医学部は6年制である必要があるのか
医師の頭数を早期に増やさなければいけないとのことであれば,6年生ではない医学部を創設するということも検討するに値します。
実際,米国などでは,4年制の医学部というのも結構多いのであって,米国でできることが日本でできないというためには,日本ではできない特段の事情を説明することが必要です。
もちろん,米国の4年制医学部というのは,法科大学院と同様に,他学部を卒業していることが前提となりますから,新規医師資格取得者の年齢は上昇することとなろうと思いますが,その点はさほど重要ではないように思います。
平均年収1400万円(主たる勤務先からの支給額でも平均1000万円以上)という所得レベルに魅力を感じる人は少なくないと思いますので,給付型奨学金を充実させれば,社会一般の労働環境を知っている人々が医療の世界にどんどんと進んでくるようになるかもしれません。そうなるのであれば,医師からの「俺たちの出す条件をそのまま飲まなければ俺たちは逃散するまでのことだ」との脅しにただ屈して,現在の開業医の所得水準を勤務医にも保証し,かつ,医療ミスによって患者が死傷しても患者またはその遺族が泣き寝入りするか若しくはその損害を公的資金で補償することとするよりは,安くつくのではないかという気がします。
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