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07/07/2009

警察・検察は冤罪をでっち上げないのか

 警察や検察がどのようにして意図的に冤罪を作り上げるかを知るには,松川事件についての各種ルポを読むと良いでしょう。この事件では,客観証拠(犯行に用いられたとされる器具)自体を警察が作り上げ,また被疑者のアリバイを立証する第三者のメモを検察が長らく隠匿していたわけです。結局,このアリバイメモは,最高裁判決が下される直前に,マスメディアのスクープ報道により隠匿しきれなくなったのですが,そういうことがなければ,検察は被告人らが無実であることを知りながら,彼らを真犯人に仕立てる証拠を作り上げ,また彼らの無実を強く推認させる証拠を隠匿することにより,自分たちと政治的に相容れない被告人を死刑にしてしまうつもりだったわけです。

 もちろん,松川事件自体は古い事件ですが,警察・検察が有実を推認させる証拠を捏造しまたは無実を推認させる証拠を隠匿するということは今でも行われています。志布志事件はまだ記憶に新しいところですし,高知白バイ事件等もそのようなものとして広く認識されています。また,警察官三人が飲酒運転のアルコール検知濃度を上げるため口臭防止スプレーを使って検知管を証拠変造・行使したことが発覚したのは2000年の話です。また,たまたま逮捕される前に真犯人が自供したため事なきを得ましたが,警察が無実の市民を犯罪者に仕立て上げようとした事件として,大阪主婦猫ばば捏造事件などもあります。これなどは,身内たる真犯人をかばうために,善意の市民を犯人に仕立て上げようとしたわけですが。

【追記】

thermalpaperという方から、 「木を見て森を無視」とのタグと共に、

個別の「捏造があった」という事例は防止策の必要性の根拠にはなるが、「全てが捏造である」根拠にはならない。では弁護士は須く清廉潔白で正義の存在か?

とのはてブコメントを頂いたようです。thermalpaperという方の読解力のもとでは、警察による捜査は「全てが捏造である」と私が主張していたかのように読めたと言うことでしょうか。世の中にはいろいろな方がおられるものです。

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