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23/04/2008

そこまでいうのなら学校の図書館に有害指定図書を置いて児童に自由に閲覧させるべきだし,学校のコンピュータルームのパソコンにはフィルタリングソフトを入れるべきではない

 MIAUとWIDEプロジェクトは共同声明として次のように述べています。

規制は青少年の成長にとってもマイナスと指摘。「青少年が『有害な』情報に全くアクセスできない状態で成人すると、情報の取捨選択や主体的な判断といったリテラシーを学ぶ機会が失われる。興味本位で『有害情報』サイトを作成する青少年や、成人してから多くの犯罪に巻き込まれる“情報弱者”の18歳が生まれるだけではないか」と危ぐ。

 ということは,慶応の幼稚舎や付属中高では,その図書室内に,一般書籍に混じって,「有害指定図書」も置いてあるということでしょうか。青少年がネット上の「有害情報」にアクセスできないと「成人してから多くの犯罪に巻き込まれる“情報弱者”」になるけど,書籍・雑誌上の「有害情報」にアクセスできなくとも「「成人してから多くの犯罪に巻き込まれる“情報弱者”」にならないというのは不思議な話です。

 また,

「有害情報への対応を事業者に法律で義務付けると、零細事業者の多いネット企業の経済的負担は重く、官製不況を招きかねない。PCにフィルタリングソフトのプリインストールを義務付けると、フィルタリングを必要としない人にまでコストを負わせる」と経済的なマイナス面を指摘している。
との点についていえば,そもそもそんなに重い負担となるのか疑問だし,その事業がもたらす外部不経済に対処することができない零細企業が潰れるのは,資本主義社会においては,しょうがないのではないかという気がします。いかなる零細業者もつぶしてはいけないので,公害は垂れ流しにします,それでどんなに社会が害を被ろうと知ったことではありません,被害者の自己負担・自己責任で勝手にしかるべき対処をしてくださいなんて理屈は,概ね他の産業では通用しないように思います。例えば,メッキ工場は零細企業が多いですが,では,有害物質を除去する装置の設置を義務づけられたら零細企業が潰れてしまうので,これからも有害物質を垂れ流させるべきだという意見は通用しないように思います。

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