わざわざ引っ越すことはないけれど
小谷野先生が次のようなことを言っています。
死刑廃止論者よ、今からでも遅くはない。出獄してきた凶悪殺人犯の隣に住んでみよ。君たちにできるのは、せいぜい、牢獄内にいて自分自身の安全は保証されている状態の凶悪犯人に面会するくらいのことでしかないのではないかね。
しかし,「死刑廃止」という信念のために,生活環境を変えよというのは如何なものかと思います。多くの人は,いろいろな理由があって,今の場所に住んでいるのです。
その代わりといっては何ですが,私たちは,出獄してきた凶悪殺人犯が隣に引っ越してくることは甘受しています。まあ,死刑を廃止しなくとも,テキサス州もびっくりの死刑大国にならない限り,殺人犯の大部分は死刑にはなりませんから,やはり出獄してきた凶悪殺人犯が隣に引っ越してくることは確率論的に存在しており,しかも私たちは法的にはこれを拒む術はありません。しかも,自分の隣近所に引っ越してきた人の前科前歴など一般人は調べる術がありませんし,本人に「あなたは前科持ちですか」と聞くわけにも行きませんから,隣に引っ越してきた人が出獄してきた凶悪殺人犯か否か知ることなく私たちは生活をしていくことになるのです。
殺人→殺人の再犯率は0.9%だし,さらに殺人再犯が隣人に対して行われる危険性ということになると更に低いわけですけど。
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