「市場は思うように動かない」からこそ政府は介入する
池田信夫さんが、また,自分の思い通りに動かない人を非難するのにTwitterを活用されているようです。
誤解のないように補足すると、ビジネスマンは経験的にわかると思いますよ。厄介なのは、鳩山・菅のような工学部系や官僚のような法学系。「市場は思うように動かない」という感覚が身についてないから、経済をコントロールできると思って直接介入する。
そうではなくて,ある程度社会のことがわかった大人は,「市場は思うように動かない」という感覚が身についているからこそ,一定の政策目的実現のために政府が介入しなければならないと思っているのではないか,と思われます。むしろ,「小さな政府」論者の方が,市場に多くを委ねれば市場は自分が想定するとおりに動くということを暗黙の了解とされているように感じられます。でなければ,「賃金原資保存の法則」などという,観測されたデータからも乖離する理論を前提に,解雇規制の緩和がさも末端労働者の利益になるかのごとき言動などできないのではないかと思われてなりません。
« 貧困ビジネス | Accueil | 追い出し屋を根絶するために »
L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.
TrackBack
Voici les sites qui parlent de: 「市場は思うように動かない」からこそ政府は介入する:
» ダビング10解除は違法なのか [Mutteraway]
今日の朝日新聞に、ダビング10解除ソフト販売容疑 東芝社員を逮捕という記事がありました。
「テレビのデジタル放送のコピーを10回までに制限する「ダビング10」などを解除... [Lire la suite]
Commentaires