While respecting the intelligence of (our) people
昨日、今年の「Person of the Year」が特集されているTime誌を有楽町の書店で購入しました。
まだ最初の方を読み始めているところですが、Joe Kleinというコラムニストの
Obama's greatest achievement was that he won the presidency while respecting the intelligence of the American peopleという言葉は印象的でした(私なりに翻訳すると、「オバマの最大の功績は、アメリカ人民の知性に敬意を払いながら大統領選挙に勝利したことだ」ということになります。)。
この言葉の意味は、町山智浩さんの「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」等に描かれている、過去2回の大統領選挙(共和党の予備選挙を含む。)で行われてきたデマ戦術のひどさを前提とすると、悲しいくらいに実感が沸いてきます。デマを流布することで国民を煽動し、自分たちの望む方向へ国政を動かそうとすることこそ、国民の知性を愚弄するものというべきです。もちろん、少なくない国民がこの種のデマに乗らされ、その結果デマ戦術を効果的に駆使した側が過去2回の選挙では勝利を収めています。それでも、この種のデマ戦術の採用を踏みとどまるということが、国民の知性に敬意を払うということです。
興味深いことは、日本でも米国でも、表向き「愛国心」を強調する保守ないし反動陣営ほど、自国の国民の知性を信用せず、メディアやネットを用いたデマ戦術に熱心だということです。デマの方向も、外国勢力や国内マイノリティに対する憎悪や敵意を煽り立てた上で、特定の政治家や政党とこれらの勢力との結びつきを強調するというものが多用されており、よく似ているといえます。
来年には確実に行われる総選挙において、自民、民主両党は、日本人民の知性に敬意を払いながら、選挙運動を貫徹できるのでしょうか。そして、日本国民は、悪質なデマに負けることなく、自分たちの知性に敬意を払ってくれた政治家に応えることができるのでしょうか。
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