河野太郎議員も大変だ
ブログが炎上するのはブログ主に問題があるからだという意見が,匿名のブロガーやコメンテーターを中心としてあるのはご存じのとおりです。私は,ことあるごとにそうではないといっているわけですが,匿名で語られる言葉には庶民の本音や真実が現れているから現実社会はこれを尊重すべきなのだという声は根強くあるようです。
ところで,近時,河野太郎衆議院議員のブログが連日炎上しています。
11月21日のエントリーは,
自民党無駄撲滅プロジェクトチームは中央省庁が持っている仕事をゼロベースで見直す「政策棚卸し」を文科省、環境省、財務省と続けて実施してきました。というものです。
第4弾は外務省とODA予算です。NGOや企業の経験も参考にして外交活動やODAのあり方自体も検証していきたいと思います。
これに対しまず飛び込んできたコメントが,
私は誇りある日本人としてお前と戦うぞ
法案を取り下げよ河野座長
日本の品位を貶めてよいのか考えてみよ
エントリーとは無関係にただブログ主への戦闘宣言をする日本人がいるということの方が日本の品位を貶めうるように思います。まあ,どこの世界にもおかしな人はいるという程度のことは,どこの国の人も理解してくれるのではないかと思いますが。なお,内閣提出法案を取り下げる権限は河野議員にはありません。
次に飛び込んできたのが,
日本国民の意見を聞いてくださいというものです。自分のブログにコメント欄を設け,コメント欄への投稿を踏まえたエントリーを時にアップロードする河野議員は,日本国民の意見をかなり聞いてくれる政治家の一人だと思います。
その次が,
ODAって外国に援助金として渡すやつですよね?ODA要らない国にODAを渡すのはどうかと思います。特に中国なんかは宇宙へ有人ロケット飛ばせるようになったのですし、今年は五輪を開催しました。ぜひODA予算の見直しをしていただきたいと思います。というものです。元エントリーは,まさにODA予算の見直しをこれからしていきますよというものです。
次はメタなコメントなのでとばして,5番目のコメントが,
今度は中国に更に税金を投入するための悪行で すか?というものです。「自民党無駄撲滅プロジェクトチーム」でODA予算を取り上げるといっているわけですから,ODA予算の削減を目指す方向で動くのだろうなと普通は考えると思うのですが,それを「今度は中国に更に税金を投入するための悪行」と認識される方に掛ける言葉というのは,きれいな言葉としては見あたりません。6,7番コメントも,エントリーの趣旨を理解されていない気がします。
日本人のために仕事しろよ。
8番コメントは,
国籍法改正に対してこれだけの批判が集まっているんだ。しっかり対応しろ。というもので,またエントリーを無視したコメントです。この直前のエントリーで「国籍法 Q&A その2」を公表している河野議員は,しっかり対応している議員の一人だと思います。国籍法改正に反対している城内実元議員が反対論への懐疑論者に対して取っている行動と比べてもよほど立派です。
9番コメントは,前半は二重国籍の話であり,これまたエントリーと関係がありません。後半は,
ODAの無駄を省くことより、アジア開発銀行からの中国融資を止めてください。とのことで,ようやくエントリーと対応したないようになりました。ただ,ODAに関心のある人には知られている話であり,「自民党無駄撲滅プロジェクトチーム」においてODA問題を取り上げようという方は当然知っているのではないかと思いますが。
ODAは注目されるから、議論になりやすいですがアジア開発銀行は国民はほとんどしりません。
この第2のODAの中国融資は必要ありません。
次はまた,
いったい君は外国人に国籍あげるとかというものです。しかし,このエントリーは「自民党無駄撲滅プロジェクトチーム」としてODAを取り上げるというものです。
中国にいくらお金をばら撒くとか
そんなことするために政治家になったのか?
いい加減にしたまえ
11番コメントは,
外務省とODA予算…ですか?というものです。コメントを書いている途中でブログ主以外の者への意見になってしまっていることに気がついたらその投稿を回避するというのがまともな大人の行動だと思うのです。また,この方は,どこでリベラリズムの定義を上記のようなものと認識するに至ったのか不思議です。リベラリズムは一般に,他人に危害を加えないことであれば,堂々と,好きなことをやってもよいとする思想であって,「証拠さえなければ」云々というものではありません(だって,それでは,「証拠を突きつけられたら弾圧されても仕方がない」ってこと担ってしまうではないですか。)。
「あの」河野洋平の子供の河野太郎様が宣伝する…ですか?
寝言は寝てから言った方がいいですよ。
寝言を起きながら言うから、血税が韓国に大量投入されたわけです。
…って、これは「お父様」の河野洋平への意見でした。
間違えました、あなたは河野太郎大先生でしたね。
ただ、言論封殺はよく似てますよ。
証拠さえなければ、好きなことをやっていいというリベラリズムもよく似てますよ。
次は,
とりあえず、誤解とか言うんならテレビで、わかりやすく、かつ包み隠さず放送して見せてくださいよ^^とのコメントですが,何を放送するかは各テレビ局が判断することであって,河野太郎議員がどうこうできる話ではありません(そして,いわゆる「産経ネタ」は,これに強く関心を示す層が量的に少なく,またスポンサー的にもおいしくないので,系列のフジテレビを含めて,あまり取り上げたがらないのも事実です。)。また,特定の政治家が番組枠を買い取るということは,放送法上の問題がありますし,実際どこのテレビ局も売ってくれないように思います(アメリカとは違うのです。)。「できないとは言わせませんよ^^」といわれても,「できない」としかいいようがありません。
できないとは言わせませんよ^^
いっぱい金もらってるんでしょ?
買収でも何でもして番組枠買いとって放送してください^^
ここまで約35分といったところです。で,河野太郎議員はそのブログの炎上を回避する方法があったのかというと,これらのコメントはそもそもエントリーを読みそして正しく理解した上のものではありませんから。コメント欄を閉鎖する以外にはなかったように思われます。しかし,それは,河野議員の本意ではないでしょう。
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