他人の足を引っ張ることばかり熱心な国民を対象としたWeb2.0なんてそんなもの
結局のところ、日本のブログ環境はekkenさんが望むとおりになってきており、それ故に、面白くなくなってきているというだけの話だと思います。もちろん、ブログから得られる情報の質なり量なりが劣化したとしても、匿名の陰に隠れることによって「無敵」化した自分が特定の人物や組織等を上から目線で攻撃し続けられるということに面白みを感ずる人もいるでしょうし、特定の人物や組織等が人格攻撃等されているのを見ることに面白さを感ずる人もいるでしょうから、万人にとって日本のブログ環境が面白くなくなっているというのは言い過ぎなのでしょう。ただ、そういうことに面白みを感ずる人々に最適化したブログ環境では、需要に厚みはないだろうなとは思います。
日本のブログ事業者がそれでよいというのであれば、それで仕方がない話です。他人の足を引っ張ることばかり熱心な国民を対象としたWeb2.0なんてそんなものかもしれません。「なぜブログはつまらなくなったのか」という問いに対する回答が、「『ブログは、ブログでしかコンテンツを公表できない人々のためのものである』とブログ事業者が位置づけているから」ということになるだけのことです。電子掲示板が辿った衰退への道をブログも辿っていく。それだけのことです。
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Voici les sites qui parlent de: 他人の足を引っ張ることばかり熱心な国民を対象としたWeb2.0なんてそんなもの:
» 「ナンパ」されても、「応じる義務」はない。(コメント欄の運営方針) [村野瀬玲奈の秘書課広報室]
2007年9月8日の記事でコメントの扱いについて少し書きましたが、加筆修正して、コメントとトラックバックの扱いについての独立した記事として掲げておきます。
当秘書課広報室の主な目的は日本の民主主義の具体化・発展の... [Lire la suite]
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