試写を見せろ,その後で俺たちに話をさせろとの与党議員の要求は,「圧力」といわないのか。
朝日新聞によれば,靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画
について,内容を「反日的」と聞いた一部の自民党議員
(自民党の稲田朋美衆院議員と、同議員が会長を務める同党若手議員の勉強会「伝統と創造の会」(41人)
)が,文化庁を通じて試写を求めた
とのことです。
稲田議員は「表現の自由や上映を制限する意図はまったくない。でも、助成金の支払われ方がおかしいと取り上げられている問題を議員として検証することはできる」
とのことですが,それならば封切り前に自分たちのために試写会を開けと要求するのではなく,封切り後に映画館で見れば済んだ話ではないかという気がします。試写後に同庁職員と意見交換する予定だった
とのことですが,文化庁は,その傘下の独立行政法人日本芸術文化振興会を介して750万円程度の助成金を同映画に交付しているにすぎないのに,文化庁の職員とこの映画について「意見交換」してどうしようというおつもりだったのでしょうか。
一般に,その国や社会のネガティブな面を表現する作品にどれだけ寛容でいられるかがその国や社会の文化の高さを示す指標として用いられる昨今,与党第一党の国会議員がこのような行動に出ること自体,日本の評判を貶めることに繋がっていくわけで,そういう意味では,このような行動こそが「反日的」だったりするわけですが,稲田議員にそういうことを理解していただくにはあと何年かかることでしょうか。
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