会社って、あまりないような気はするのですが(←確信なし)、その休んでいる間に家族と遊びに出掛けていたとしたら(バレたら)「アイツどういうつもりだろうね」って思われるのは、けっこう普通の感覚だという気がしますね。
朝青龍バッシングに加担するつもりはないですが、「サッカーで走り回れる程度の骨折」という感覚を持っている人は少ないと思いますし、このエントリだけで理解する人も少ないと思いますので、そのあたりを具体的に説明されないと藪蛇というか、かえって朝青龍の弁護に無理があることを印象づけてしまうのではないでしょうか。

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Voici les sites qui parlent de: 疲労骨折:

» 「疲労骨折」に対するコメント [mohno]
小倉弁護士の「疲労骨折」に対するコメント(公開されないときのための備忘録)。日常的にかかっていた負荷が重いか、軽いかはともかく「腰を骨折して」「巡業を休んだ」のですよね。「腰を骨折したので、会社を休みます」という申請を拒否する会社って、あまりないような気はするのですが(←確信なし)、その休んでいる間に家族と遊びに出掛けていたとしたら(バレたら)「アイツどういうつもりだろうね」って思われるのは、けっこう普通の感覚だという気がしますね。朝青龍バッシングに加担するつもりはないですが、「サッカーで走り回れる... [Lire la suite]

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