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08/04/2009

法科大学院では「自供獲得に起訴の成否をかけたギャンブル捜査」を肯定するのか。

 矢部善朗創価大学法科大学院教授とは、捜査の在り方について、根本的な考え方が異なるようです。すでに被疑者の供述を得ることなく収集可能な状況証拠はすでに集めつくしていて、自供なしでも起訴が可能な程度に至っていないときに、自供獲得に起訴の成否をかけたギャンブル捜査を行うということは、前例があるという意味では「異例」ではありませんが、いきおい無理にでも自白を引き出そうという取調べ手法に陥りがちであり、回避すべきことのように私には思えます。

 法科大学院では、旧司法試験制度下における前期修習終了時のレベルにまで学生を引き上げていただくことになっているのに、そこで「自供獲得に起訴の成否をかけたギャンブル捜査」は問題がないかのような教育が行われていたのでは、そのような教育を受けた新人検事にギャンブル的取調べを受ける被疑者はお気の毒です。

 山形マット死事件の教訓は活かされていないようです。

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