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17/04/2009

「事実無根」だってさ!

 博士論文が経済に関する話題を含むものであり,かつ,主査,副査が経済学者であったとしても,博士号のタイトルが「学術博士(政策・メディア)」である場合に,これを「経済学に関する学位」にあたらないとするのは,「何をもって『経済学に関する学位』とするのか」という解釈の問題ではあっても,「事実無根」ではありません。また,上記のような学位をもっているに過ぎない人を「経済学に関しては修士以上の学位を有しない人」と表現することは,一般的な基準では,「中傷」にはあたりません。同じ慶應義塾大学でも,経済学研究科の博士課程を出て「経済学博士」の学位を得た人を「経済学に関しては修士以上の学位を有しない」と表現すれば,それは「事実無根」になるのですが。

 その意味では,件のブログのタイトル自体が私に対する名誉毀損だなあと思ったりします。もともと既存の言葉を独自の定義で使うことがしばしばある方ですから,私たちとは異なる意味で,「事実無根」とか「中傷」とかという言葉を使っているのかもしれませんが。

 件の博士論文が「経済学に関する論文」とみた場合にどのような水準にあるのかについても,私は特段言及していません。そもそも読んでいませんから。この種の論文の水準については,その論文が,或いはその執筆者が,同領域の研究者からどのように扱われてきたのかを見るのがとりあえず簡便です。経済学の分野では,「優れた論文を書いても,学会の「ボス」に嫌われると,ろくなアカデミックポストに就けない」という悪弊が未だ残っているのならば別ですが。もちろん,基本的な用語についての理解が特殊な方を学部に配置するのは勇気がいるかなあと一般論としては思ったりしますが(それも,実学思考の法学系出身者の感覚である可能性は排除しません。)。

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