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16/10/2009

うじうじ君をいきいきさせるには大きすぎる代償

 

実名であることが義務として課されていて、匿名はそのルールを無視したずるい人たちだ、というならともかく、自分自身で実名を選択しておいて、実名にはリスクがあるから匿名はなくすべきだと主張するのはアホとしか言いようがない
だなどというもいるのですね。

 しかし,私なんかがネット上の誹謗中傷に関して相談を受けることが多いのは,特にネット上で際だつ活動をしていたわけではない人や企業について,匿名掲示板等で執拗にデマが流されるというケースです。匿名掲示板やそのミラーサイトに掲載されているに過ぎないデマコメントでも,Google等でその名前をキーワードとして検索をかけると結構上位に表示されてしまうので,なかなか無視しにくいのです。もちろん,学校や職場などでクラスメートや同僚と接するのに自分の実名を知らせるからいけないのだ,あるいは,商業登記簿上の商号を対外的にも使用するからいけないのだということならば,論理的には「自分自身で実名を選択しておいて」という言い方をすることができるのかもしれませんが,でも,匿名の卑怯者たちから執拗なデマを流されたくなかったら現実社会でも実名なんか名乗らないことだ,といわれても,匿名の陰に隠れて特定の人や企業等を貶めることを良きことと考えている一部の人たち以外には通用しない話ではないかという気がします。

 「実名を表示すること=売名」みたいな感覚もなんだか別世界って感じです。何かを成し遂げようと思ったら,自分が責任主体として名乗りを上げないといけない場面も多いのですけど,そういう人は匿名さんに中傷されて当然,中傷されたくなかったら社会に役立つ活動などしようと思うなみたいな話をされても,困ってしまいます。匿名の陰に隠れてうじうじと他人の悪口を言ったり特定のブログのコメント欄に執拗にそのブログ主や全く関係のない人の悪口を投稿し続けられるようネット社会であり続け欲しいというごく一部の人の要望をかなえる代償としては,ネット上で執拗な中傷を受けたくない人はその種の一部の人に実名を知られないようにひっそりと暮らす人生を過ごすことだ,努々社会の役に立とう等とは考えないことだ,なんて社会にしてしまうのは大きすぎるように思われてなりません。

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