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09/08/2008

サッチャー政権は1990年に終了しているという常識が通用しないウェブ社会

 イギリスの「医療崩壊」は、一般に、サッチャー政権下でもたらされたと解されています。サッチャー首相の任期は、1979年から1990年です。そして、1997年に就任したブレア首相の下で医療費の大幅増額を柱とする医療改革を行うと、医療における需要と供給のミスマッチは急速に解消していきます(大和総研の年金事業本部である高橋正明氏は、まず、「独仏並みの医療提供には独仏並みの医療費が必要」として、医療費を対GDP比で、2002-03会計年度の7.7%から、2007-08会計年度には9.2%まで増やす計画を継続中である。マンパワー不足解消のために報酬が大幅に増額された(年収25万ポンドのGPが出現したのはこのため)ことや、老朽化した病院の建て替えが進んだことで、待機患者は減少し、供給力不足はほぼ解消された。述べています。 。

 他方、医師に対する致死罪での起訴が急増したのは、サッチャー政権が終焉した1990年からであって、ブレア政権下ではさらにその数が増加します。

 このように見ていけば、イギリスにおける「医療崩壊」の原因が「医療ミスについて刑事罰を科すこと」にはないことは明らかです。「医療ミスに関して刑事罰を科すのは先進国では日本だけ」という主張がデマであることを示すものとして、イギリスでも医療ミスについて刑事罰が科されていることが示されたときに、イギリスは医療崩壊国であるという指摘を受けただけで、イギリスでも医療ミスについて刑事罰が科されているという事実が、「医療ミスについて刑事罰を科すことが医療崩壊を招いている」という一部の医師の主張を補強するものだととらえてしまうもおられるようですが、軽率だとの謗りを免れないでしょう。

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» [雑記][医療]医療崩壊先進国での改善事例 [novtan別館]
まあ、小倉先生のイギリスの医療崩壊は財政面に力を入れることで改善しつつある、という指摘はごもっともではあるのだけど。つまり、日本の医療も予算が足りないって言っているんですよね?リスクと報酬が見合わないのも原因の一端であるから、大変よろしいんじゃないでしょ... [Lire la suite]

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