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17/05/2008

ロビー活動する上ではマスコミの協力は有益

 団藤晴保さんがそのブログ

 ブログ側の問題としては、これほど林立し、読者を多数獲得している医師ブログを現実を変える力にすることです。医師ブログ側にあるマスコミ不信は強烈です。しかし、ブログの世界だけに止まって議論していて、行政まで変えられるはずがありません。メディアの力も借りてでも動かして行かねばならないことに早く気付いて欲しいと思っています。そして、その段階では匿名から実名に切り替わらねばなりません。私が扱っているオピニオンのページなど、新聞メディアで行政の無様さに対し真っ正面から発言をしていただくためには実名で登場してもらうしかないのです。

と書いたところ,医療系コメントスクラムが発生しました。

 レコード輸入権問題以来著作権法の改正等に関してちょこちょこロビー活動をしている私としては,如何にしてマスメディアにこちらの主張を載せてもらうのかということにどうしたって腐心せざるを得なかったし,そのためには仮想空間の人格ではなく現実社会の人格としてマスメディアの人間等と交流することが必要とされるのは当たり前ではないかという気がしてなりません。政策決定過程の要所にいる人々が何から情報を得ているのか,そして彼らは情報がどのような状態になっていることを好むのかということを考えれば,テレビや全国紙に掲載されるということはどうしたって重要になります。それらの人々が日々ネットサーフィンをして匿名さんの意見を吸い上げてくれるということは現実問題として期待しがたいし,敵意と侮蔑に満ちた大量の文章がメール等で投稿されても,彼らにはそれを丹念に読む時間はありません。

 そしてそのためには,自分はその意見を全国紙等に掲載されてしかるべき人物であることをアピールしていく必要があります。それを,現実社会での人格を隠蔽したまま行うのは,これを晒しつつ行うのと比べて,ハードルが高いということができます。匿名の陰に隠れた抽象的な人格の発言より,具体性をもった人格の発言の方が,アピールする力が強いのです(エイズ問題におけるフレディ・マーキュリー氏,薬害エイズ問題における川田龍平氏,薬害肝炎問題における福田衣里子氏の言葉の力を考えれば,そのことは明らかです。)。



【追記】

 その後,上記エントリーのコメント欄に,

 しかし大方の医者にしてみれば、本業はあくまでも目の前の患者を診ることであり、「言論」なんていうものは余分、世の中を変えるなんて世迷い言。
「藪医者はよくしゃべる」という諺があります(今作りました。多くの医者が頷くと思います)。
諺はウソとしても、弁護士と違って「テレビや全国紙に掲載される」医者は、決して尊敬されてこなかったのです。「そんなことしてる間に、ちゃんと患者を診ろよ」というのが医者の職業倫理からくる反応であります。

との投稿がなされました。しかし,医師に対して批判的なエントリーや,意思の責任を追及する立場の人のブログ等に,一斉に攻撃的なコメントを投稿して,コメント欄をいわば量的に「乗っ取って」しまうことの方が尊敬を失う度合いが高いし,それを匿名で行っていると,その悪いイメージは医師一般に跳ね返ってくるのではないかという危惧がないわけではありません。実際,弁護士系ブログが炎上しないためのポイントとしては,「政治について語らない」とか「芸能人の悪口を言わない」以前に,「医療過誤訴訟で原告側(患者側)に立っていることを表明しない」という暗黙の「ルール」が事実上成立してしまっていますし。

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