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30/08/2007

屈してはならない脅し

 近代国家には、いかなる脅しを受けようとも、してはならない譲歩があります。ある種の勢力を法の支配の枠外に置くことは、その一つです。「法の支配」というのは、私たちが不正義の横行しない、安定した社会を維持するのに不可欠の要素です。

 ですから、医師たちが「自分たちを法の支配の枠外に置くまで、一切の医療行為を行わない。さあ、それで困るのはお前たちだ。医療行為を受けたければ、医師の元にひざまずいて、「今後は医師を法の支配の枠外に置きます。医師たちに何をされても、私たちはそれを運命として受け入れ一切を諦めます。」と宣言せよ」との脅しを受けても、これに屈することは私たちの社会に回復しがたい禍根を残すことになります。そのようなことが通用するのであれば、他の業種だって、サボタージュ活動を行うことによって、治外法権を勝ち取ろうとする虞があります。そうなれば、私たちは、守られる「法」を持たない、野蛮な社会に逆戻りすることになります。

 もちろん、医師間の競争を緩和するために医学部の定員を減少させた新規医師人数抑制策を撤廃したり、外国で医師の免許を取得した者が日本国内で医療活動を行うことについての規制を緩和したり、あるいは医師が行わなくとも問題なくなし得る行為を医師以外の者に徐々に開放していくなどの諸政策を講ずることにより、自分たちが法の支配の枠外に置かれることを実現するために一部の医師たちがサボタージュ活動を行うことにより引き起こされる弊害を緩和する等の措置が必要になることでしょう。それだけの対処をしても、私たちは、当面の間、相応の不便を強いられることになるかもしれません。が、医師たちが無謀な要求を突きつけ続けるのであれば、やむを得ないと言わざるを得ません。

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Commentaires

いつの間にか、「ブログでコメントしている医師(らしい人)たち」が「世の中の医師たち」に変貌していませんか?
橋本弁護士が何を言ったからって、それが「世の中の弁護士たちの発言」ってわけじゃないでしょう。

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