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05/02/2009

社会主義より耐用年数が短い

 新自由主義的な改革って、ピノチェト政権下のチリを含め、複数の国で導入された事例はあるようです。しかし、強烈なインフレを沈静化する効果はあったものの、程なくして、失業率の急上昇や社会インフラの崩壊等、金融業の肥大化およびバブル崩壊による国府の壊滅的消滅などの副作用があからさまになってつぶれていく運命にあるようですね、その耐用期間たるや、社会主義以下というのがすごいところです(しかも、社会主義国家と異なり、新自由主義を採用する国家に干渉戦争を行う国はなかったというのに!)。

 他国で失敗していることを「こうすれば同じ過ちは繰り返さない」という見込みも無しに自国でも繰り返そうという人々が少なからずいるのは驚きです。新自由主義って、机上の空論としては、といいますか過度に単純化されたモデルで説明する上では綺麗っぽいのですが、しかし理論を美しく見せるために捨象した雑多な条件というのは、理論を現実に適用した場合には捨象できないので、それらの雑多な条件が足を引っ張って理論通りの結論をもたらさないことになってしまいます。

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 かの有名な「囚人のジレンマ」のバリアントの一つに、こんなのがあります。 2人の兵士が戦場で敵兵と対峙していた。 2人がともに前線に踏みとどまった場合、両者はそれぞれ70%の確率で生き延びることができる 2人がともに逃げ出した場合、両者はそれぞれ20%の確率で生き延びることができる 片方が前線に踏みとどまり、片方が逃げ出した場合、逃げ出した兵士は80%の確率で生き延びることができるが一方、一人で戦場に残された兵士が生き残る確率は10%  喩えの中身がちょっと気に入らないところもあります... [Lire la suite]

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